続き。


↓人間の体を真上から見た絵です。胴体を輪切りにしてます。「前」と書いてあるのが体の前側です。

黒い点が股関節です。


前回も書いたように、脚のターンアウトは矢印のような感じです。

このターンアウトがおなかの奥に入ってきて、螺旋を描きながら自然と上に上がってきます。


↓そして、ターンアウトは大きくなって体の枠(わく)からどんどんはみ出ていきます。

ターンアウトは枠が無いものです。
無限のエネルギーです。

下も上も斜めも遥か遠く、枠の外の世界をすごく感じます。
途切れることもありません。

四角のようにはっきりと縁取られた(ふちどられた)ものとは違います。
ヴァリエーション等の振りを動画等から覚える時、日本人ダンサーの方がはっきりと振りが分かりやすいのは、はっきりと縁取られた動きだからです。
螺旋ではなく四角だからです。

螺旋は角も行き止まりもなく、無理に張り詰めた力を使わずとも自然に行くべきところに向かっていきます。

それがターンアウトが出来ているということです。

続く。