続き。


トレーナーの北、以下K

その先生はAさんより上半身の条件が良くて、下半身はAさんの方が良かったってことなんですかね?

生徒のAさん、以下A
そうなんですかね。
だから、土踏まずもしっかり上げてっていう感じなんですよ。

そんなに私には言わないけど、熱心だから「土踏まずを上げて上げて!」って言うから、上がってない人がいるともう「上げて上げて!」ってすごい言うから、 私も土踏まずを上げちゃうじゃないですか(笑)

上がっちゃうじゃないですか、そんなに言われたら(笑)


私は多分リラックスしてる状態で立ってれば、そんなに脚がねじれたりとかはしないんですけど、ねじれやすい人がいると「土踏まず上げて上げて!」ってすごい言うから、私もすごい一生懸命なんか上げたりとかしてて。


そうするとやっぱり固まりますよね。

だから、先生と同じ条件じゃないと、言ってること鵜呑みにしちゃダメだなって。


優子、以下Y

先生も生徒にやらせてみて、違うなって思う瞬間って、どの先生でもあると思います。   

私でもある。 


ちょっとこれやってみてって言って、この生徒には合わないなって思った時に、一旦、この指導はこの生徒に合ってないんだなと思ったら、これはちょっとミステークだったなと思って、そこは間違いを認めるっていうか。

別に試したことは間違いじゃないんだけど。 

でも、自分のやったことが間違いだったって恥に感じる先生もいるから、そうしたら強行突破しちゃう先生もいるの。

「とにかくやって!私は間違えてないんだから!」みたいな(笑)

どんな良い教えでも、その生徒に合ってないとダメなのに。

A
そうなんですよね、そうなんですよね。

Y
今もレッスンで一生懸命でしょう。
でも今の一生懸命と、その頃の一生懸命は違う。
 
A
でも、それはビートで習って、バレエはリラックスした方が伸びるんだなって納得したから。
優子先生に教わってそう思いました。

筋肉であれこれするんじゃなくって、自分の体の重みに任せた方が伸びるし、なんかそこで出来るぶんだけしかやれないんだってわかりました。


続く。