こんにちは、田端整体院の田端です。
「介護の仕事をしているんですが、腕が上がらなくなった患者さんを何人も見てきて…正直、他人事じゃないんです」
先日いらっしゃった方が、施術中にそうポツリとおっしゃいました。ご自身もまだ四十肩というほどではないけれど、腕を上げるときにわずかな引っかかりを感じることがあると。仕事柄、その先にどんな状態が待っているのかを、誰よりもリアルに知ってしまっているからこそ、不安が大きいのだとおっしゃっていました。
「まだ痛いってほどじゃないんです。でも、なんとなく怖くて」
この感覚、実はとても大切なサインです。
四十肩は、ある日突然発症するように感じられるかもしれませんが、実際にはその前段階として、肩関節まわりの筋肉が少しずつ硬くなり、可動域が狭まっていく期間があります。「なんとなく引っかかる」「腕を上げるとき、一瞬つっぱる」といった小さな違和感は、まさにその入り口にあたることが多いんです。
ここで見過ごしてしまうと、ある日を境に、腕が思うように上がらなくなってしまう。長袖の服が一人で着られない、後部座席の荷物に手が届かない、髪を洗うときに痛みが走る。そうなってから「あの時のあの違和感が始まりだったんだ」と気づかれる方を、私はこれまで何人も見てきました。
そしてもう一つ、多くの方が抱えていらっしゃる悩みがあります。
「姿勢を良くしようと胸を張ると、今度は腰が疲れてしまうんです」
猫背や巻き肩を直そうとして意識的に胸を張ると、反り腰になって腰に負担がかかる。逆に腰をかばおうとすると、また肩や背中が丸まってしまう。まるで、どこか一箇所を直そうとすると、別の場所にしわ寄せがいく。逃げ場がないような感覚になってしまいますよね。
これは、体の使い方だけを部分的に直そうとしていることが原因であることがほとんどです。肩、背中、腰は、それぞれ独立して動いているわけではなく、筋肉の連動によって支え合っています。どこか一箇所だけを「意識」で無理に矯正しようとすると、必ずどこかにしわ寄せがいってしまう。これは、あなたの意識や努力が足りないからではなく、そもそも部分的な矯正には限界があるということなんです。
大切なのは、全身の筋肉のバランスを見たうえで、どこが本来の役割を果たせていない「サボり筋」で、どこが無理に頑張りすぎている筋肉なのかを見極めること。そのうえで、体全体が自然と良い姿勢を保てる状態に整えていくことです。
「今はまだ大丈夫」
そう思える今だからこそ、できることがあります。痛みが強くなってから動くのではなく、小さな違和感のうちに、体の状態を知っておくこと。それが、この先の暮らしを大きく変えていきます。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
〒372-0818 群馬県伊勢崎市連取元町114−18
ホームページはこちら
地図はこちら
