続き。


パリ・オペラ座バレエ学校。

パリ・オペラ座バレエ学校の生徒は全員、インサイドエッジで立ってます。

誰も小指側に体重をかけていません。

足裏3点ではないということです。

ポワントのインサイドエッジ。

たぶんパリ・オペラ座のリュドミラ・パリエロの足です。


足の内くるぶし側の側面、まさにインサイドエッジから床に下りてます。

これは足の内くるぶし側の側面が足裏の感覚のある人独特の動きです。


海外の一流ダンサーは、足の甲や、インサイドエッジが足裏の感覚があります。


足裏だけが足裏の人は、同じ動きをしたとしてもストンとあっさり下りてしまいます。


左足インサイドエッジで床をこすりながら移動するイザベル・シアラヴォラ。

このインサイドで床をこするような、引きずるような動きが、インサイドエッジが足裏の人の動きです。

インサイドエッジを引きずるヨハン・コボー。

この振付けをしたフレミング・フリントもインサイドエッジで踏む人です。


アリーナ・コジョカルの踏む支点。

ヨハン・コボーが手で押さえているあたりが、踏む支点です。

踏む支点が上手く使えると、みずから能動的に動くのではなく、受動的に動かされている感覚になります。

だからアリーナ・コジョカルがあやつり人形のように動かされてます。


続く。