スピシュ城からの最高の光景を見ながら、最高の気分に浸っていた僕。

すると、昼飯後に一気に城まで登ってきたせいか、急に腹痛の気配が・・・。


「あっ、これ、やば~」

と体の状況と、村までの距離(正確にはトイレまでの距離)を冷静に分析。


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「こんな時に限って、便器ははるか遠くだ・・・」


それでも、「15分は我慢できる!」

という根拠のない自信を持ち、急いで丘から降りることにした。


すると、坂を勢いよく降りたせいか、予想外に5分もたたないうちに限界が・・・ガーン

ちょうど小道の脇に眼をやると、平原に奇跡的にも小さな茂みがあるではないかっ!

さらに偶然にも、ワインボトル1本がすっぽり入りそうな深さ20cm程度の穴がある。

僕はあらぬことを考え始める・・・。


「イカン!イカン!ここは世界遺産だ」


すでに限界に来ていた僕ではあったが、会社で教わった

「限界と思ったその先に本当の限界がある」

ということを思い出し、再度、丘を降りる決断を下した。


がっ、10歩ほど歩みを進めたところで、限界のさらに限界の領域にたどりついた。


うんちチョイ漏れっ!うんち


チョイ漏れっ!なんて言うと、女子高生が使いそうなカワイイ言葉に聞こえるが、

事態は一層、深刻だった。


チョイ漏れっ!すると、次に起こる症状は以下の2つだと思う。


1つは、少し楽になって、10分程度は我慢できそうになるパターン

もう1つは、汚物がさらに黄門様から出ようと、ズンズンと突いてくるパターンだ。


残念ながら、今回の僕の症状は後者だったグッド!


「部長、僕、限界の先の境地で悟りを開きます」


10歩、後に下がって、先ほどの茂みにしゃがみ込んだ。

ワインボトル程度の穴は、もはや世界遺産の一部ではなく、

僕にとっては便器にしか思えなかった!


だっふんだ~!


せめてもの救いは、あたり一面は牛の糞を肥料にして農業をしていて、

常に異臭が漂っていたことだ。


僕の汚物も土に帰り、そしてまた恵みの雨を降らせてほしいと切に願う!


それにしても、本当に人がいない素晴らしい世界遺産。

僕の現場は別にして、是非、中欧訪問の際には、

このスピシュ城、記憶に入れていただき、候補にいれてほしい。

これもせめてもの償いとして、切に願う!

プレショフの町をバスで出発すると、もうそこは田園風景。

スロヴァキアは山岳小国であることを印象付ける風景。


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「そんな田舎に何を見に?」

と思うかもしれないが、1時間弱もバスに揺られ、村に着くと、

遠くにこんなものが見えてくる。


「ん?なんだこの天空の城のようなものは・・・」


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すでに廃墟となって修復もされていない城。


緑いっぱいの平原と丘の上に、中欧で最大級の城が朽ち果てた状態で残っている。

周りに何もないのが、いやがおうにも存在感を高めている気がするな~。


これは世界遺産にも登録されているスピシュ城。


まるで城を守るかのように建てられている民家。

その民家城壁の隙間を地元の人に連れられて、すり抜ける。


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城を見渡す位置へ。


「奈良の若草山のてっぺんに城が立っている!」


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丘と城の絶妙な風景と、誰一人、観光客も地元民もいない景色に、

「うわぁ~おっ!」と興奮して少々、小走りしてしまった。


ここからは老体に鞭を打って、一応、てっぺんまで。

ただ、門が閉ざされており、今は入れないようだ・・・。


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城から村を見下ろした風景も、これまた格別。


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ただ、城って敵に「将軍はここにいますよ」って言っているようなもので、

戦闘施設としては僕はどうかな?と思っている。どうでもいいか・・・。


風が草にこすれる音や、時折、遠くの村から子供の甲高い声が聞こえてくるくらいに、

ここは静寂な場所だった。火照った体を石に座って休め、誰一人としていない

スピシュ城を独り占めしつつ、最高の時が流れていた、

はずだった・・・。


続く・・・。

予定では、ブダペストからIC(インターシティー)で直行、コツシェへ、

というイメージだったが、ハンガリー国内の駅で、乗り換えのICだった・・・。


さらにICに乗るには、座席予約の特急券みたいなのが必要のようで、

それがなく電車に乗り込んでいた僕は、現金もなく、少々、問題を起こしてしまった。


全く同じ問題を起こしていたノルウェー人はブツクサ言っていたが、

こういうケースは素直に謝って、笑顔で対応するべし!

彼は最後まで納得できない様子だったし、駅員もホトホト疲れた感じだった。


そんな彼と乗り換え駅で2時間もコツシェ行きの電車を待ち、

本日2本目のICに乗り込んだ。


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ただ、このICは予約券は必要なかったし、要不要の判別が

僕は未だに理解できていない・・・。


コツシェ行きの電車が来たものの、なぜか彼は1等車両に乗り込んだので、

「それは無理だって」、と言ったものの、大丈夫だ、言ってくる。

僕は彼だけ気持ちよく1等車両に行かせてやった。


案の定、20分後には車掌さんの検閲が来て、彼は僕のいる2等車両に戻ってきたが、

「FUCK!」やら、「STUPID!」やら、またブツクサ言い放ち、ふて寝していた。

たまにこの手の外国人はいるのだが、コツシェで薬学を学ぶノルウェー人、

決して憎めない奴だった。


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初のEU国同士、それもシェンゲン条約締結国同士での国境越え。

一体、国境はどうなっているのだ?というちょっとした疑問があったので、

国境の町から列車が発車してから、車窓を注意深く見ていた。


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が!ホームすらないこの駅がスロヴァキア国内の最初の駅だと気づいたのは、

後に鉄道マップを見てからのことだった・・・。


つまり、パスポートチェックはおろか、「WELCOME to SLOVAKIA」

の看板すらなかったということだ。

セルビア→ハンガリーの醜い国境越えとは時間も負荷も大違い。


僕は確信した。「国境はなくせる」


僕は夕方過ぎにコツシェへ着いたものの、そこで宿を取らず、予定変更。

さらに30分ほどバスに乗り、今いる町「プレショフ」へ着いた。


ちなみに、スロヴァキアはチェコ・スロヴァキアから独立し、

首都はブラチスラヴァ、第2の都市がコツシェ、そして、第3の都市がここプレショフ。

旅をするまでは、どれも知らなかった町だしょぼん

人口はたった500万~600万人程度で、通貨は今年1月からユーロへ移行。


激重荷物を背負ったまま、安宿探しに手間取るものの、なんとかチェックイン。

徒歩30秒でメイン通りへ出てみると、日曜日だけあって、人はまばら・・・。


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洞窟のようなレストランでビールとイタリアンを食し、今日は帰宅した。


と言うのも、このペンション、1泊45ユーロを公定レートとしているだけに、

部屋にあるシャワー室にサウナ機能があったりと、快適過ぎるのだ。

(実際は2泊で55ユーロで宿泊)


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ピシャ~と背中と脇腹あたりに放水がぶち当たるのがなんともきもてぃ~グッド!

更に、音楽のボタンをポチっと押してみると、音楽が流れ出すんだから、

これまたグッド!。滝に打たれるようにしばし、瞑想してしまった。


よくよく考えると、最低でも3日に一度は移動し、

生活する町が変わり、寝るベッドが変わっている。

楽しんでやっていることとはいえ、なかなかすごいな。


プラショフには2泊。その後はクラクフ4泊という予定です。

どなたかのコメントにもあったように、ヨーロッパの町は古いものを

上手に残りつつ、町の景観を全体として保全している。


晴天に恵まれれば、建築に興味のない僕でさえも、何を見に行くわけではなく、

住宅街をぶらついては、町の風景を楽しめるんだから、ブダペスト恐るべし。


世界一周的人生記~素晴らしきこの地球~ 上の写真のような建物は僕の感覚では、美術館やらだと思ったが、

ほとんどは住居。市内の住居の多くはこのタイプで、中にはいると、

ちょっとした庭園を取り囲むように部屋があるといった具合。

外観は古いが中はリノベーションされていて、綺麗な部屋が多いと思う。


世界一周的人生記~素晴らしきこの地球~ ただ、それでも立て直したのか?外壁を含めてリノベーションしているのか?

どちらかは分からないが、明らかに古さを取り除いた建物もたまに見かける。

その境目が上の写真なのだが、全く違うことがよく分かる。


ちなみに、ブダペストの市内で僕が満足できそうな部屋を借りたとしても、

僕が東京時代に支払っていた豚箱1Kマンションの半額程度で、かつ、

面積は原たいらさんに倍!


地下鉄3つ分を歩いて、たどり着いたのは、まさに僕にぴったりの広場だった。


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「ヒーロー広場」


ここでは、子供がインラインスケートをして遊んでいたり、

大人も、足にバネをくっ付けた機械で飛ぶようにして遊んでいたりと、

随一の観光地でありながら、遊び場ともなっている点には驚いた。


さらにその奥には公園やら温泉やら動物園やら城などがあり、

水たばこを吸ったりしながら、土曜日の昼間を思い思い過ごしている

外国人の姿が見られる。


世界一周的人生記~素晴らしきこの地球~ 世界一周的人生記~素晴らしきこの地球~



とにかくブダペストはあらゆる面が素晴らしい印象で3日間が終わった。

エクセルファイルに書き込まれた予定では、4泊の予定だったのだが、

急遽、見たいものが次なる国スロバキアに見つけてしまったので、

迷ったけど1泊をそこに当てることに・・・。


これから、ブダペストからスロバキア第2の都市、コツツェへ移動します。

コツツェで2泊した後に、ポーランドのクラコフ入り、アウシュビッツ見学です。


日程が詰まってしまって、ルート上では飛び地に位置し、移動時間もかかる

ポーランドの首都ワルシャワへ行くのを諦めよう!と思ったのが、

僕は重要な1つの事実に気づき、エクセルファイルからワルシャワを

削除できずにいる・・・ガーン

ブダペストというのは、おもしろい町だ。表現がなんとも難しい。

今まで訪ねたことのあるヨーロッパの町ともどこか違う。


中世の世界がぎっしり詰まったプラハと、それが肥大化して近代化したミラノ。

このちょうど中間に位置しているような気がしている。


僕はプラハもミラノも大ファンだが、どっちとも違うブダペストのファンになりつつある。

僕の旅のスタイルが昔の短期旅行時とは変わっているせいかもしれない。

ブタペストという町は、ミラノのようにそれなりに大きな都市でありながら、

プラハのような細かい芸当を持っている。


かの有名なドナウ川の向こうには中世の王宮が堂々とそびえ立つし、


世界一周的人生記~素晴らしきこの地球~ 町を歩けば、オペラハウスを筆頭に歴史ある大きな建物が次々と姿を現す。

この辺はミラノチックだな~と思っている。


世界一周的人生記~素晴らしきこの地球~


ちなみに、観光地にもなっているオペラハウスでオペラ鑑賞をしようと、

チケット売り場へ行ってみたものの、来週の火曜日まで、SOLD OUT!


メイン通りやその脇道には、ずら~とレストランやカフェが並ぶわけだが、

最近はその手のところに1人で入ることはしていない。

ヨーロッパだと1人では入りずらいってのが一番なのだけど、

特別、その土地の食事や音楽が提供されない限り、単なる高い食事になるだけだしね。


食事のことは脇に置いておいて、最近、東欧へ来ていい感じだな~と思うのは、

ホステルやカフェ、バーのなんとなくのアットホーム感、居心地の良さ。

世界一周的人生記~素晴らしきこの地球~ 世界一周的人生記~素晴らしきこの地球~



ブダペストで泊まっているホステルは大きな建物の1室を間借りしていて、

ホステルにしちゃってるタイプ。今のホステルはたったの4室で居心地最高グッド!


ベオグラードでもドミトリー含めて4室程度の宿に泊まっていたけど、

ヨーロッパにはこの手のアパート間借りタイプの宿が多くあるみたいです。

中南米の無機質な大規模ホステルと違って、家に住んでいるのと同じで、

設備や雰囲気などが素晴らしい。リオとブエノスで体験した南米ドミトリーでは、

ラテン系のブラジリアンやアルヘンティーナの酒を喰らった後の朝帰り、

及び、トイレでのリバースなどに悩まされたが、こうして、

体調を管理でき、旅だけに集中できる環境はありがたい。


そんでもって、夜はメイン通りで優雅に食事を楽しんでいる欧米人には混じらず、

(正確には混じれず)、お得意の「一人バー飲み大会」を楽しめる。


世界一周的人生記~素晴らしきこの地球~


ブダペストには上記の写真のようなメイン通り外れると、

少し薄暗い路地に人知れず、数多くのバーがある。


遠くに見える看板のネオンを発見しては、どんなバーだろう?と、

歩みを進め、隠れ家的なお店を偶然に発見する楽しみは、

小道が多いプラハと似るところなのかもしれない。


僕が期待しちゃうようなハプニングバーなんてのはないと思うが、

きっと自分に合ったバーが見つかるはずだ。僕はUEFA杯をやっていた

一軒のバーに立ちより、最近、積極的に飲んでいるワインをたしなむ。

写真では分かりずらいが、「こんなでっかいグラスじゃ、全部飲めないよ~」

と思いながら、全て飲めるのがワインというものであるワイン


世界一周的人生記~素晴らしきこの地球~ 世界一周的人生記~素晴らしきこの地球~



バンコックでnaree兄貴と心地よくワインガブ飲みして以来、

この味の違いが分からないワインで酔うことにはまっているのだパー


先日のUEFAチャンピオンズリーグの激闘はきっちり欧州時間で観戦。

今回は【KIEvsPSG】という、なかなかお目にかかれない対戦だったが、横のフランス人と

PSGのゴールキーパーの見たことのないオウンゴールにゲラゲラ笑いながら、

会話をする。そんなことも、小さなバーの楽しみなのかもしれない。


今日も3日連続でバーへ通ってしまい、【INTERvsJUV】の首位決戦を観戦。

途中でスタイル抜群の超美女がお酒の注文に何度かやってきたところを激写!


世界一周的人生記~素晴らしきこの地球~

それがなんと店員にバレてしまい、告げ口をされてしまう・・・。

「やば~ガーン」と思うものの、彼女の方から、なんと、

「かんぱ~いビールの日本語が!


「私、日本人クラブで働いているの」という彼女は、

日本人なら誰でも憧れるような美貌とスタイルの持ち主で、かつ友好的だった。

これは相当、日本人に儲けさせてもらっているに違いない。

それゆえ、僕も事なきを得たのだが、JAPANマネーはこんなところでも威力を発揮する。


快適な宿で高速Wi-Fiが使えるのにも関わらず、わざわざ外へ飛び出して、

居心地の良いカフェでラテにチョコパンと共にWi-Fiを楽しみたくなる。

ネット中毒で引き篭もりバックパッカーの僕には、

アットホームでカフェ天国な一面はブダペストの魅力の1つになる。


世界一周的人生記~素晴らしきこの地球~


何かと「ハニカミ・コミュニケーション」が多いアジアと比べて、

東欧の人々は心地よい積極性のある親切や雰囲気作りがうまい。


「Have a nice day!」 ブダペストでは町中で聞こえる挨拶だ。

何気ない日常の中に人との関わりが自然と生じるのは、

海外では当たり前のことかもしれないが、僕には素晴らしく感じる。


「とにかくブダペストが気に入ったパー


7月からブダペストに住もうかと思い立ち、早速、アパートの目星まで付けてしまった。

ベオグラードも捨てがたいのだけど、食と酒の充実が大きな差を生んでいる・・・。

ポルトガルのリスボン到着後の予定がますますこんがらがってしまった・・・。