私の各部署とのミーティングはちょっとほかとは違うかもしれません。
まずミーティングの時間は、1回につき30分から1時間以内に決めています。30分より短いと、コミュニケーションの意味が薄れ、1時間より長いと集中力が切れると考えるからです。45分くらいで終わらせることを意識しています。
そしてミーティングの目的はアイデア出しや情報共有ではなく、「進捗確認」が目的。「先週はこれを進め、今週はこれをやっています」という報告を、自分自身で報告してもらいます。その報告を、リーダーである私がしっかり聞く。リーダーが意見を言うのでなく、リーダーが聞く。この「聞く」という行為が、アドバイスをすることや叱咤激励をすることよりも、その人のやる気を高め、次の進捗を進める原動力になると、なにかの論文で読み、それを実行しています。
また「報告は自分自身で行う」ということも、とても大事だと思っています。自分の声で話すということは、その話を一番最初に聞いているのは、「自分の耳」です。相手に聞かせていると思いがちですが実は自分もその話を聞いています。自分にも聞こえているので、自分に聞こえの悪い報告はしたくありません。とはいえ虚飾した報告をすればそれを聞いた自分も罪悪感にさいなまれます。自分にうそをついて報告をするにも、数回続ければ自分が嫌になりうそも減っていくと思います。その結果、真実に近い報告をすることになると考えています。
また自分で言ったことは自分の耳が聞いているので、自分の頭にも入り頭に残ります。自分で言うことで言ったことを覚えておくことができ、それを頭の隅に置きながら仕事をするので自然に言ったことを意識して仕事をすることになります。
昔小学校で教科書を声を出して読む「音読」をたくさんやっていましたが、その効果と同じなのかなと思います。声に出すことで、頭の中でその言葉を明確に理解することができます。
自分の報告を声を出して行うことで、その報告を自分の頭に刷り込み、それを意識しながら次の仕事をしていく。それをリーダーがしっかり聞くことで、報告者のやる気を高め次の仕事に進んでいく。この短い会議を毎週毎週さぼらずにやって、さぼらずに報告を聞くことが、実は成果につながっているのだと、強く感じています。私はこれこそが社長の仕事なのではないかと思って毎週の会議に臨んでいます。
雑誌『経済界』に「注目企業」として掲載されました。








