続き。

倉本さんの他の動画にもバレエとの共通点があったので紹介しておきます。

7:34〜12:12までの内容です。


「拳を握る時は、手の親指と人差し指の間の筋肉に力が入るようにする。」←これは私が言う足の親指と人差し指の間が足裏の軸、フィギュアスケートの刃のラインに立つ。と同じです。

「手の人差し指から肘に細い鋼が入っていて、その鋼は反っているとイメージする。その反った鋼をまっすぐにするイメージで手首をまっすぐ伸ばす。」←私も体の中の細い線とか細い針金という表現をします。
肉体全部を使うイメージではない、ということです。
反っている鋼は、しなった脚と共通していて興味深いです。

「相手と自分の拳の間にゴムひもがついているイメージをもつ。
そして自分のほうに引っ張ってきた拳を相手に向かって放り投げる。重たい鉄のかたまりを放り投げるようなイメージ。」←私の場合は、地球に脚が引っ張られる。
足首を重くしてグランバットマンで放り投げる。
重い足首を放り投げるから、足の軌道が軽い。

バレエも腕の重みを感じることは必要です
重いから自然と体の中心から動かすようになります。
軽いとスカスカな安っぽい動きになってしまいます。

次はこの動画の開始から4:04まで。


以下は倉本さんの言葉。

「拳を硬くしようと思って拳を握れば、前腕に力が入る。
前腕に力が入ると腕は軽くなる。
腕が軽くなると重いパンチが打てない。
拳をしっかり握るとパンチが軽くなる、弱くなる。
だから握ってはいけない、力を抜いてパンチを打たなければならない。
速いパンチを打つには前腕の力を抜くしかない。
体のどの部位にも力が入ってはいけない。」←バレエだと足指が縮むとふくらはぎに力が入って足が軽くなる、軽くなると足を放り投げるように上げることが出来ない。
放り投げられないから足を上げるスピードも遅くなる。

パンチを打つ時は「手が重たくなれ」とイメージする。床を踏むバレエだと「足首が重たくなれ、アキレス腱内側が重たくなれ、土踏まずが重たくなれ、足裏が重たくなれ」とイメージします。

倉本さんは日本人なのに日本人的ではない体の使い方をしているのが面白いです。