枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。
2021年12月17日に行いました令和3年12月定例月議会の一般質問の項目4をまとめました。
“スポーツの力”で本市のブランド価値を最大限に高めることができると確信しています!
「枚方市スポーツ推進計画」にはスポーツの観点を「する」「観る」「支える」と示しているが、
では、「観るスポーツ」と「健康」の組み合わせの取り組みは?
今年夏の東京2020オリンピック・パラリンピックでは、多くの方々が選手から感動、勇気をもらいました。また、枚方市のゆかりの選手の活躍もあった。続いて、来年2月には冬季オリンピック・パラリンピック、その2年後の2024年にはパリオリンピック・パラリンピック、そしてその翌年は大阪関西万博。東京2020大会が1年遅くなったことにより、大きなイベントがより一時期に集まった状態になっている。
さて、そうした中、今回、スポーツを本市の政策の中心に据えることで、枚方ブランドの価値を最大化させていくべきだという提案をしたい。
本市では、既に「スポーツ推進計画」に示されているように、スポーツは体育と違って、体を育てるということだけでなく、「する」Play、「観る」Watch、「支える」Supportといった観点もあるとされている。
例えば、筑波大学の辻助教の調査にて、高齢者のうつ予防にスポーツ観戦は有効だったとの研究結果が発表されていました。またその新聞報道では、競技場に足を運ばず、テレビでスポーツを視聴するだけでも効果があるとされています。これはまさに「観る」スポーツと「健康」との組み合わせの効果です。そしてさらに、そのスポーツ観戦は、地域への愛着を強めたり、友人との交流頻度を高めたりするとも言われている。
このような「観るスポーツ」と「健康」という観点について、市では現在どのような考えか?
「観るスポーツ」としては、賑わいの創出やまちのイメージ向上を目指している
本市スポーツ推進計画では、健康増進・健康寿命の延伸を目指す生涯スポーツの推進や、各スポーツ団体・企業との連携強化などを取組課題としている。
こうした課題の解決を踏まえ、スポーツによる賑わいの創出やまちのイメージ向上、交流人口の増加などを目指し、スポーツ観戦などの「観るスポーツ」について充実を図っている。
地元スポーツチームの活躍と市内経済の活性化の取り組みは?
先程の答弁では、「観るスポーツ」と「健康」という組み合わせの観点について、「まだこれからだ」というような答弁と受け止めた。今後、そういったスポーツと何かの組み合わせについて、ぜひ研究し、取り入れて頂きたい。
では、枚方市の中で、「観るスポーツ」としての旗印になると私が考えるパナソニックパンサーズやFCティアモ枚方について、3月の代表質問で市長にお聞きした。その際、市長からは、「地元スポーツチームは、本市にとって非常に貴重な存在であると認識している」、また「地元スポーツチームが活躍することにより、市外から多くのスポーツツーリストを呼び込むことができ、市内観光や食事など回遊してもらうことができれば、市内経済の活性化にもつながる」との答えだった。
これについて、市では今年度はどのような取り組みを行ってきたのか?また今後はどのような取り組みを検討しているのか?
市としては、地域経済の活性化を目的に今後も地元スポーツチームの周知につながる取り組みを積極的に行う
地元スポーツチームとの連携について、パナソニックパンサーズとは、7月にオリンピックの男子バレーボール日本代表を、パンサーズの選手と一緒にオンラインで応援するイベントを開催し、来年1月にはホームゲームでの市民応援デーを実施するなど、市との様々な連携を進めている。
他にも、枚方宿地区まちづくり協議会では、京街道沿いの協力店でパンサーズグッズをプレゼントする取り組みを、また、FCティアモ枚方は、市内の商店街との連携により、試合来場者が市内商店街の飲食店等を訪れるきっかけ作りを行ってきた。
こうした、地域や企業と連携した取り組みも進められており、市としては、今後も地元スポーツチームの周知につながる取り組みを積極的に行い、あらゆる主体による取り組みの連鎖を広げることで、地域経済の活性化につなげていきたいと考えている。
“スポーツの力”は、地域経済への影響だけでなく、市民の健康、笑顔そして活力にもつながっていく!
地元スポーツチームとあらゆる主体による取り組みの連鎖を広げることも市の役割としてやっていきたいという意気込みを感じました。
しかし、今後は、地域経済への影響だけでなく、市民の健康、笑顔そして活力にもつながっていくんだということも重要な観点として考えて頂きたい。
“スポーツの力”を信じて、スポーツを枚方市の政策の中心に据えるべきではないか?
私は、この枚方市は、全国どこの市町村にでもあるような金太郎飴のような面白味のない街ではなく、オンリーワンの街づくりを目指さなければならないとここまで考えてきた。これは、市長のいう「選ばれる街」になるということと同じ意味だ思っている。
枚方市には近隣他市にはない、全国でも有数の貴重なスポーツ資源がある。そして、そのスポーツ資源と例えば「健康」、「いのち」を組み合わせることによる可能性は無限大だと考えている。
“スポーツの力”を信じて、今こそスポーツを枚方市の政策の中心に据えるといったパラダイムシフトによって、本市のブランド価値を最大限に高め、「選ばれるまち」になっていくことができる!と私は考えるが、市長の見解を聞きたい。
スポーツの推進、文化芸術などを活用して活性化を図っていきたい
議員仰る通り、枚方市には様々なスポーツの資源があると思う。バレーボール、サッカー、水泳など枚方市ならでは特徴がある。こういったものを活用しながら、スポーツの増進、健康の増進、観光、介護予防とか様々な分野にスポーツは活用できると思う。また、文化芸術といったものも様々な分野において活用できるものと思うので、枚方市としては街の特徴を生かして、スポーツの推進、また文化芸術、こういうものを活用して活性化を図っていきたいと考えている。
【笑顔と魅力のあふれる枚方への提案】
“スポーツの力”で本市のブランド価値を最大限に高めることができる と私は確信しています!
私の提案を市長としては受け止めたと認識しています。
スポーツと組み合わせるという観点では、様々な施策において、市民がもっと前向きに物事を捉えて行動できる機会を生むのではないでしょうか。パラスポーツ、eスポーツにキャンプ、そして健康、福祉、防災、防犯、環境、それに音楽、文化。。。組み合わせることであんな事ができる!こんな事ができる!こんな効果がある!というもの今後具体的な提案していきたいと考えています。
機は熟してきています。他市には絶対には真似できない本市の『スポーツ』資源を活かしましょう。「する」「観る」「支える」という観点で、“スポーツの力”を引き出し、地域経済のみならず、枚方市民の活力をさらに大きなものにし、本市のブランド価値を最大限に高めることができると私は確信しています。
スポーツを市の政策の中心へ。笑顔と魅力のあふれるまちへの提案とさせて頂きました。
これまで1年半の経験から、枚方市を見たときに、市民一人ひとりの活力の創出、にぎわい創出には、オンリーワン政策が求められると考えました。近隣他市にない資源を探してきましたが、一つ見つけたように思います。市長も気づいてくれたように「スポーツ」は枚方の大きな資源だと思います。その"スポーツの力"を引き出し、一人ひとりの今も未来も笑顔にしたい!そして、枚方の街を丸ごと活性化!との思いで質問に臨みました。
スポーツの力をまちのチカラに!「観るスポーツ」の推進を!