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失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

二重埋没法、まず医師選びで8割決まります。


二重埋没法は軽い施術と思われがちですが、実際は診断ミスが一番の失敗原因です。糸の種類や本数より前に、誰が判断して誰が留めるのかが結果を左右します。最低条件は形成外科専門医であることです。これは絶対に外せません。

 

避けたい医師と病院の特徴


若く直美ルートだけの医師は、眼瞼の解剖経験が少ないことが多いです。埋没法専門医を名乗るケースもありますが、下垂や開瞼力を見ていないままラインだけ作ることがあり、誤診につながります。やたらオプションを勧める、派手な名前の術式を並べる病院も要注意です。症例写真は成功例しか載らないのが普通なので、そこだけ見て判断するのも危険です。

 

二重埋没法:医師選びで失敗しないポイント

 

医師選びのチェックポイントを整理します。

 

見るポイント 良い医師の傾向 避けたい傾向
専門資格 形成外科専門医 美容外科のみ
診断内容 眼瞼下垂まで説明 二重幅の話だけ
説明 リスクも含めて話す メリット強調のみ
術式名 一般的な名称 独自の造語
価格 相場内 30万円超

 

裏留めはなぜ問題になりやすいか
裏留めは結膜側で糸を結ぶ方法です。見た目は表に傷が出にくいですが、眼球に近い位置に糸が来ます。そのため異物感や角膜刺激、炎症が起きることがあります。学会報告でも、トラブル時に抜糸しにくい点が問題として挙げられています。修正が難しい術式は、最初の選択として向いていません。

 

キラキラネーミングに注意
埋没法専門医、スーパー◯◯法、エタニティ法、シークレット法などは医学用語ではありません。実際には糸の掛け方や固定位置が少し違うだけです。日本形成外科学会や日本美容外科学会でも、結果を左右するのは術式名ではなく適応判断と診断力とされています。名前が派手だから効果が高い、ということはありません。

 

価格でスクリーニング
埋没法で30万円を超える価格帯は、技術料というよりアップセルが反映されているケースが多いです。高いから安全、安いから危険という単純な話ではありませんが、相場を大きく外れる場合は理由を冷静に確認した方が良いです。

 

学会論文から学ぶ失敗例
国内外の報告では、埋没法のトラブルとして後戻り、左右差、異物感が一定数あるとされています。特に眼瞼下垂を見落とした症例では、満足度が下がりやすいことが繰り返し指摘されています。つまり、埋没法が悪いのではなく、適応を外すことが問題という結論です。

 

外科医選びは形成外科専門医であること、眼瞼下垂まで診断できること、派手なネーミングや過剰な価格設定がないこと。この3点を押さえるだけで、埋没法の失敗リスクは大きく下がります。糸の種類より、まず医師を見てください。

 

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小鼻縮小で土手狩りが出てしまう失敗例。直美病院でよくあります。

鼻腔底の高まりを失ってしまう=鼻腔底隆起を失った状態です。

 

元々、鼻腔底隆起が横に長いタイプであれば、2-3ミリ切っても鼻腔底隆起は残るのですが、元々、尖っているタイプの症例であれば、同じように切ると三角形の鼻腔底の形(ノッチング)になりやすいです。

 

鼻翼は小さくなったけど、鼻がべちゃっと平坦化して立体感を失い表情がなくなってしまった人もこれが一因です。人中短縮といっしょで直線的な切開法だと傷跡は目立ちます。

 

鼻翼縮小の失敗例、鼻腔底隆起の消失

 

例えば切り口を直線的に切開した場合には、これが起こりやすくて、鼻翼が平べったくなってしまうのでデメリットです。配慮している先生の鼻翼縮小はS字を描くように切開しているので、当然切り口です。鼻腔の中に切り口を落とし込んだ方が、ドッグイヤーを鼻の穴の中に押し込めるので、傷跡は目立ちません。

 

傷跡への配慮

 

肥厚性瘢痕=ケロイド体質の見極めができる外科医の選定、そして傷跡が目立ちそうな人には小鼻縮小をやらないなど。形成外科専門医でなければ正しく判断が出来ない事例も多くあります。吸収糸が肥厚性瘢痕の原因になることもあります。

 

そうなった場合には、ケナコルト注射で再修正したり、濃度を間違えると皮膚が今度は凹んでしまったりするので、非常に厄介な修正になります。真皮縫合の際に空間=死腔が出来てしまって綺麗な傷跡になりません。

 

これも完全のドクターの腕次第です。

 

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シリコン豊胸は、美容外科手術の中でも医師の技量差が結果に最も強く反映される分野です。リップリング、被膜拘縮、左右差、位置ズレといったトラブルの多くは、バッグの種類そのものよりも、解剖評価、層選択、ポケット設計、術後管理の質によって左右されます。学会論文や長期レビューでも、一貫して強調されているのは術式名や製品名ではなく適応判断と手技精度です。

 

まず重要なのは、筋膜下やデュアルプレーンだから良い、乳腺下だから悪いという単純な構図は成り立たないという点です。乳腺下法は現在でも確立した術式であり、皮膚厚と乳腺量が十分にある症例では、自然さ、触感、長期安定性のいずれも良好な結果が出ています。一方で、薄い皮膚に対してサイズ優先で乳腺下に入れると、最悪ケースではリップリングや輪郭露出が顕在化します。逆に筋膜下やデュアルでも、剥離過多や固定不良があれば不自然さやズレが起きます。

 

女性アイドル、ツインテール、黒ビスチェ

 

論文ベースで整理すると、以下、結果を左右する要因です。

 

評価項目 実務で見るところ 問題が起きる典型例
層選択 皮膚厚、乳腺量、BMI、骨格 術式名ありきの画一判断
ポケット設計 剥離量と固定位置 過剰剥離によるズレ
サイズ選択 幅と高さの骨格適合 大きさ優先で合併症増
リップリング対策 被覆量と皮膚条件 薄皮膚への過大サイズ
感染対策 無菌操作と器具管理 wound protector不使用
術後管理 圧迫、制限、定期診察 手術やりっぱなし

 

次に豊胸バッグ選択についてです。モティバ、ベラジェル、メンターはいずれも現在臨床で使用されており、優劣は単純ではありません。重要なのは、どのバッグをどう使い分けるかを説明できるかです。

 

指標 モティバ ベラジェル メンター
表面 スムース スムース、テクスチャ スムース、テクスチャ
特徴 流動性が高く自然触感 厚みと張り感 長期データ豊富
リップリング 抑制傾向報告あり 薄皮膚では出やすい 表面仕様で変動
被膜拘縮 比較的低率報告 データばらつき 長期評価多い
論文数 増加傾向 少なめ 非常に豊富
適応 個別設計向き 条件選ぶ 標準例に強い

 

FDA承認の有無は一つの指標にはなりますが、それだけで安全性が決まるわけではありません。実際の論文でも、再手術の多くはバッグ不良ではなく初回設計ミスに起因するとされています。また、在庫処理目的の混合使用や説明不十分なカスタマイズは、責任の所在が曖昧になりやすく実務的に避けるべきです。

 

名医かどうかを見分ける視点は、肩書や術式名ではありません。なぜ乳腺下を選ぶのか、なぜ筋膜下を避けるのか、リップリングが出た場合にどの層でどう再建するのか、被膜拘縮のグレード別対応を具体的に説明できるかが本質です。JSAPS所属や形成外科専門医は解剖学的トレーニングの指標にはなりますが、それだけで十分ではなく、症例ごとに判断を変えているかが重要です。

 

最悪ケースとして多いのは、術式名やバッグ名だけを売りにし、術後管理が弱い施設で拘縮や変形が進行し、入れ替えを繰り返す流れです。手術技術と同じくらい、術後フォロー体制と責任の取り方が結果を左右します。

 

結論として、シリコン豊胸は筋膜下か乳腺下か、モティバかメンターかという話ではありません。解剖評価に基づく層選択、再現性のあるポケット設計、適正サイズ、感染対策、長期フォローが揃って初めて安全域に入ります。検査と診察は必須で、直美や若い年齢の医師は避けるのが無難ですね。

 

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