「あの日 あの時 世界の街角で」バカブンド -7ページ目

「あの日 あの時 世界の街角で」バカブンド

ブラジル移民から世界放浪 若い頃にフラッシュバック
消せないアルバムの話。

週2回の市場へ仕入れ、パリ郊外のランディス市場に行く。

 

夜中の2時に出て、朝の6時位には戻る。

 

夏は暖かくていいが、冬は寒くて本当に「きびしい」

 

市場は広く、ヨーロッパ中の食料品が揃う。

マッシュルームの種類の多さは驚き、そして、外の皮が真黒で中が白い大根。

食材が多くて「楽しく、大変、面白い」

 

仕入れが終わり「市場のバールで飲むカフェオレと、タルティンヌは最高」

 

パリの5月の朝6時前、朝日がシャンゼリゼ通り照らし道が輝いている。

 

黒人の労働者達が、通りの一面に水を流し掃除をしている。

 

この時期のこの時間のパリ「ステキ以外の言葉がない」

 

あのシャンゼリゼ通りの朝「今でも忘れられない、青春の朝とでも言うのかな」

コーヒーの香り、モカが好きだ。

 

この町の通りの外れ、10人も入れば一杯の店。

 

とても綺麗とは言えない、でも、モカの香りが良い。

 

フランクフルトを離れる時、最後にモカを飲んだ。

 

夜10時に町を出て、ミューヘンに向う。

 

コーヒーの香りは、町の思い出と一緒に心に残った。

グレーハンドでの夜の旅。

 

夜11時、ニューヨークからナイアガラまで行った。

 

数日前まで、ニューオリンズで仕事をしていた。

 

ニューヨークを出た後は、暗い道をナイアガラを目指す。

 

バーボンを飲みながら、思いにふける。

 

あの男、あの女、みんな良い奴らだった。

 

知らずに寝てた。トイレ休憩の店は、西部時代の様ないい感じ、又、酒を飲んだ。

 

夜が明ける。巨大な滝の前に自分が小さい、これからどうしよう・・・。