パロミタライブから一夜明けて…。

 

 

眠い…。

 

 

昨晩は気が高ぶって3時ごろまで眠れなかった。でも朝は朝で朝のお勤めがあるので寝坊はできない。

 

 

それでも事務仕事を粛々と。

 

 

午後一で市内、嵐山光三郎邸へ。若干の業務連絡。夜型の嵐山先生はまだお休みなので夫人に伝え、あとは世間話。お駄賃にジュースをいただいた。

 

 

 

夕方、嵐山先生に電話をしかけて中断。もう相撲中継が始まっている。まだ仲入り前だがどの力士が贔屓かは知らないので万が一でも邪魔をしてはいけない。結びの一番の終了を待って電話。

 

 

業務連絡とともに世間話。話題はこの件。

 

 

塚本やすし絵本原画展「焼けあとのちかい」

 

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さらにはこの本のテキストを書かれた半藤一利さんのこと。嵐山先生は生前の半藤氏と大変に親しかった。元編集者の作家という共通点がある。思わず半藤先生の話で長電話になってしまった。

 

 

昭和史研究の泰斗として知られ尊敬と信頼を集めていた半藤さんが亡くなられたのは2021年1月12日。もう3年半になる。享年90。

 

 

 

 

 

 

 

半藤先生は僕も大好きな作家。編集者時代、何度かご一緒することができた。それは僕の宝物のひとつ。

 

 

下の写真は「新刊ニュース」誌で僕が撮影したもの。

 

 

 

 

この写真を撮らせていただいたのは1996年の春。もう30年近く前になる。半藤さんは当時65歳。

 

 

撮影場所は当時のご自宅近くの古書店、高井戸・豊川堂。

 

 

談笑しながらの撮影。緊張をほぐすため。って、緊張していたのは僕の方。『日本の一番長い日』で知られる大御所作家であり、さらに業界の大先輩。文藝春秋社の重役を退任された翌年だった。

 

 

その日の話題はもっぱらその『日本の一番長い日』について。

 

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敗戦前夜の1945年8月14日から15日の玉音放送までの、運命の24時間を時系列に丹念に追ったノンフィクション。徹底抗戦を主張する陸軍に引きずられ、もう降服しか選択肢がないにも関わらず決断できない日本政府。迫りくるタイムリミット・・・。日本史上最も長い一日を綿密な取材と証言を基に活写した名作だ。

 

 

初出は敗戦から20年の1965年。まだ当事者たちが存命だった時だからこそできた本だ。

 

当時は「大宅壮一編」として出され映画化されるほどのヒットをしたが、実際に調査し執筆したのはまだ30代半ばだった半藤さんとそのチームだ。チームには「アンマンちゃん」と呼ばれるフットワークのいい若手がいた。その人は後に半藤さんの後を継いで日本のエスタプリッシュマガジンの一つである「文藝春秋」本誌の編集長になった。

 

 

そして上の写真を撮影した1996年の春、アンマンちゃんこと安藤満氏は文藝春秋社の社長になっていた。芥川賞直木賞授賞式などでのウィット溢れる粋なスピーチが話題になっていた。「アンマンちゃんはね、若いころから面白かったんですよ」

 

 

そんな雑談をしながら和やかに撮影をした。当時は「保守の論客」というイメージが強くて「もしかしたら怖い人かな」と緊張して待ち合わせ場所である豊川堂に赴いたのだが、そこに来たのは大柄でがっしりとした体躯(東大ボート部の選手だったとか)ながらやさしいまなざしの気さくな方だった。

 

 

半藤さんに次に仕事をお願いしたのは9年後の春。2005年の夏に「戦後60年特集」を組むことになり、管理職として編集担当者をサポートした。「出しゃばった」とも言う。

 

 

 

 

上記の皆さんにそれぞれの1945年8月15日について、その日の思い出を書いていただいた(永さんは「インタビューなら」ということで僕がインタビューした)。

 

 

半藤さんは新潟県長岡市でのその日のことを書いてくださった。「やけあとのちかい」に書かれたその春の東京大空襲で焼け出され、父上の故郷である長岡に疎開しておられた。

 

 

 

そしてこのコラムは次の文章で結ばれている。

 

 

 

まさしく。まさしく。それから19年。世の中は半藤さんが危惧したとおりになりつつあることを感じる。歴史の改竄や捏造が大手を振ってまかり通るようになってしまった昨今。もう一度、半藤さんの本を読み返したいと思う。

 

 

 

 

会期までにどの程度、読めるかなぁ。

 

 

 

・・・もうすぐ開催・・・・・・・

 

8月1日(木)~12日(月・祝)

塚本やすし絵本原画展「焼けあとのちかい」

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8月17日(土)、18日(日)

「YO-EN唄会 黄昏に恋して 2デイズ」vol.20

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