嫌われる理由

 


 

 

 

昨日は上記記事のコメントありがとうございます。

 

結構仕事に支障があるので困っていて、黒人従業員が手伝ってくれないので私が力仕事をしなくてはならなかったりしておばちゃんお疲れです。

 

私が悪いのかな、私が繊細なだけ?と思った時もありましたが、嫌われる理由が見つからず、やはり同じように感じる人もいるんだということに安心感。

 

 

イタリア人旦那にも相談しました。

興味深いことを言われたので、もし同じように悩んでいらっしゃる方がいたらと思いまた長くなりますがシェアします。

 

 

旦那の職場は少人数なので、誰かに差別されるとか無視されるとかは滅多にないけれど、あったとすれば4年前の新入社員の時、入社して3か月後、社長から実力を認められて上海、香港の大きなプロジェクトに社長の片腕として参加することになった。(それで私たちは出会いました。)

 

するとある同僚女性が旦那を無視しだした。

嫉妬ですね。

その同僚は何年も勤務していたので、きっと自分が参加できると思っていたのかなと旦那は言います。

その後彼女は辞めて行ったと。。

 

こういうことはきっとどの世界にもあるから、旦那がホワイトだからとか彼女がブラックだとか関係ないと思いますが、あからさまに無視とか社会人としてないですよね。

 

ま、私も香港のホテルで韓国人上司に相当無視されたけど。

なんで無視するんですか?って聞いたら、あんたが仕事できないからよ!みたいにキレられて、

じゃ、教えてください。

というと

見て覚えろ!

といういけずでした。

 

いけずは方言ですか?冷たい人とか、いじわるな人という意味です。

 

彼女は私が嫌いだったんでしょう。そうも目の前で言われたし。

 

 

 

おいといて。。。

 

 

 

そして旦那が興味深いことを言いました。

 

俺はちょっと白人や黒人の気持ちが分かる。

怒らないで聞いてくれよ。

差別とかじゃなくて、君たちの行動は違うんだ。

俺らの文化にない行動をするんだ。

俺はアジア人のいない環境で育ったから、初めて上海に行ったときびっくりした。

行動が軍隊みたいで、目だけがきょろきょろ動いて感情表現がないんだ。

そして行動が早い。歩くのも早い。

ただ、バタバタうるさいんだ。

行動うるさいのに黙っているから怖くてさ。(←LOL)

例えば、イタリアだったらなんか言いながら行動を移すのに、アジア人は黙って行動して、結果は素晴らしいのだけど、結果を見るまで何をしているのか分からなくて不安だった。

 

そして目が細いだろ(←おい)

妖艶でさ。何考えてるか分からないっていうか。。

フレンドリーだけど、壁があるっていうか。。。

軍人みたいな立ち方でスキがない。(←誰に会ったの?)

俺らより体も背も小さいだろ、すごく若く見えるし、子供みたいなのが賢そうに振舞うから戸惑う。

で、実際賢いんだ。賢いと感じると、余計恐怖。

なんだこの無礼な子供、なんでこんなに頭いいんだって笑

 

君と生活を初めた当初、喧嘩が絶えなかった。

今振り返ると、君の文化を知らなかったし、君も僕らの習慣をよく知らない。

 

なんで怒っているのか言ってくれないし、怒っているのかも分からなかった。

顔に出さないだろ、イタリア人は感情を顔に出すし、口も出すから分かりやすいよ。

 

他にも、例えば、君が携帯電話をいじっているだろう。

俺がなんか言う。

そしたら君は顔の位置を変えずに、目だけ俺を見て「そうだね」って頭も一切振らずに言うんだ。

これは俺の文化では失礼だし、怒っているときだけだよ。(これは私の習慣?)

 

その後何度も香港や中国に行くようになって気づいたけど、みんな君と同じ行動をする。

マナー的には、アジアの方が勝っている。

サービスもいい。

ただ、俺達には機械的に見えるんだ。

 

そして多分、日本語から英語に直訳した表現使うだろ。

俺は慣れたけど、君は前振りがなくて、「あれやって、これやって」ってダイレクトにいう。

何様?って思ったときがあった。

(これは男性従業員も私に文句言ってた。)


でも、これは君だけじゃないんだ。

中国のプロジェクトに行くと、同じことを言われたり、される。だから、君たちの文化なんだ。

 

だから、想像がつくね。

今までアジア人なんて見たことのない貧しい国からやってきた移民たちが、君の行動見ると偉そうにみえるんじゃない?


ダラダラ座ったりもしないだろ、背筋伸ばしてピンとするし、きっちりしているから、軍人みたいに威圧感があり、だからその男性従業員は命令されていると思うんじゃない?

 

 

 

 

。。

 

 

 

なるほど。

 

そしたら、これはどうしようもない文化の差で、私はダラダラするな!きちんと座れ!背筋を伸ばせ!頭を振るな!と子供のころから叩き込まれて育っており、変えることはできないから難しい。旦那のように、受け入れてもらうしかない。

 

そしてどちらかというと、私はその中国、香港就労経験が長い。

 

特に本土の人たちは英語が上手ではなかったので、ちょっと覚えた中国語単語を並べたり、できるだけ簡潔に分かりやすい英語単語だけ並べて指示する習慣がついてしまっているので、これは私のせいでもあるな。。。

 

そしてこの気の強さがあったからこそ、海外に出て働いているのである。

私は普通の日本人よりは根性もあり負けん気も強く、自我が強いと自分でも感じている。


負けてたまるかって日頃思っているし、そういう威圧感とか、気迫?が態度に出ちゃっているのかな。。。笑

 

私は英語が今ほどできなかった頃、オーストラリアやカナダ、ニュージーランドで働きましたが、その時は差別を感じたことがなかったけれど、多分英語が分かっていないということもあり、見えなかったことが沢山あったと思います。

 

ただ、分からないながらも、英語ネイティブでない自分が上のポジションに就くには、肌の面や言葉の面でとても難しいと感じ、西洋文化に挫折し諦め、アジアを目指した。

 

 

旦那が、

「アメリカで成功したかったら、アジア的な行動をなくす方がいい。アメリカ人のように振舞え。」

 

とよく私に教えてくれますが、そしたら私というアイデンティティはどこに行ってしまうんだろう。