休みの朝のパリ「昨夜の酒が少し残っている」
起きるのはゆっくりだが、お腹は空いてくる。
アパートのそばにあるレストラン「ここのポーチドエッグが旨い」
普通のポーチドエッグだが、添えて有るマヨネーズソース「これが旨い」
「フランスパンとカフェオレ、バターとのコンビネーション」
何気ない休みの朝飯だけど、やはりパリはオシャレだと思う。
「本当に美味しい」何気ない朝御飯に俺物語がある。
今でも味と香りは「忘れられないフラシュバック」
休みの朝のパリ「昨夜の酒が少し残っている」
起きるのはゆっくりだが、お腹は空いてくる。
アパートのそばにあるレストラン「ここのポーチドエッグが旨い」
普通のポーチドエッグだが、添えて有るマヨネーズソース「これが旨い」
「フランスパンとカフェオレ、バターとのコンビネーション」
何気ない休みの朝飯だけど、やはりパリはオシャレだと思う。
「本当に美味しい」何気ない朝御飯に俺物語がある。
今でも味と香りは「忘れられないフラシュバック」
いつもの朝、俺はブラジル人のカマラーダと一緒に畑に向かった。
初夏を迎えるこの季節、朝もやで赤いバラは神秘に見える。
香りは「何て言うのか、芳潤で清々しい」
その時、カマラーダの一人の若い奴が何か叫んでいる。
彼の方に行くと「クイダード、クイダード」
俺は彼に「ケ コイザ」
彼は指を指して、又 「クイダード」と叫んだ。
俺は指の先を見た「何かいるのかな」「変な音がする」
シャリシャリシャリ 俺にそう聞こえる。
「クイダード アキ」又 彼が叫んだ。
俺の足元の所に、小さな黒い蛇がとぐろ巻いていた。
俺はその蛇が余り大きくないので、捕まえ様と手を伸ばした。
「ノー ノー クイダード!!」彼が大声で叫んだ。
その時、その蛇が飛んで俺の方に来た「あー」
「一瞬の事」何とか避ける事が出来た「プッシャビーダ」
この蛇は鈴蛇と言い毒蛇だ「助かった」
でも、怖い事より「あの朝もやの赤いバラの方が思い出」
「不思議だな、色と香りが今でも消えない」
昨日のお酒が残ってる朝 ピン〜 ポ〜ン
「こんな朝から誰だ」
「おはよう」「あっ おはよう どうしたの?」
「昨日はありがとう 楽しかった」
昨日の夜、遅くまで飲んで遊んだ女の子だ。
「コルネットを一緒に食べよう」
ローマの朝はコルネットにカプチーノ、昨日の話で時間が過ぎた。
彼女の住んでいる寮はすぐ側。少し昨日の余韻が戻る時間。
「あの時はどうしたの?」
「えっ 忘れた」「ずるいね」「昨日の夜の私は 別の私」
「日本の彼氏 思い出した?」
「ねえ 今はその話はいい」
「わかった。そうだ 俺はローマの友達の約束したんだ」
「そうだ 約束は守ってね」その時の彼女は俺の友達。
二人で部屋を出て散歩、近くにシルクマッシモがあり歩いた。
「ここは映画のベンハーを撮った所 知ってた」
「可愛い」思わず呟いた。
「ずるい」昼のローマはどこもカップルが多い」
「俺たち どう見えるかな」
「どう見えたい どうしたい」
「う〜ん 今ここじゃ言えないよ」彼女が手をつないで来た。
夏のローマは暑い。
若いカップルの様に話が尽きない「お昼しよう」
シルクマッシモ近くのトラットリアでランチ。
「これ恋だね 楽しい」
「ローマの恋 忘れないよ」
世界で見て来た夏色々。
「あの日のあの時の夏は特別」
蝉の声 西瓜の香り 青い空「ナストラアズーロを飲んで 会話あれこれ」
「不思議だな 一語一句がメロディ 会話は今も続いている」
俺のローマ恋物語。