まずは、音楽に関心がなかった私がback numberを聴くためだけにスピーカーを購入したっていうお話です
10〜20代はライブやフェスに行くくらい色んなバンドが好きだったんですけどね
バンドブームが過ぎ去り、シンセサイザーで作るような打ち込み系の曲ばかりが流行した頃から邦楽の興味が薄くなっていき、昔ほどは音楽を聴かなくなってしまいました
だから音の善し悪しもこだわってこなかったんです
こんなにback numberの曲が好きだ〜って言っているくせに、音がこもってると思いつつ古いスピーカーで聴いたり、面倒だとスマホに取り込んだ音源をそのまま聴いていました😅
それがなのです
最近になってようやく曲を聴く意識が変わりました
初めてのback numberライブで物販スペースにいた時に、重低音がズンズン響いてくる大迫力の『大不正解』が聴こえてきました
ライブのリハーサルの音が漏れてきたのかと思ってしばらくその場で聴いてると、アルバム『MAGIC』の曲を流していただけだったんです
私も同じ音源を持っているのに全然違って聴こえてくるのに衝撃を受けました
そしてその後、『怪盗』がリリースになって、初めて車で『怪盗』聴いた時も音が違って聴こえてきたんです
キラキラした音がより多く立体感を感じるというか、音が粒だって華やかというか…
スピーカーでこんなに違うんだなって改めて思い知りました
という経験から、家の中で幸せな心地でback numberの曲を聴くためにスピーカーの購入を決意したのです
決意と言っても、転勤族の賃貸暮らしのウチの場合は騒音も考えなくちゃいけないので選択肢は少なくて
条件は、重低音の音をある程度感じつつ依与吏さんの声がクリアに聴こえること、キッチンのカウンターに置けるくらいのサイズであることの2つです
家電量販店の店員さんのお話からとネットの口コミを見て選んだのがコチラです
【SONY SRS-XB33】
値段は16000円ほど
Bluetoothスピーカーで操作が簡単です
軽量なので外にも持ち運べるし、防水性が高いのも特長でお風呂でもOKです
スピーカーの中ではコンパクトで価格も安いほうだと思うのですが、これまで使ってきたスピーカーと音がまるで違います
私と同じように、back numberの曲が大好きでありながら直接スマホで聴いている方は是非店頭で試し聴きしてみてください
「ヤバ〜い❣️」ってますます曲の素晴らしさを感じますよ🤩
本格的なスピーカーだったらどんな音なんだろうと想像も出来ませんが、今はこれで大満足です
あ〜でもいつかテレビを買い替える時には本格的なスピーカーがやっぱり欲しいです
そしたらライブDVDも臨場感があって大迫力の音で聴けるんですよね
夢が膨らみます(*˘︶˘*).。.:*♡
そうそう、高性能イヤホンでもやっぱりこんなに違うんですかね?🤔
とにかくですね、こんなに暑ぐるしくback numberの楽曲について書いてきたのに音について無頓着過ぎました😅
このスピーカーで聴くどの曲も低音が響いてくるからよりカッコいいんですが、やっぱり『大不正解』はめちゃくちゃイイです(ライブ会場で聴いたものとは比べものになりませんが💧)
『ARTIST』『MOTTO』『高嶺の花子さん』とかのビート感のある曲はホントにカッコよすぎて、スピーカーがあるキッチンに張り付いてしまいます
それと、驚いたと言ったら依与吏さんに怒られそうですが💦
back numberの原点という『重なり』というインディーズの曲がこんなにカッコいいのかと今頃気づいて、これまた衝撃でした
そしてバラード曲も全然違って聴こえるんです
その代表として今回は『雨と僕の話』という曲を紹介します
2019.03.27リリース アルバム『MAGIC』に収録
『雨と僕の話』
雨の交差点の奥に
もうすぐ君が見えなくなる
おまけのような愛しさで 呼び止めても
傘を叩く音で 届かないだろう
終わったのさ ただ 君と僕の話が
エンドロールは無い あるのは痛みだけ
ついに呆れられるまで
直らないほど馬鹿なのに
君に嫌われた後で
僕は僕を好きでいられるほど
阿呆じゃなかった
今となれば ただ ありきたりなお話
言葉にはできない そう思っていたのに
終わったのさ ただ 君と僕の話が
エンドロールは無い あるのは痛みだけ
どうして ああ どうしてだろう
もとから形を持たないのに
ああ 心が ああ 繋がりが 壊れるのは
君が触れたもの 全部が優しく思えた
例外は僕だけ もう君は見えない
今となれば ただ ありきたりなお話
言葉にはできない そう思っていたのに
終わったのさ ただ 君と僕の話が
エンドロールは無い あるのは痛みだけ
終わったのさ ああ あるのは痛みだけ
リリース時のインタビューです
――「雨と僕の話」のプロデュースは亀田誠治さんです。2ndアルバム『blues』の「エンディング」以来となります。
清水 なんの因果か、亀田さんにお願いするのはどうしようもない男が主人公の曲っていう(笑)。
原曲を送って、ある程度アレンジ終えて帰ってきた時点で、歌詞はまだ出来てなかったんですが、これは思いっきりネガティブなこと言いたいんだなって、久々にネガティブスイッチが入って、救いのない感じにしました。
もともと最初の頃はそういう歌が多かったんですけど、ずいぶん変わってきたなあって我ながら驚きます(笑)。
基本的には耳に入っていくものもポジティブであるほうがいいとは思うんですが、この歌に関しては、どうしようもないってことをきちんと歌いたかったんですよ。
そういう歌にするために何回も書き直しました。
――歌もとてもエモーショナルです。
清水 結局、この人(歌の主人公)は怒っているんですよね。
人から呆れられることにも、呆れることに慣れてる自分にも。
こういうダメさがいいというか、ライブの時に、やっぱりどうしようもないなって思いながら歌ってる時が一番しっくりくるという(笑)。
人の幸せを願う歌ももちろん歌っていきたいんですけど、ひたすら、だめだなあって歌を歌っていると、落ち着くというか、穏やかな気持ちになるんですね(笑)。
この曲を聴くと、あるブロ友さんを思い出すんです
そのブロ友さんはback numberの曲のほとんどを聴いていて、back numberだけでなく色んなアーティストをも聴く、きっと本当の音楽好きな方なんですね
そのブロ友さんがこの『雨と僕の話』がすごく好きだと言っていて、 私は好みが渋いなぁ、さすが目のつけ所が違うなぁと思い、意識的に『雨と僕の話』を聴くようになりました
たしかにこの曲と依与吏さんの歌声がベストマッチに感じてどんどん素敵な曲に思えてくるんです
back number好きなブロ友さんにはこんないい影響も受けたりして本当にありがたい存在です
特に、YouTubeにあるライブでのこの曲は情感溢れる素晴らしいパフォーマンスで、この曲をYouTubeにアップさせているのも納得です
依与吏さんの"ダメな男の哀しさ"を表現する歌声と、和也くんと寿くんの苦悶の表情からも世界観を大事にするバンドだということが伝わってきます
"聴く人が好きな解釈で自由に聴いて欲しい"というメンバーの思いがあって、音源ではあえて感情を抑えていると何かのコメントで見た記憶があります
だからステージでは音源よりも世界観に深みが出てより素敵に感じるのでしょうか
新しいスピーカーでは『雨と僕の話』の依与吏さんの声がより透明感があって、しっとりと艶っぽく聴こえるんですよ
でもそれだけじゃなく、改めてback numberの魅力を感じることができました
この曲のような、曲の世界に惹き込まれるような美しいバラードの中にも、ポップで可愛らしい曲の中にも、ロックバンドらしい骨太なビートがベースとなって、絶妙なバランスで心地よいバンドサウンドが作りあげられていることに気づけたんです
たぶん、これが私がback numberの楽曲をこよなく愛する理由かもしれません