下はピアニストのアーニャさんの動画の切り抜きです。

ピアノとバレエでジャンルは違いますが、まったく私と同じ話をしてます。



↓アーニャさんとピアニスト丸尾さんの対談動画。

自分がロシア奏法だと自覚してないピアニストもいる。 




バレエも留学する子の多くはコンクール等に出てかなり踊り込んでいます。

留学する子は、上手いから留学するわけです。

上手いということは、その時点でしっかり日本式バレエの基礎を身につけています。
日本で学んだ先生が海外で活躍した先生であったとしても、その先生も土台は日本で作られた上で海外に行った場合がほとんどです。

もう既に踊りの土台が出来上がっていて、実年齢が10代でもバレエ的にはある程度完成された「大人」なのです。
むしろ日本のジュニアは早くに大人になります。
出来上がりが早いと伸びしろはあまりないのです。

質の良いものほど完成に時間がかかるのはバレリーナも一緒です。

結局、海外に留学しても日本家屋の屋根瓦を洋風にしたような感じにしかならないケースが多いのです。

最近は幼いうちからコンクールがありますし、早い段階から難しいことをやらせる教室が多いので、ますます早熟です。

ですから、そういう子が留学しても形だけのワガノワメソッドになってしまいます。
前にも言いましたがメソッドは形だけであればある程厳密になります。

そういった形だけの指導では、上の動画で言われているように「ネイガウスの弟子達は全員違う」という風にはならないのです。

幅が無くなりみんな同じになってしまいます。

それはワガノワメソッドでもロシアバレエでもありません。