デシャップと聞いてお分かりになる方はいらっしゃいますか?
デシャップとは、レストランで厨房とサービス(ウエイター等)の間をやり取りする
とても重要なポジションです
今日のような満室(午前中は7室の空き)の日であれば、
夕食時には、調理場は大混雑になります
その際に、料理の盛り付けチェック、オーダー通し、器のチップ(破損)がないかの確認などを行うのが、
デシャップです
大きな旅館の場合は、デシャップを中番と呼ぶところがあるそうです
うんちくを披露すると、
そもそも中番とは、
もともと「何番」というのが、旅館での仕事の役。
その責任者が「番頭」というわけです。
例えば、駅前で客を迎えるのは「旗番」。
客をお部屋で接客するのが「花番」。
そのほか「下足番」「風呂番」など、言葉だけは聞いたことがあるかと思います。
では、「中番」とは、
もともと「中番」とは、旗番のように外で働く「外番」に対し、
中で働く仕事を「中番」と総じて言っていたり、
勤務時間を区切る時「早番」「中番」「遅番」として、
おおむね日中働く人たちを中番と言うこともありました。
が、狭義で現在「中番」というと、
調理場と各フロアの配膳室(今ではパントリーといいます)の連絡係。
調理場の料理をパントリーまでタイミングよく運び、必要な指示をする係のことを指します。
旅館の料理は、数品ずつ運ぶいわゆる「会席料理」ですから、
中番が料理を運び、花番が配膳するまでのタイミングが重要になってくるのです。
ここで私のうんちくは終了です。
最後に、デシャップとは、Dish UPの略
以上です
こちらは、今年の元気な新卒の女性スタッフ
客室係りに配属し、頑張って難しい料理通しをしています
和食の調理場は怖い というイメージがありますが、
内の調理場の兄さん達はすごくいい人ばかり
旅館の良さは、スタッフ間の連携の良さ(コミュニケーション)が
一番のKEYです