馬券ジャパントライキャスト -4ページ目

【ダービー】出走馬プロフィール

★(1)ブレーヴハート

 勝ち鞍は新馬、500万下戦だけだが、青写真どおりにダービー出走権を獲得した点は評価できる。やや大事に乗った感のある青葉賞でもきっちりと接戦に持ち込んでおり、大器の評判にたがわぬ走り。新コンビのK・デザーモ騎手も魅力十分だ。

 デビュー当初は、大事を取っていたとはいえダート戦中心。結果的に芝は未勝利のままで、重賞で(5)(3)着と好走していても不安材料には変わりない。能力の高さは間違いないが本格化はしばらく先…という評価もある。現時点の完成度でどこまでやれるかだ。

★(2)ニシノドコマデモ

 東京でオープン勝ち、重賞でも(2)(3)(4)着と好走。ひと息入れて臨んだ青葉賞でも持ち前の末脚を存分に発揮して距離・コースの適性を証明した。内国産種牡馬同士の地味な配合だが、母の半兄には2冠馬セイウンスカイ。弥生賞はディープインパクトに5馬身差をつけられたが、得意な条件に持ち込めば前進できそう。

 その一方で、他力本願の脚質=展開待ちという面は否めない。展開が向けば“どこまでも”伸びそうな反面、なし崩しに脚を使わされるようだと苦しめられそうだ。ひたすら流れが向くのを待つしかない。

★(3)ローゼンクロイツ

 早くから橋口弘次郎調教師に「皐月賞よりもダービー向き」と言わしめていた素材。初の長距離輸送の影響なのか、意外なイレ込みを見せた皐月賞は度外視していいだろう。昨年のダービージョッキー安藤勝己騎手(キングカメハメハ)とのコンビで、橋口厩舎ゆかりの薔薇一族に初のG I タイトルをもたらすことができるか。

 前走9着からの巻き返しは、ここ10年は例がない。広々したコースは合いそうだが、初コースであることも事実。持っている能力を発揮できるかどうかがキーポイント。

★(4)エイシンニーザン

 未勝利脱出以降、積極的な競馬をした時には好走している。母エイシンサンサンは2歳時に重賞を勝って、その後5歳になってから再び上昇気流に乗ってオープン入り。エリザベス女王杯で3着になった。地味なタイプだが、しぶとさはかなり。母の父が凱旋門賞馬でスタミナは十分にあり粘り込みを狙う。

 トライアルとはいえ、前走・プリンシパルSのレベルには疑問符がつく。若葉S、ベンジャミンSの内容も厳しいもの。持ち時計なく時計が速い今の東京の馬場にも不安が残る。まして重賞初挑戦では…。

★(5)ディープインパクト

 上がり3ハロン33秒1という衝撃の新馬戦以来、常に期待にこたえてきた。スタート直後に躓きながら、ケタ違いの能力を見せつけた皐月賞を見る限り、生まれ持った資質は一枚も二枚も抜けている。歴代最多のダービー3勝を挙げている武豊騎手も、自信満々の手応えだ。また、皐月賞、菊花賞をそれぞれ2勝の池江泰郎調教師にとっては、悲願の3冠、ダービー制覇がかかる。

 重箱の隅をつつけば、東京は初コース。牡馬にしては小柄で、もまれた時の心配も残る。全て杞憂に終わる可能性が高いが…。

★(6)アドマイヤフジ

 皐月賞の5着が最も悪い着順。大崩れすることなく堅実な追い込みを身上としている。心強いのは鞍上の福永祐一騎手。すでに今年に入ってG I を4勝しているように、その充実ぶりは目を見張るものがある。例年よりも出走馬の賞金ボーダーラインが下がり、出走することが可能になったツキも見逃せない。

 最大の武器である末脚は諸刃の剣。他力本願な面は否めず、東京向きという印象も、いわゆる“ダービーポジション”の4コーナー10番手以内で競馬をするタイプではない。追い込みがどこまで…。

★(7)インティライミ

 粗削りながら素質の高さは一級品で、まだ底を見せていない。崩れたのは新潟2歳S6着だけで、この時は出遅れに加えて距離不足という面もあった。休養明け以降は、2200メートル以上で走り、明らかにダービーを意識したローテーション。佐々木晶三調教師と佐藤哲三騎手の相性の良さも特筆もので、タップダンスシチー、オペラシチー、サクラセンチュリーなど、G I 路線では欠かせないコンビだ。

 ただ一線級との対戦が少ない点がどう出るか。本格化するのはもっと先のようにも思える器だけに…。

★(8)シャドウゲイト

 重馬場の新馬戦こそ6着に敗れたが、2戦目以降は(2)(1)(2)着。父ホワイトマズルは天皇賞馬イングランディーレを出しておりスタミナ豊富。自分の形に持ち込んだ時はしぶとい。キャリアが浅い分、上がり目も感じられる素質の持ち主で、無欲の先行策が怖い。

 ここ2戦はいずれもスローペースでの逃げ残り。同型馬との兼ね合いや、ペース次第では自分の競馬ができなくなる可能性も十分にある。また、勝ち鞍は未勝利戦だけ。このメンバーに入ると実績では明らかに見劣る。可愛がってはもらえなさそう。

★(9)コンゴウリキシオー

 新馬戦ではディープインパクトの2着。その後は3連勝で重賞ウイナーに輝いた。アイルランド産馬として史上初めて日本ダービーに挑戦。ここ2戦は完敗だが、けいこの動きは絶品で、調子の良さに関しては太鼓判を押せる。

 近2走とも4着以下の馬は、近年では一昨年ザッツザプレンティの3着が最高で、他は掲示板にも載れなかった。一時の勢いはなくなっており、トップクラスとの間にはかなりの力量差。血統的にも距離延長を歓迎できるタイプではなく、マイペースで流れに乗れても厳しいか。

★(10)コスモオースティン

 皐月賞に出走できる状況ながら、あえてダービー路線にこだわってきた。東京の芝2400メートルを2回経験しているのは、メンバー中この馬だけだ。先行できなかった前回は崩れたが、それまではローゼンクロイツやアドマイヤジャパン、シックスセンスらと差のない競馬。本来の先行策を取れれば、アッと驚く大駆けがあるかも…。

 前走が2ケタ着順だった馬は、ここ10年でも4着が最高。切れ味不足は否めない。ダービーは早めに動く馬が多く、力のない先行馬にとっては苦しい展開となりがちだ。

★(11)ペールギュント

 G I で2度1番人気に支持された素質の持ち主。東京コースでも2、4着と好走している。重賞2勝馬は3頭しかおらず、実績ではヒケを取らない。徹底的な追い込み策に賭ける方針だけに、流れ次第では末脚爆発というケースも十分に考えられる。

 2000メートルの皐月賞で6着敗退。母系を見ても距離の壁が感じられる。ここ3戦の6、6、4着という着順を見ても、極端な脚質が響いている印象だ。早くからこの馬の素質を知る小牧太騎手に戻る点はまったく問題なさそうだが、勝ち負けまでは酷か。

★(12)マイネルレコルト

 昨年の2歳チャンプ。折り合いを欠いた弥生賞、打倒インパクトを掲げて積極的に仕掛けて出た皐月賞ではともに負けはしたが、高レベルの(3)(4)着だった。距離延長は、血統的にはむしろ歓迎できる材料。体内に流れるステイヤーの血が開花すれば、巻き返しがあっても驚けない。人気は落とすが、デビュー以来掲示板を外していない堅実さは見逃せない。

 ポイントは何と言っても折り合い。2戦続けて3着以下に敗れた馬は苦戦のデータもあり(過去10年でわずか2連対)、その点も気がかりだ。

★(13)ダンツキッチョウ

 デビュー以来、オール連対を保ったまま駒を進めてきた。連対率100%はディープインパクトとこの馬だけだ。青葉賞馬は、ここ3年ダービーで(2)(2)(3)着と確実に上位争い。すみれS勝ち馬からも、フサイチコンコルド、キングカメハメハが出ており、データの後押しは十分。現実に芝2400メートルを勝っているのはこの馬しかおらず、経験の利で打倒インパクトに挑む。

 前走の勝ち方にやや不満。また2走前と前走で、10キロ以上の馬体減があって巻き返したのはアドマイヤベガ1頭しかいない。成長度が気になる。

★(14)アドマイヤジャパン

 デビューから5戦エリート街道を歩みながら4着以下はなし。特に弥生賞はディープインパクトにクビ差の2着。唯一、肉薄した存在としてもクローズアップされる。皐月賞は勝ちに行った分もあり、3着も見直しは可能な内容。東京コース向きのフットワークも大きなセールスポイントとなりそうだ。

 主戦の横山典騎手が騎乗停止となり、鞍上が直前で幸騎手に変更された。手の内を知り尽くしたコンビばかりが集うレースでは、わずかな差が大きく響きかねない。テン乗りは気になる材料だ。

★(15)シックスセンス

 前走は息の長い末脚を発揮し2着に食い込んだ。ゲート難も徐々に解消し、四位騎手が教育してきたことが実を結びつつある。持ち味の末脚は東京コースで威力を発揮しそうだ。担当する大川厩務員は、アグネスレディー(オークス)~フローラ(桜花賞)~フライト(ダービー)&タキオン(皐月賞)のクラシック一族を手がけてきた大ベテラン。大一番への極意は知り尽くしている。

 善戦はするが、ここまでの勝ち鞍は1つだけ。1勝馬がダービーを制したのは65年前までさかのぼる…。

★(16)シルクトゥルーパー

 3冠馬ナリタブライアンを育てた大久保正陽調教師にとって、最後のダービー挑戦。近親にそのナリタブライアンがいる、厩舎ゆかりの牝系の出身だ。父もダービーを勝ったアドマイヤベガと血統背景は大きな魅力だ。伸び盛りの若武者・松岡正海騎手の手綱さばきにも注目したい。

 勝ち鞍はすべて1600メートル以下。1800メートル以上は【0・0・0・4】と信頼度はゼロ。NHKマイルCからの参戦だがその着順(17着)も問題だ。前走まで3回続けて、中1週で出走した反動も気になるところだ。全ての面で物足りない。

★(17)シルクネクサス

 父グラスワンダーは大レースで無類の強さ。一時は調子を落としていた印象だが、ここ3戦は大崩れなく掲示板を確保。タフネスぶりを見せつけている。逃げ差し自在の脚質で混戦も苦にしない点は、フルゲート戦で強みになる。ベンジャミンSのような積極策を期待してみたい。

 昨年7月のデビュー以来走り続けて、そのキャリアは14戦。豊富な経験は混戦での武器になる反面、上がり目の乏しさにもつながる。出走馬の多くと手合わせを済ませており、力の序列はついた感も。逆転は難しい状況だ。

★(18)ダンスインザモア

 前走は大外から堂々勝負を挑み8着。1秒差は悲観する内容ではない。元来はじっくり差しに構えて持ち味を発揮するタイプ。東京コースでも勝ち鞍を挙げており適性は十分だ。デビューから、しっかりと間隔を開けたローテーションを守っている点も好感。自分の形に徹すれば巻き返す余地は十分にある。重馬場2勝で馬場が渋ればさらに台頭の余地が出てくる。

 敗れた2戦が2000メートル。血統面では問題なく思えるが、現実的には距離延長に不安。前走で地力の差は明らか。距離の壁とどう向き合うか。

ダービー(29日、東京10R、G I 、3歳OP、芝2400m、前日発売)

1 ブレーヴハート 57 デザーモ
2 ニシノドコマデモ 57 田中勝
3 ローゼンクロイツ 57 安藤
4 エイシンニーザン 57 柴田善
5 ディープインパクト 57 武豊
6 アドマイヤフジ 57 福永
7 インティライミ 57 佐藤哲
8 シャドウゲイト 57 小野
9 コンゴウリキシオー 57 池添
10 コスモオースティン 57 武幸
11 ペールギュント 57 小牧
12 マイネルレコルト 57 後藤
13 ダンツキッチョウ 57 藤田
14 アドマイヤジャパン 57
15 シックスセンス 57 四位
16 シルクトゥルーパー 57 松岡
17 シルクネクサス 57 松永
18 ダンスインザモア 57 蛯名


サンスポ・コムhttp://www.sanspo.com/upper.html  より抜粋


第35回高松宮記念 登録馬

2005年 3月27日() 1回中京8日目 仮想出馬表
11R 第35回高松宮記念
4歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 1200m 23頭立

B枠馬 印 馬名 性齢 騎手 斤量
仮 1 アドマイヤマックス 牡6 -------- 57 
仮 2 ウインクリューガー 牡5 -------- 57 
仮 3 カネツテンビー   牝6 -------- 55 
仮 4 カルストンライトオ 牡7 -------- 57 
仮 5 $キーンランドスワン 牡6 -------- 57 
仮 6 キョウワハピネス  牝4 -------- 55 
仮 7 キングオブサンデー 牡9 -------- 57 
仮 8 ギャラントアロー  牡5 -------- 57 
仮 9 クリノワールド   牡4 -------- 57 
仮 10 コスモラブシック  牡6 -------- 57 
仮 11 ゴールデンキャスト 牡5 -------- 57 
仮 12 ゴールデンロドリゴ 牡8 -------- 57 
仮 13 $シルヴァーゼット  牡4 -------- 57 
仮 14 スリージェム    牡4 -------- 57 
仮 15 タマモホットプレイ 牡4 -------- 57 
仮 16 $ナイキアヘッド   牡6 -------- 57 
仮 17 ブイヤマト     牡6 -------- 57 
仮 18 ブルーショットガン 牡6 -------- 57 
仮 19 プレシャスカフェ  牡6 -------- 57 
仮 20 マイケルバローズ  牡4 -------- 57 
仮 21 メイショウボーラー 牡4 -------- 57 
仮 22 ロイヤルキャンサー 牡7 -------- 57 
仮 23 ワンダーシアトル  牡6 -------- 57 

【中山牝馬S】

【中山牝馬S】
ヘヴンリーロマンス、得意距離で!
 〔本紙の狙い〕ヘヴンリーロマンスを中心視した。前々走は展開不向きで、前走は牡馬相手のダートのGIとここ2戦の敗因は明白。阪神牝馬Sのレース内容から、牝馬同士では力上位の存在だ。最近は1マイルでの実績が目立つが、1800メートルは過去3勝。距離延長はむしろ歓迎といえる。前走減っていた馬体は回復しており、仕上がりもいい。ウイングレットが相手の筆頭。距離、コースともベストだが、しぶった馬場は得意ではない。レクレドールが▲。4カ月ぶりになるが、調整量は十分。決め手の生きる展開になれば、一気に浮上する。




★最新ナマ情報

 フルゲートのハンデ戦で難解なレース。展開ひとつでどの馬にもチャンスはありそうだ。芝に戻って巻き返しを図る阪神牝馬S馬ヘヴンリーロマンスは、9日の追い切りで栗東DWコース・1ハロン11秒7の好時計をマークしている。「前走のフェブラリーSで減った体(16キロ減)は戻っている。集中して走れれば好勝負になる」と山本調教師は強気。末脚が切れるタイプだけに、あっさり突き抜けても不思議ない。

 関東馬の筆頭格は芝1800メートルで2勝を挙げているウイングレット。11日は主戦の田中勝騎手を背に坂路を2本上がった。「ここ目標に仕上げてきた。今朝も勝春さんは『いい感じだよ』って言ってましたからね。2走前のターコイズSと同じ条件で、斤量も55キロ。当然期待しています」と牧調教助手は力コブ。待望の重賞初Vは目前だ。

 4カ月ぶりの実戦となるレクレドールは昨秋のGIIローズSの覇者。坂路を主体にじっくりと乗り込んきた。「力は出せる状態に仕上がっている。ハンデの55キロは問題ないし、末脚が生きる展開なら…」。池江郎調教師は鞍上にデムーロ騎手を迎えて上位争いを狙う。また僚馬のチアフルスマイルとチャペルコンサートも好調をキープしている。

 3歳時にフラワーC(GIII)を制したマイネヌーヴェルは【3.1.2.0】と中山コースでは安定した成績が光る。11日は坂路1本を消化。「追い切り後も変わりないよ。口向きなどまだ課題はあるけど、末脚の生きる展開ならいい競馬になると思う」と伊藤調教助手は久々の重賞Vを期待。

 (1)番という絶好枠を引き当てたユキノスイトピーはマイペースで逃げればしぶといタイプだ。中山コースは2歳時に赤松賞(芝1600メートル)で勝っており相性もばっちりだ。「抑える競馬もできるが、単騎ですんなりと行ければしぶといよ」と須貝調教師は一発を狙う。

 ブライアンズレターは昨秋からコンスタントに使っているが、疲れるどころか、さらに地力を増している。「以前に比べて一生懸命走るようになった。重賞でも牝馬同士なら楽しみだ」と大久保正調教師。

 初芝で違った一面を見出したいオルレアンは角馬場で微調整。「芝は1度使ってみたいと思っていた。マイペースで走れれば…」と伊藤圭調教師。

 中間に好調教を連発しているジョリーダンスも格上挑戦となるが、素質はオープン級のものを秘めている。「斤量面でも有利だし、楽しみにしている」と堀調教師は密かな期待。



★中山競馬場の馬場と天候

 芝は先週に引き続きAコースを使用する。金曜の降水もそれほど大きな影響はなく、芝・ダートともに良の予想。芝のコンディションは引き続き良好で、水分を含んで程よくクッションが効いた、速い時計が出る馬場。ダートは標準級。◎降水確率=午前0%、午後10%。

 ◆馬場造園課 「芝は先週、大雪が降ったために除雪作業を行いましたが、大きな損傷もなく概ね良好です」

岡部騎手引退

岡部騎手引退
 中央競馬を代表する岡部幸雄騎手(56)が引退する。中央競馬歴代トップの2943勝をマークする一方、10年間も騎手会長の重責を果たしてきた。馬優先主義の姿勢を貫いて日本の競馬に大きな影響を与えた名手が、10日、東京・港区のJRA六本木事務所で行われる記者会見の前に本紙に独占手記を寄せた



 名手が38年間の騎手生活に別れを告げる。

 岡部騎手は1月23日の中山10Rをダイワインディアナで勝ったのを最後に、55連敗(ラスト騎乗は2月20日東京12Rウインドヴェイン11着)。1回東京開催の4週間8日をまったく勝てずに終わり、予定に入っていた2月26、27日の中山競馬の騎乗予定をすべてキャンセルした。

 周囲には「やめるかもしれない」と言いながらも、気持ちは揺れていた。右ひざの手術などで399日間の休養から昨年1月25日に復帰。1年フルに乗れなかったにもかかわらず、JRA60勝を挙げて東西総合16位、関東8位と年齢、長いブランクを考えれば、驚くべき成績を残した。JRA重賞は勝てなかったが、12月23日の名古屋競馬の交流GII名古屋グランプリで、ワイルドソルジャーとコンビを組んで絶妙なペースで逃げ切り、関係者、ファンをうならせた。それだけに、自身は「(気候が)暖かくなれば」の思いもあった。その一方で、復帰して勝てなかった時の怖さも感じていた。

 福永洋一、柴田政人ら、馬事公苑騎手課程“花の15期生”といわれた史上最高レベルの世代の出身で、中央競馬歴代トップの通算2943勝。昭和59年には空前絶後のベストホース・シンボリルドルフとのコンビで、史上初の無敗の3冠を達成した。平成7年1月14日にはプレストシンボリで新馬戦を勝ち、増沢末夫・現調教師を抜き歴代単独首位に立つ通算2017勝。1998(平成10)年にはタイキシャトルで、フランスのGIジャックルマロワ賞を勝った。53歳の14年にはシンボリクリスエスで秋の天皇賞を勝ち、JRA騎手最年長GI制覇記録を樹立した。また、柴田政人が平成7年2月に騎手を引退後、日本騎手クラブ会長として重責を果たしてきた。

 輝かしい実績もさることながら、外国に行くのが大変な時代から米国を中心に外国に盛んに足を運び、“馬優先主義”の姿勢を身につけ、日本の競馬を大きく変えた。偉大な騎手は、今度は後継者の育成に-。岡部マインドを継承する有望な若手の登場が待たれる。


サンケイスポーツ独占手記 より

藤田騎手が再治療で入院

藤田騎手が再治療で入院-復帰は1カ月後
 日本中央競馬会(JRA)は28日、昨年10月のレース中に落馬し、右鎖骨を骨折した藤田伸二騎手(栗東・フリー)が再治療のため札幌市内の病院に入院すると発表した。復帰は1カ月後となる見込み。