トロイ・シヴァン(「エンターテイメント」誌インタビュー) | トロイ・シヴァンと、思わずはまった動画や音楽と

トロイ・シヴァンと、思わずはまった動画や音楽と

大好きなホモセクシュアルのシンガーソングライター「トロイ・シヴァン」について、動画や歌詞の対訳などを中心にご紹介します

今回は、トロイ・シヴァンの2018年8月23日のアメリカ「エンターテイメント」誌のインタビューを和訳でご紹介したい。

誤訳があるかもしれないので、ご指摘等もお待ちしている。

原文へのリンクはこちらだ。

【リンク】トロイ・シヴァン(Entertainment誌インタビュー)

「トロイ・シヴァンとの3ラウンド : ポップスターは、内向的なアルバム「Bloom」について(強めの)カクテルと共に祝う」

インタビュアー:Marc Snetiker(2018年8月23日)

トロイ・シヴァンはオーストラリア育ちの、南アフリカ生まれのショーマンである。シヴァンは、ウイルスのように記事やツイートが拡散する、ユーチューブのルーツから成功をおさめてきた。シヴァンの動画はベッドルームの軽快なブイログだ。彼の動画を見て、何百万ものティーンエイジャーのファンが彼を慕い、フォロワーとなった。そしてトロイ・シヴァンは、2015年のデビューアルバム「Blue Neighbourhood」によってメインストリームの音楽上のスターダムに駆け上がった。

このアルバムはムーディーで、物思わし気な新興住宅地のライフスタイル風のポップスである。そしてこれによりシヴァンは、1990年終盤から2010年代初期生まれのジェネレーションZの声を代表とする卓越した存在となった。もちろん、(エンターテイメント業界においてはまだまだ先進的かつ少数派の存在であるが)シヴァンのプラットフォームはゲイであることをオープンにしているティーンエイジャーのロールモデルとしての立場にあることは言うまでもない。

シヴァンはそれ以来、あらゆるスターのコラボレーターとして至るところに姿を現すようになった。これまでに彼がコラボレートしてきたなみいるスターは、アリアナ・グランデとスタジオやステージを共にしてきたほか、テイラー・スウィフト、アレッシア・カーラ、シガー・ロス、ベティー・フー、ゼッド、そしてカーリー・レイ・ジェプセンなどである。シヴァンはまた、活躍を期待される俳優でもある。彼は、オスカー賞候補ともいわれている映画「Boy Erased」に11月に出演する。(また、ユーチューブで見られるが、「X-Men Origins: Wolverine」において主演のヒュー・ジャックマンの幼少時代を演じている。)

(注:「X-Men Origins: Wolverine」におけるトロイ・シヴァンのビデオクリップがこちらだ。)


※Youtubeよりお借りしています。

シヴァンの発言のLGBTQコミュニティにおける影響力は増すばかりだ。視覚的にわかりやすいデジタル上の手腕と、ビデオによる芸術的効果を駆使しつつ、シヴァンの音楽はゲイをモチーフとしたテーマに満ちている。23歳のいま、シヴァンの甘美な思春期は過ぎ去って大人になり、8月31日には内向的な2枚目のアルバム「Bloom」を出し、新たな美点を世界に向けてアピールしようとしている。

「エンターテイメント」誌が思うに、ロサンゼルスでシヴァンがしばしば足を運ぶスポットのひとつであるシルバーレイクの 「Cha Cha Lounge」で、シヴァンのキャリアにおける今後の大きな開花について、3ラウンドに分けて祝ってみるのも悪くない。「エンターテイメント」誌の最新版に掲載された、シヴァンの下記のロングインタビューを読んでほしい。

■ラウンド1:ビール

Q:3年前、あなたのデビューアルバムである「Blue Neighbourhood」において、あなたは「僕はまだ誰にも見出されていない、迷子の少年なんだ」と歌っていましたね。3年が経過しましたがーーあなたはいまも迷子の少年のように感じますか?

トロイ:ある程度はいまもそう思うよ。わくわくすることに、成長や変化というのは永遠に続くんだ。でも明らかに、これまでの人生の中では、いまが一番落ち着いて確信をもって感じられる。同時に、毎日それぞれの日において、自分自身について、世界について、音楽についてすごくたくさんのことを学んでいる。そしてそれはすごく楽しいことなんだ。大きな違いは、昔に比べて少しだけ不安がなくなっているんだと思う。

Q:あなたは、「悲し気なゲイのアルバム」を出すつもりはないとおっしゃっていましたね。そうすると、「Bloom」とはどのようなアルバムなのでしょうか?

トロイ:究極的にいって、愛についてのアルバムだよ。ほとんど全ての歌が、情熱的で切望に満ちたラブソングだ。このアルバムの歌を書くのは楽しかったよ。だって、それ以前には、幸せな音楽を書くというのがどんなものなのかまったくわからなかったんだ。

Q:いまあなたが人生に何を求めているかについて、確信をもって宣言するアルバムであるように非常に感じられますね。

トロイ:すごく前に進むことができたといまは実感できる。このアルバムは、世界中で一番の僕の親友である仲間たちといっしょに制作した。だから、批判的な意見というのはなかった。いっしょに制作したみんなが、僕のすべてを既に理解してくれていた。だから、僕にとって本物に感じられるものを歌で表現するだけでよかった。僕自身の中の、自分でも好きではない面を表現してみても、すごくオープンにいまの自分自身について打ち明けてみてもよかった。ただ、やるべきことをやるだけだ。そして、その結果どうなるかについては、後で向かい合えばいい。

Q:あなたは、使命をもったミュージシャンだと思いますか? あなたが目指した通りの究極的なアルバムを制作することができましたか?

トロイ:実際に、究極のアルバムに仕上がったよ。僕の印象では、僕はすごくいい仕事ができた。どういうことかって? いま僕は、すごく力強く感じてる。最終的に仕上がったものが、アーティストとして思い描いた通りに仕上がったんだ。それって世界で一番満足できることだよ。ずいぶん長い間、どうやったらそれができるのか、どうやったらそこまで到達できるかわからなかった。そして今回、僕の意思は固まり、インスピレーションが湧き、ビジョンに対してすごく真摯に向き合うことができた。

Q:「Seventeen」で、あなたが関係をもつには若すぎたということを歌っている、私の大好きな歌詞があります。ミレニアル世代や、ジェネレーションZにとって、過去の過ちを振り返って「たしかに僕は若いさ、でももっと前にはもっと若かったんだから」と言い訳したりするのは容易なことではありませんね。あなたの音楽における年齢の要素についてどのように考えていますか?

トロイ:ロード(エラ・マリヤ・ラニ・イェリッチ=オコナー)のセカンドアルバムが僕は大好きだよ。ファーストアルバムで彼女が大好きになり、そしてセカンドアルバムを聴くと、すべてを理解することができるんだ。同じキャラクターであり、同じ人間なんだけど、成長してる。僕のアルバムでも同じことがいえる。僕の人生を通じてそうであるといいけどね。

(注:「Seventeen」の歌詞対訳と背景については、過去記事【リンク】トロイ・シヴァンの初めてとは(「Seventeen」で歌われる時代)でご紹介しているのであわせて見ていただければと思う。)

トロイ:常に更新し続けるみたいなものさ。人生における日記なんだ。「Dance to This」で歌ってるのは、いま僕には家があって、10日間中の9日間くらいの夜は、外に出かけるよりは家の中にいたいと思ってる。僕の人生においてはまさにそうなんだ。

Q:「Bloom」についてどんな言葉よりもふさわしいのは、戦慄的なアルバムだということですね。刺激のない日常の中でも、このアルバムを聴くとぞくりとさせられます。スタジオの中で、あなたはどのように、どんなムードを作り上げようとしましたか。

トロイ:僕がこれまで聴いてきたすべての音楽から芽吹いてきたムードさ。僕はいつも悲し気で、メランコリックな音楽に惹かれてきた。アップビートなものもすごくセクシーだし、何を聴くにしても、情熱的でセクシーでインスピレーションを湧かせてくれる。爆竹みたいな一発勝負の音楽を出すことは、僕にはできない。内省的な色合いをもたない音楽を書くことなんて、僕にはできないんだ。だから結果として、ちょっとだけスローで、物思いにふけるような音楽を書くことになる。

Q:あなたのミュージックビデオはたいへん刺激的ですね。あなたの音楽にとって、ミュージックビデオはどのような存在ですか? もしミュージックビデオを作らないとしたら、あなたの創作活動にとって大きな影響がありますか?

トロイ:すごく影響があると思うよ。僕はすごく視覚的に歌を書いている。歌を書くとき、頭の中では常に映像をイメージしているんだ。僕にとっては、ビデオというのは僕の仕事の中で、すごく重要な表現のひとつだ。僕の作る視覚的な映像から、たくさんのことを伝えることができるといいと思ってる。映像なしには、僕はすごく虚しく感じるよ。アルバムのどの歌にも、ミュージックビデオのアイディアが詰まっている。

Q:歌詞や映像でとりわけ誇りに思われるのはどれでしょうか?

トロイ:「What a Heavenly Way to Die.」のセカンドverseだよ。すごくソフトで感傷的な気持ちになる歌詞なんだ。小さなゲイカップルが、すごく歳をとって、互いに皴が寄るまでになる。そして今から60年後に、この歌を聴いている。老人になって、ゲイのボーイフレンドといっしょにこの歌を聴いている。そういうすごく甘美なイメージが好きなんだ。なんでゲイでなければならないのかはわからないけど、僕の頭の中ではゲイなんだ。

■ラウンド2:ブルーハワイ

Q:あなたを「ゲイのアーティスト、トロイ・シヴァン」として位置づけるのは、常にあなたと切っても切れない見出しのようになっていますね。クィアコミュニティを代表し、その称号を受け取ることを、あなたはどのくらい大事にしていますか?

トロイ:人々がそのことを話題にし、そのことを題材として取り上げ続ける限り、それは語られるべき意味のあることなんだと僕はいつも言ってる。そのことについて話をするのはすごく切望されてることなんだ。だからそのことについて話をして、抱きしめることを僕はいつも喜びをもって受け入れている。

トロイ:僕についての見出しがただの「トロイ・シヴァンが歌を出しました」だけになったとしたら面白いと思う?いや、それもいいと思うよ。でも有色人種のトランス女性が人生に誇りを持って道を歩いてきたら、僕はすばらしいと思う。どういうことかって?僕たちはコミュニティとしてすごく多くのことをなしうる。前に進むしかないんだ。僕たちは進み続ける。行く手には、居心地のよくない思いや、傷つけられることもあるかもしれない。でも、そのすべてを乗り越えて、強くあり続けられるという信頼を僕はもってる。

Q:あなたがこの業界において、その話題でとくに信頼を寄せる人はいますか?

トロイ:現在において、活躍している若いクィアのアーティストはたくさんいるよ。それはすごくわくわくすることさ。Kehlaniとか、Kevin Abstractとか、Perfume Geniusとかね。音楽において、すごく驚くべきことをやってのけている、インスピレーションを受けるような人たちというのはたくさんいるから、そういう人たちだと思う。でも正直に言って、ほかのミュージシャンとそういう話をする機会は少ないけどね。

Q:音楽におけるLGBTの表現について、現在の状況をあなたはどのように感じますか?

トロイ:これまでの歴史において最もよい状況だと思うけど、ここまで来るまでにはすごく、すごく長いときがかかったよ。

Q:ランダムなアイディアではありますが、もし違う時代に生きていたとしたら、あなたの創作活動は違っていたものになっていたのでしょうか?

トロイ:もし今の時代でなければ、僕はゲイであることを秘密にしていたかもしれない。そうやって何とかするしかなかったと思う。でもクールなことに、アーティストがけばけばしく着飾ることができた時代もあるんだ。それは僕にすごくインスピレーションをくれる。デヴィッド・ボウイがいた時代もあったし、世界が彼を愛したんだ。

Q:最も魅惑的な気分を感じるのはどういうときですか?

トロイ:僕は僕のママをすごく魅惑的に感じるよ。彼女は若いときモデルだった。彼女が子供の頃、モデルをしていたときの写真や新聞の切り抜きが残ってるよ。ときどき僕は彼女に似ているときがあって、そんなときには僕を魅惑的に感じる。それから、僕にとって一番似つかわしいことだけど、男性性と女性性の間のちょうどいい立ち位置を見つけたときに、僕自身をすごく魅惑的でセクシーに感じる。

Q:「Bloom」はあなたにとってセクシーなアルバムですか?

トロイ:そう思うよ。おそらく、セクシュアルなことについて少しリアルにアプローチしているからだと思う。ファーストアルバムでは、マイルドで快い範囲におさめるようプレッシャーを感じていた。僕は新人アーティストでーー今でもそうだけどーー僕は新人で、ゲイであることをオープンにしていて、まだ若く、セクシュアルなことについては準一般映画の範囲内におさめておこうとしていたんだ。

トロイ:でも今回のアルバムでは、僕はーークィアな人々のための音楽を作りたかった。僕のような人々のために音楽を作りたい。僕自身の人生に起きていることを表現するすごくリアルなものを作りたい。それが、今回のアルバムを制作するときの想いだった。

Q:あなたの両親が、あなたのセクシュアルな意味合いを含む歌を聴くとき、あなたはどんな気持ちですか?

トロイ:僕は気づかぬふりをするよ。僕の両親が僕の歌の歌詞を知ってるとは思わない。僕はそう信じてるし、それが一番いいと思う。

Q:それでは、あなたの両親は「Bloom」という歌が何を歌っているのか知らないのですか?

トロイ:知ってるさ。だって誰もがそのことを議論してるし、母親たちもそのことを話し合ってるんだから。でも、気にしないよ!

■ラウンド3:ウォッカ・トニック

Q:あなたはオーストラリアからロサンゼルスに移住しましたね。最も大きな変化はどんなことですか?

トロイ:ロサンゼルスに移住するのは、正直いってすごくタフな経験だった。いまではすごく満足のいく生活ができているけど、それまではたいへんだったよ。オーストラリアとはなにもかも違っていた。そして、僕の家族や友人とは遠く離れてしまった。僕は誰もがみんなの両親を知ってるような、すごく親密なコミュニティで育った。僕は6人家族だった。そして僕はここに来て、知らない人ばかりで、みんながしょっちゅう旅に出かけて不在にしていた。巨大な都市で、車の運転も覚えなければならなかった。地に足がつくようになるまでしばらくかかった。いまでもその旅路にいることはたしかだけど、僕がすごく幸せに感じられる聖域をここに作ったよ。それに僕は犬を飼ってるんだ!Nashっていうんだけどね。だからよけいに、我が家として感じられるようになってるんだ。

Q:あなたに関わる最も大きな誤解はどういったことでしょうか?

トロイ:僕はオンライン出身だから、僕のことは私生活を公開するパブリックな人物のように思われている。でも本当はぜんぜんそんなことはないんだ。僕が思春期のころ、僕は本当に、自分をすごくプライベートな人間に感じていた。僕は家族や友人との時間と、僕のプライバシーをエンジョイしてる。

Q:ユーチューバーとしてのルーツをもつことはどのような影響がありますか?

トロイ:ファンとの関係だよ。馬鹿げたことに、10年以上もツイッターで僕とやりとりしている人たちがいるけど、それも真実の関係なんだ。それは何よりもうれしいことだよ。

Q:ツイッターに関していえば、あなたのユーモアのセンスは十分に理解されていないようですね。ユーモアは秘密の武器なのですか?

トロイ:そうだよ。僕はいっつも笑ってばかりいる。僕はシンガーソングライターのリリー・アレンに注目してる。インスピレーションの源について聞かれると、リリー・アレンだと答えるよ。彼女の音楽は僕には似てないけど、ウィットに富んでいて、怖れ気もなくからかいを含んだ歌詞を書いている。エイミー・ワインハウスもそうだ。彼女はすごくずうずうしくて、僕は彼女が大好きさ。僕はときどき、彼女たちを見習おうとしているんだ。

Q:最近体験したなかで、夢のような、非現実的な体験はありますか?

トロイ:僕の頭のなかで、トップに来るのは3つくらいあるよ。ナンバーワンは、テイラー・スウィフトといっしょにRose Bowlで5月にパフォーマンスをしたことだ。クレイジーで圧倒的な経験だったよ。だって、テイラー・スウィフトだしスタジアムはRose Bowlだし、僕が経験した中で最も多い60000人の観客の前だし、僕たちが歌っているのは僕の歌なんだ。もし僕が15歳のときに未来のこの瞬間を覗き見ることができたとしたら、僕は制御不能なほど狂喜して泣いたと思うよ。

(注:2018年5月19日の、テイラー・スウィフトとトロイ・シヴァンの競演の映像がこちらだ。)


※Youtubeよりお借りしています。

トロイ:「Dance to This」のミュージックビデオをアリアナと撮影したのがその次の夢のような経験さ。アリアナがアリアナ・グランデ自身であるその姿を目の当たりにするとき、彼女がポップスターとしてのあらゆるすばらしさを見せてくれるとき、それを目撃するのは途方もなくすばらしいことだよ。彼女はレジェンドだからね。

トロイ:そして3番目の経験は、「Boy Erased」のトレイラーを見ることだ。僕が参加した映画で、ルーカス・ヘッジやニコール・キッドマンの素晴らしい演技に僕の歌がサウンドトラックとして流れるのを聴くとき、僕は戦慄を覚えるんだ。

Q:「Boy Erased」であなたが演じるキャラクターは、キリスト教のゲイを治療するセラピー施設に収容されているティーンエイジャーですね。演技の経験によって、あなたはどのように変わりましたか?

トロイ:あの映画の撮影は、とても強烈な時間だった。僕の音楽チームは映画撮影のことを知ってたから、音楽については1か月もの間、遠慮して静かにしていた。何年もの間、そんなことはなかったんだ。だから僕は完全にアトランタでの撮影に専念できた。すばらしい体験だったし、いかしていたよ。ゲイを治療するセラピー施設というのは、演技するだけでもすごく心痛む出来事だった。すごく目が開けたし、僕に挑戦して物事を変えていくための勇気を与えてくれた。

Q:サウンドトラックの「Revelation」について説明していただけますか?

トロイ:僕はアイスランドのシガー・ロスのヨン=ソル・ビルギッソンといっしょにあの曲を制作した。とても優しい曲だよ。自分自身を自由にし、同性の誰かに初めて恋をする瞬間について歌っている。そして、神に罰を与えられたりしないことがわかるんだ。これはオーケイだよね、正しいことなんだ・・正しいことさ、と感じる瞬間を歌った歌だ。

Q:演技におけるあなたの究極のゴールはどういったことでしょうか?

トロイ:僕自身が興味を感じることをやることさ。僕にとっても、映画を見に来る人々にとっても面白いものをやるんだ。オファーを受けたらどんなものでも引き受けるような俳優にはならない。パーフェクトなプロジェクトを見つけて、全力で向かい、オーディションを受けて、自分の力を出し切って、もし役を逃したとしても、それが世界の終わりではない。僕自身のキャリアにおいて追いかけるべきすごくエキサイティングな使命であればいいなと思ってる。僕自身の人生におけるゴールというのは、クリエイターとして人々の信頼を得られる存在になりたいんだ。「ああ、トロイが新しいアルバムを出したんだ。すごくクールなアルバムに決まってる」とか「トロイが映画に出てる。クールだといいな。」とかね。僕は創作活動が大好きなんだ。

Q:あえて聞かせてください:ニコール・キッドマンはあなたの音楽を聴いていますか?

トロイ:うーん・・わからないよ! ニコール・キッドマンは、彼女とキースが僕のファンだって記事で言っていて、すごくかっこいいことだと思ったよ。それが本当なのか、それとも親切で言ってくださったのかどうかはわからないけど。

ここまで、映画、テレビ、音楽、ブロードウェイの舞台、本と大衆文化を対象とする米国の「エンターテイメント」誌による、2018年8月23日のトロイ・シヴァンインタビューをご紹介してきた。

もう一度、原文へのリンクをご紹介しておきたい。

【リンク】トロイ・シヴァン(Entertainment誌インタビュー)

インタビュー中で、最も好きな歌詞が含まれているとトロイ・シヴァンが語っている「What a Heavenly Way to Die.」の動画がこちらだ。


※Youtubeよりお借りしています。

また多少映像は悪いが、2018年9月21日Irving, TXにおける「Bloom Tour」のこの歌のライブ映像がこちらだ。


※Youtubeよりお借りしています。

字幕付き動画がないので、私の勝手な和訳でご紹介してみたい。

■トロイ・シヴァン「What a Heavenly Way to Die.」

Tell each other you're the one
僕たちは互いにひとつなんだ

While we're laying by the poolside, poolside
僕たちがプールサイドに寝そべるとき

Getting tired from the sun
太陽の光に疲れて

Fading in and out of long nights, long nights
長い夜の中で見え隠れする

There's no limit to your love
僕たちの愛に限界はない

East or west we got the north lights, north lights, oh-oh
東を向いても、西を向いても、僕たちには北の光が見える、北の光が、ああ

Takin' it all
すべてを手にしよう

What a heavenly way to die
まるで天国のように、僕たちは死ぬ

What a time to be alive
いまこのときに生きているのは、なんて幸せなんだろう

Because forever is in your eyes
君の瞳に永遠が見える

But forever ain't half the time
そして永遠よりさらに多くの時間が待ち受けているさ

I wanna spend with you, you
君といっしょに過ごしたいんだ、君と

I wanna be with you, you
君といっしょにいたいんだ、君と

I wanna spend with you, you
君といっしょに過ごしたいんだ、君と

I wanna be with you, you
君といっしょにいたいんだ、君と

When our prime has come and gone
僕たちの極上のときが来ては過ぎ去り

And our youth is all but melted, melted
僕たちの若さが溶けていく、溶けるんだ

We can listen to this song
僕たちはこの歌に耳を傾けるけど

So we don't have to accept it, accept it
その歌のことを認めていなくてもいいんだ

Just as long as you'll be home
君さえ家にいれば

In the world we manifested-fested, oh-oh
この世界で僕らは宣言し、歌い踊る、ああ

Just takin' it all
すべてを手にしよう

What a heavenly way to die
天国のように、僕たちは死ぬ

What a time to be alive
いまこのときに生きるなんて、なんという幸せだろう

Because forever is in your eyes
だって君の瞳に永遠がある

But forever ain't half the time
そして永遠よりさらに多くの時間が待ち受けているさ

I wanna spend with you, you
僕は君といっしょに過ごしたい、君と

I wanna be with you, you
君といっしょにいたい、君と

I wanna spend with you, you
僕は君といっしょに過ごしたい、君と

I wanna be with you, you
君といっしょにいたい、君と

Just takin' it a-a-a-all
すべてを手にしよう

Just takin' it a-a-a-all
すべてを手にすればいいんだ

Just takin' it a-a-a-all
すべてを手にするだけさ

Just takin' it a-a-a-all
僕はすべてを手にする

What a heavenly way to die
まるで天国のように、僕たちは死ぬ

What a time to be alive
いまこのときを生きるのは、なんて幸せだろう

Because forever is in your eyes
君の瞳に永遠が見えるよ

But forever ain't half the time
そして永遠よりさらに多くの時間が待ち受けてる

I wanna spend with you, you
君といっしょに過ごしたい、君と

I wanna be with you, you
君といっしょにいたいんだ、君と

I wanna spend with you, you
君といっしょに過ごしたい、君と

I wanna be with you, you
君といっしょにいたいんだ、君と

「What a Heavenly Way to Die.」は、トロイ・シヴァンの最新アルバム「Bloom」の中でも、もっとも奔放に恋人ジェイコブ・ビクセンマンとのいまの幸せが歌われている名曲だと思う。

トロイ・シヴァンは老いて老人になるまで、ひとりの人と添い遂げるゲイカップルのイメージが、とくに大好きな歌詞だという。

トロイ・シヴァンが一夫一婦制の考えの持ち主だというのは、ほかのインタビューでもよく彼が語っていることだ。(【リンク】トロイ・シヴァン(「them.」誌インタビュー)【リンク】トロイ・シヴァン(「Attitude」誌インタビュー)

そして、トロイは、今回のインタビューにおいて、愛する人(ジェイコブ・ビクセンマン)と添い遂げて老後の人生を送ることに甘い夢を感じていることを語っている。

トロイ・シヴァンのアルバムは彼の人生の万華鏡のようなものだと思う。

アルバム「Bloom」のなかには、「Postcard」のように付き合い始めた頃の不安な気持ちを歌っている歌もあるが、名曲「Animal」やこの「What a Heavenly Way to Die.」を聴くと、現在のトロイ・シヴァンとジェイコブ・ビクセンマンのカップル(Tracob)の愛と幸せがいっぱいに歌われていて、幸せな気持ちにさせられる。(「Animal」とその対訳については、過去記事(【リンク】トロイ・シヴァンの今の彼氏(ジェイコブ・ビクセンマン)でご紹介しているのであわせてみていただければと思う。)

「them.」誌のインタビューでトロイ・シヴァンが語っている(【リンク】トロイ・シヴァン(「them.」誌インタビュー))ように、「僕がいつも知りたい、感じたいと願ってきたような、クレイジーで、憶することのない愛。そういった経験を僕はいま、やっとつかみ取ることができている。」

恋人ジェイコブととてもよい関係にあり、そういう段階においてこのセカンド・アルバム「Bloom」を制作していることが、トロイ・シヴァンのセカンドアルバムをすごく成熟して豊かで、セクシーなものにしていると思う。このアルバムはすごく名盤なのだ。


※画像はお借りしています。

■トロイファンのみなさんで、トロイ・シヴァン来日の際、ミュージックステーションに出演してほしい
と思う方はぜひ、トロイファンのみみさんといっしょにリクエストの書き込みをどうぞ!

 みみさんより:
 「前にミュージックステーションに、出演を要望しますって書いてましたが
  やりましたよv(^-^)v 簡単でした。
  ニックネームと性別と年代だけで、書き込みできますので、ぜひ。」
 「>> 「ある少年の告白(Boy Erased)」
  >>  TOHO シネマズ シャンテほか全国ロードショーで4月に日本公開される。
  これ、凄い嬉しいですよね。 しかも4月。
  4月に来日するし、映画のプロモーションも兼ねてるなら、
  ミュージックステーション出演も
  夢じゃないかもですね。 引き続きリクエストしておきますφ(.. ) 」

【リンク】「ミュージックステーション」ご意見リクエスト

■今最も輝くポップ・アイコン、トロイ・シヴァンの来日公演!
(Troye Sivan : live performance in Japan)


<公演情報>
2019年4月24日(水) 豊洲Pit
April 24, 2019, Toyosu PIT (Tokyo)
OPEN18:30 / START: 19:30
オールスタンディング(All Standing) \7,500 (税込・別途1Drink代)
Troye Sivan THE BLOOM TOUR in Japan

【リンク】チケット情報(Ticket information : Troye Sivan THE BLOOM TOUR in Japan)

■トロイ・シヴァン 最新アルバム「ブルーム」
(Troye Sivan : latest album 'Bloom')
Capitol/ユニバーサル(2018)


(収録曲:Song Contents)
1.SEVENTEEN / セヴンティーン
2.MY MY MY! / マイ・マイ・マイ!
3.THE GOOD SIDE / ザ・グッド・サイド
4.BLOOM / ブルーム
5.POSTCARD (FEAT. GORDI) / ポストカード feat. ゴーディ
6.DANCE TO THIS (FEAT. ARIANA GRANDE) / ダンス・トゥ・ディス feat. アリアナ・グランデ
7.PLUM / プラム
8.WHAT A HEAVENLY WAY TO DIE / ホワット・ア・ヘヴンリー・ウェイ・トゥ・ダイ
9.LUCKY STRIKE / ラッキー・ストライク
10.ANIMAL / アニマル
11.THIS THIS / ディス・ディス(日本盤ボーナス・トラック)
12.RUNNING SHOES / ランニング・シューズ(日本盤ボーナス・トラック)

※「ブルーム(Bloom)」は世界各誌で2018年のベストアルバムに選出された大絶賛セカンドアルバム!
「Clash」誌:The 40 Best Albums of 2018・・・「29位」
「The Guardian」誌: The 50 Best Albums of 2018・・・「37位」
「The Independent」誌:The 40 Best Albums of 2018・・・「12位」
「NME」誌:Albums of the Year 2018 ・・・「29位」
「Paper」誌:Top 20 Albums of 2018・・・「14位」
「Rolling Stone」誌:The 20 Best Pop Albums of 2018・・・「7位」
「Slant」誌:The 25 Best Albums of 2018・・・「4位」
「Time」誌:The 10 Best Albums of 2018・・・「7位」

【リンク】TOWER RECORDS ONLINE | iTunes:Bloom
※ボーナストラック(This Thisなど)欲しい方は日本盤がお薦め!

■トロイ・シヴァン ファーストアルバム「ブルー・ネイバーフッド」
(Troye Sivan : first album 'Blue Neighbourhood')
Capitol Records(4 December 2015)


(収録曲:Song Contents)
1.Wild
2.Fools
3.Ease(featuring Broods)
4.Talk Me Down
5.Cool
6.Heaven (featuring Betty Who)
7.Youth
8.Lost Boy
9.For Him (featuring Allday)
10.Suburbia

※「ブルー・ネイバーフッド(Blue Neighbourhood)」は66の国と地域のiTunesで1位、全米ゴールド・セールス(50万枚以上)を記録した大絶賛デビューアルバム!

【リンク】TOWER RECORDS ONLINE:Blue Neighbourhood
※Deluxe Editionの方が少し高いですがボーナストラック(Swimming Poolなど)入ってます

■トロイ・シヴァンのライブ映像からいくつかご紹介を!

〇最新アルバム「Bloom」から代表曲のひとつ「My My My!」

※Youtubeよりお借りしています。


※Youtubeよりお借りしています。

〇トロイ・シヴァンのサンディエゴのフルライブ!

※Youtubeよりお借りしています。

■私の一番好きなミュージックビデオのご紹介!

〇「Bloom」(最新アルバムのタイトルトラックです)

※Youtubeよりお借りしています。

■少々マイナーなのも含め私が大好きな曲を数曲ご紹介!

〇最新アルバム「Bloom」の日本版ボーナストラック「This This」

※Youtubeよりお借りしています。

〇映画「Love, サイモン 17歳の告白」のサントラから、「Strawberries & Cigarettes」

※Youtubeよりお借りしています。
※オリジナルサウンドトラック収録曲(【リンク】Tower Record Online:Love, Simon Original Soundtrack)

〇最新アルバム「Bloom」より前恋人コナー・フランタとの別れを歌う「Plum」(ライブ映像からどうぞ!)

※Youtubeよりお借りしています。

〇ファーストアルバム「ブルー・ネイバーフッド」から名曲「lost boy」

※Youtubeよりお借りしています。

〇ファーストアルバム「ブルー・ネイバーフッド」から前恋人コナー・フランタとのよかったとき「for him.」(ライブ映像からどうぞ!)

※Youtubeよりお借りしています。

〇2014年7月25日にリリースされたアーティストのデビューシングル「Happy Little Pill」

※Youtubeよりお借りしています。
※アーティストのメジャーレーベル最初のEPとしてリリースされた「Tryxye」(輸入版CDあり)に収録されています(【リンク】Tower Record Online:Tryxye

■ディーヴァとのデュエット曲からご紹介!

〇最新アルバム「Bloom」から歌姫アリアナ・グランデとのデュエット「Dance to This」

※Youtubeよりお借りしています。

〇チャーリーXCXとのデュエット曲「1999」

※Youtubeよりお借りしています。
※ワーナーミュージックより配信中(【リンク】WARNER MUSIC:1999

■人気ユーチューバー出身のアーティストのブイログ(vlog)より大好きなショットをご紹介!


※Youtubeよりお借りしています。


※Youtubeよりお借りしています。


※Youtubeよりお借りしています。


※Youtubeよりお借りしています。

■最近一番大好きな動画をご紹介!


※Youtubeよりお借りしています。
※アーティストが「Revelation」について話をした後、2分12秒あたりから歌い始めます。途中泣きそうな顔で歌うアーティストに惚れちゃいます~

■なるべく多くの腐女子のみなさん、ならびに同性愛者やLGBTQのみなさんにブログを読んでいただくことを目指し、ランキングに参加しました。みなさんのご厚情のもと、よろしければ下記のトロイ・シヴァンと恋人のジェイコブ・ビクセンマン(Tracob)の写真に、ぽちっと一押しずつ応援のほどお願いいたします。

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