酒は涕か?ため息か? …いや、血と汗と情熱だな。  | “Mind Resolve” ~ この国の人間の心が どこまでも晴れわたる空のように澄みきる日は もう訪れないのだろうか‥
    
    
既に4月中旬の話なので速報ではないんだけど、
その手の業界では今、最も新鮮。ホットな情報だ。
    
    http://www.sakesamurai.jp/news.html
    I.W.C.2007日本酒部門 吟醸酒、大吟醸酒の部 金メダル受賞。 新潟県内は一品のみ。 
    
    
米を原料とした酒。日本酒を造ってるメーカー、会社、蔵元ってのは
今でも日本に いっぱいある。
むかしに比べ飲む人が減ってきたので、全国2千軒以下になって
米づくりが盛んな新潟県内も、つい5年前は100軒以上あったけど
今では90軒を切るかも知れないな。
佐渡もかつては、こんな小さな島なのに14軒もあったらしいけど
昨年までは6軒。今年の春からは5軒になっちまった。
俺が冬場に勤めさせてもらっている蔵元は
日本全国の新酒鑑評会でも県内最多連続金賞受賞蔵 なんだけど
様々な味と種類でつくられた酒を国内百貨店の酒類売場ばかりでなく
欧米をはじめ東南アジアにも拡く海外出荷にも力を入れている。
(成田空港国際免税店限定吟醸酒やエールフランス航空ファーストクラス機内酒とか
 あと、ベトナム空港の飛行機の中にもあったりする。)
 
健康がどーのこーの」「カラダに優しいなどの
最近の神経質な日本人の純米酒ブームがどうなっていようと
外国の人たちは ここ数年、非常に日本酒に興味を示すようになってきている。
実際、春から秋にかけては、蔵元にも
ホンモノの味を探す外国のお客さんが多く訪れるようにもなってきた。
    
そこいらに流れる水がキレイで、空気も澄んでいて
今はまだ都会ほど汚染された地域が少ないので
島内各地で作られる米が本土のブランド米より旨いのは当り前
なので、同じように作られた酒米で造られる地酒も、
道路でも建物でも過剰なまでに発達した地域で造られる代物より旨いのは当然だよな。
んで、日本酒の種類には戦後になってから、
「2級・一級・特級」などの区別がなくなって、今では一般的に普及している清酒として
普通酒という分類にあるレギュラー酒というのが、昔でいうところの2級酒。
無糖加とか…その仕込にも いろいろある。
それ以外の清酒…ちゃんとした米を遣って更に丁寧に醸造した酒というのは
本醸造、純米、吟醸、大吟醸という感じで、
日本酒というのは大きくわけて5つほどの分類がある。
(純米吟醸や原酒、古酒、生酒…など、細かい分類をするときりがない。)
それは、仕込む米、酒米の磨き具合。精白度。精米の%によって決められている。
http://scrapbook.ameba.jp/gods-sake_book/
20世紀後半から市場で流行ってる合酒ってのは、ほとんどが
そういう米を精米した痕のカス。要するにコメヌカに様々な食品添加物クスリを加えて
全面的にオートメーションで作ってるような酒なので
手づくりに命かけてる側からすると、
あんなもんは日本酒じゃねぇし、長い目で見て人体にヤバイ…かも知れない。
新橋ガード下のオッサン、 気をつけてな。
ゴ~セイシュは安い焼酎や機械で造るだけの八方酒(?)より
飲む人の飲み方によってはカラダに・・・かもな。長い目で見て。
決して、自然ではないだろ。どう考えても。
まず、世間様の大衆意識。そういうのを飲む人の心の問題でもあるけど、
「あ~あ、もうどうでもいいや!なるようになれ…」
捕まらなければ何やったっていいな
「自分が生きてるだけで この世は終わりでもいいや!」

などという程度の最近の日本人の多くにみられる、
もう生きるためには遣い物にならない旧い常識やシキタリにしがみついてるような連中 の場合。
成酒に限らず、何を飲んでも喰っても、自分の肉体に不必要な不純物や毒素を
体外に排泄する機能が鈍ってるような人々
これからの時代、神経質に健康を気遣うほど、その肉体を思い通りに動かすことが困難になってくる。
嘘だと思うなら、このままやっててみな
生命保険のプラン通り自分が他力本願に長生きしたい望む方向には なんねぇから。絶対に
人間が生きる、生かされている絶対条件にある「食べる」ということは
この自然界において、知識ではないんだ。
http://scrapbook.ameba.jp/foojicha_book/entry-10003856904.html
どっかの製薬会社が未病という言葉の意味 をちゃんと理解せずに
それをカネ儲けのために利用してても、今の日本人の高齢化社会に
自分の人生を投げ出したために惚け老人になった人が増え続けることを止められるわけじゃない。
肉体は心の容器だ。精神の醜さは徐々に、肉体の変異・変貌・変容に反映される。
ヒト一人。この世で死ぬことも産まれることも
その肉体の崩壊と精神の分離も、
次なる再生の約束とその道筋も、
太陽の熱も、風も、地も、水も、光も、その恵みの、どんな資源の利用や再利用であろうとも
無から有に変わるエネルギーは、必ず無に還る物事の道理の中にある。 …この解釈は奥が深すぎるか?)
今の地球上に生息する人類のうち、
必要以上の教育を重んじて、その生活が過剰な科学の発展に追いつけない文明人は
そこから外れて生きようとすればするほど苦しくなる。
 
戦後の高度経済成長の世の中では 
あらゆる企業が時代に合わせ、軍事産業から平和産業へ乗り換え
人の心も変わり、街の色も匂いも変わり、
20世紀末までは、素晴らしい日本という国を
国際社会の頂点にまで昇らせることができた。
今の高齢者のみなさんも一生懸命に頑張ってきた。
ところが、月 満つれば、即ち欠く。
頂点に昇りつめたモノは、どんな者でも、一旦は下へ落ちなければならない。
どんなに強い者でも、いつかはトップの座を退かなければならない。
沸騰したお湯も油も、そのままいつまでも燃え盛ってはいない。
必ず、冷める。これは、誰も手も足も出ない、自然界の道理。
科学も、教育も、医学も、世界経済も、宗教も、その道理を
地球上で変えることは不可能。
人間は完成された不死生物にはなれない。
そして今や、その著しい発達は飽和状態を迎え、水を買うにも、空気を買うにも
人の生き方や心を重視する環境への配慮や健康産業へ変わってきた。
 
今から何億年か前、草も樹木も、水も空気も、
あらゆる恵みが備えられた場所へ人類が誕生した地球上に
当初は、この自然界になかった物。自然界にありえない形のモノ。
それは「情報」にしても、ヒト一人が生きるためには必要以上の知識にしても 
今ほど、自然の摂理の邪魔立てになるようなモノが身近な場所で溢れかえり、
それに溺れ、踊らされ、疲れ果てる人間の悩み苦しみもなかった。
今の時代、何の加工食品も、どんなに丁寧に味が調えられたジャンクフードも 
それが見た目にも味覚にも「おいしい」と思って食べる物ほど
出すべきものを出せない現代人にとっては栄養ある物ほど毒かも知れない。
まさに、健康産業公害 だ。 
タバコを吸うよりも兇い…かも知れない。
速効性ある猛毒でないにせよ、長い目で見ての劇物。
大勢の命を本来きめられた寿命から外す、致死量の高い「知識」という毒素。
食毒【しょくどく】 も、必要以上の知識・経済・美貌も、己が生きるためには敵になる。 
ある一定期間(50~60年の間)、今後は益々、ヒトが癌になる確率が高くなり、
日本人の癌の死亡率はあがることになる。
眼を醒ますには、まだ時間がかかるかもな。 
 
黒船来航時代へ遡る明治・大正・昭和の常識を21世紀まで引きずった
日本人常識ほど脆い壁もなく、そこに今まだ しがみついて生きている人も多い現実社会では
根本的に、人間の創られ方の基本がなってない。その心も。身体も。
…これらについては後日、誰にも否定できない事実を具体的に明確にした内容を公開する。
天にツバを吐いて、それを避けながら自然界に突っ張って生きてるような人 は、読めば即、呼吸が止まる 
というエネルギーを放出して書いてる。覚悟しときな。 誰? 
    
んまぁ、男なのに酒を飲めない最近の日本人の一部の若者や
未成年の方々にも判りやすくいうと、
豪勢酒…じゃなくって
俗にいう合成ってのは、量産型ガンダム。「GIM」とかいうのか? 
実際、そういうもんを呑んでる人の息子にもオタクやヒキコモリも多いかも知れないしな。
まぁそんなところだ。
世の中、酒の世界にも、ホンモノと偽者チックなモノの区別・識別・判別をハッキリさせた方がいい。
除ユウの藤原ミチザネさんがテレビCMでもナンタラカータラなんてのが
数字を追い回す情報化社会の既製品や量産品として
前年の売上率をどこのスーパーで確保させられようとも
ワタシも食べる料理には、一升瓶の清酒。
 旦那に飲ませるのは、酔っ払えやぁいいんだから、コノ安いので十分

というような主婦の方々が現代日本に何十万人いようとも
俺が勤めさせてもらってる蔵元では、
品質管理もすべてにおいて徹底的に丁寧な本物志向。気合がちがう。
そんな、粗末な紙パックに容れてるような「日本酒モドキ!」は造ってない。
そんなのやってる暇はないんだ。わりぃけど。
    
この6月から週に何回か 
蔵元で製品づくり(その他)のアルバイトをやらせてもらうことになった。
今年の稲刈り時期を終えた10月からの酒の仕込みがはじまるまでは
杜氏さんの仕事のお手伝い はないんだけど
こんな野郎でも「来てくれ」といわれて仕事があるってことは、
感謝。働く場所があるってことは、ありがたい。
人間、自分の肉体を使って動いて働けるうちは幸せだよな。
    
    
    
    
    今日の一曲。
    今の時代、日本の最高級な酒の
    本物の味と香りも知る、我等がTetsuya Itami で 
    
     時代爺(じだいや) 明治時代の最後に生まれた爺さんの唄  
    
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