ニーナアナニアシヴィリのフェッテを見てほしい。
動足と腕を放り投げられるほどの軸の強さ。
これを雑だと言う日本人も多いけど、この人ほどバレエ本来の機能を持った人はなかなかいない。
形ではない、これが本来のバレエの基礎。
アナニアシヴィリを見て雑だと思う人は踊っててつまらないと思う。
筋肉の力で踊る人のフェッテは遅い。
アナニアシヴィリほど軸の強いバレエダンサーはいない。
全部放り投げることができる。
軸足が強いから動足を捨てられる。
アナニアシヴィリほど受動で動ける人はいない。
アナニアシヴィリは舞台で踊る時と日常生活の姿勢が同じ。
舞台で踊るからってバレリーナっぽい姿勢にはしない。
モノマネ芸人は本人以上に本人っぽい。
これはバレエダンサーにも言えることで、偽物バレエダンサーほどバレリーナっぽい。
自然ではないのだ。
アナニアシヴィリほど自由に踊っている人はいない。
この動画に出てくるのはアナニアシヴィリ以外も受動で踊ってる人ばかり。
アナニアシヴィリの上半身は良い意味で惰性。
ゼレンスキーのまったく力みの無いジャンプは受動。風を切るようなジャンプがかっこいい。
プラテルはすごく繋がっている人。
プラテルは繋がっている方向に張り巡らせる。
力みとは違う張り。
アナニアシヴィリとは違う良さがある。