失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口 -29ページ目

失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

セルリバイブジータは、仕上がりが自然で効果の持続も比較的長い再生医療系注入治療。うまくいくと顔が若返るが、やり方を間違えると一気に地雷になる治療でもある。

 

まず大前提として、技術が高い医師が行えば、膨らみすぎるリスクは体感的に3%未満まで抑えられる。一方で、成長因子の扱いを誤ると修正が非常に難しい。再生医療の経験が浅い医師は避けた方がいい。

セルリバイブジータで使われる成長因子はb-FGF。ここが一番の肝。

 

上手い医師が意識しているポイントを整理するとこうなる。

項目 実務的に重要なポイント
成長因子濃度 注入部位ごとに濃度を調整
注入後 マッサージを必ず行う
注入層 深さを厳密にコントロール
使用器具 先の長い丸型カニューレ
効果 ムラ減少、痛み腫れ軽減

この工夫ができていないと、ボコつきや局所的な膨隆が起きやすい。

よく混同されるので、PRPとフェイスリフトの違いもはっきりさせる。

 

セルリバイブジータ、自然な横顔の女性

 

治療 何をしているか 結果
PRP 顔を膨らませて影を消す 顔が変わる
フェイスリフト 皮膚余りを除去 顔が若返る

PRPはあくまで体積補正。フェイスリフトは構造改善。目的が違う。

実際の失敗例で多いのが、注入中の判断ミス。注入時に指で触知して量を判断するが、未熟な医師だと入れすぎてパンパンになる。これは普通に報告されている。

また、以下の人は定着ボリュームが落ちやすい。

 

定着が落ちやすい条件
貧血がある
喫煙習慣がある
高齢

この場合、アフターケアの過ごし方で結果がかなり変わる。ここを説明しないクリニックは要注意。

学会ベースで報告されている「うまい医師の共通点」もある。

 

工夫 内容
CaCl2 使用しない
フィブラストスプレー 生理食塩水で溶解
b-FGF量 PRP1mLあたり20µg以内

この基準を超えると、過剰増殖や硬結リスクが上がる。

最後に、プルプル注射系は基本NG。フィブラストスプレー原液をそのまま使うケースもあり、実務的にはリスクが高い治療と考えている。

 

参考にされることが多い論文例としては
Platelet-rich plasma and growth factor applications in facial rejuvenation
Role of b-FGF in soft tissue regeneration
あたりが基本。

 

結論。セルリバイブジータは、医師の技術差が結果に直結する治療。

自然に若返るか、修正地獄になるかは、医師選びでほぼ決まる。直美は避けようね・・・

 

✉メール mail@ba-consulting.org

医師選びの相談フォーム

ベイザーとエルサは超音波で脂肪を乳化させる装置。脂肪を柔らかくする主役の機械。
アキーセルはハンドピース型の振動補助装置。脂肪を溶かすというより吸引操作を助ける脇役です。

 

位置付けとしては・・・
ベイザーとエルサはエネルギーデバイス。
アキーセルはメカニカルアシスト。

 

ベイザーとエルサは脂肪を柔らかくする主役。
アキーセルは吸引操作を助ける補助。

 

上品なレースのドレス姿の女性

 

項目 LSSA エルサ VASER ベイザー アキーセル
ジャンル 超音波脂肪乳化装置 超音波脂肪乳化装置 振動補助ハンドピース
役割 脂肪をピンポイントで柔らかくする 脂肪を広範囲に柔らかくする 吸引操作を楽にする
主従関係 主役 主役 脇役 補助
単独使用 あり あり 原則なし
他機器との併用 アキーセル併用可 アキーセル併用可 超音波機器と併用前提
プローブ径 約0.9mm 約2.2〜4.5mm 約3mm前後
エネルギー 直線的な超音波 放射状の超音波 機械的振動
得意部位 顔 あご下 微調整 ボディ全般 顔も可 顔 ボディ両方
脂肪量対応 少量 中〜多量 中量まで
熱発生 あり 高め あり 中 ほぼなし
技術依存 非常に高い 中〜高
主なリスク 熱傷 術者差 腫れ 内出血 劇的効果は出にくい

 

学会の報告でも、超音波補助脂肪吸引は出血量軽減と脂肪選択性に優れるが、熱障害は術者経験に強く依存するとされています。振動補助型デバイスは熱障害が少なく、吸引の均一性や組織損傷軽減に寄与しますが、脂肪融解効果は持たないため前処理デバイスとの併用が前提とされています。

 

実務まとめてみたいと思います。


脂肪をどう柔らかくするかを決めるのがベイザーかエルサ。
吸引をどう安定させるかを補助するのがアキーセル。
 

全部盛りが正解ではありません。
エルサを使っているから上手ということにはならないです。ほぼ関係ないです。 

上手い人が使えば良い結果になりやすいが、慣れていない人が使うと火傷や取りムラのリスクが上がります。

大量症例工場とか工場系の美容外科は避けるのが賢明です。

 

✉メール mail@ba-consulting.org

医師選びの相談フォーム

ヒアルロン酸は部位ごとに皮膚の薄さ 動き 血管リスクが全然違うから、製剤選びを間違えると不自然になるしトラブルも起きやすいです。今回は具体的な製剤の種類を部位ごとにまとめたいと思います。

 

自然な涙袋と法令線、クマのヒアルロン酸注入

 

部位 何をしたい? 向いてるヒアルロン酸 代表的な製剤 なんでそれ?
涙袋 ぷっくり 自然 表情になじむ 低架橋でかなり柔らかい ボルベラXC レスチレンリド RHA1 皮膚が激薄。硬いとボコつくし青く透けやすい
法令線 溝を持ち上げる 支える 中架橋で形を保てる ボリフトXC レスチレンリフト 柔らかすぎるとすぐ戻る。ある程度の芯が必要
目の下のクマ 凹みと影を消す 低〜中架橋でなめらか ボルベラXC ボリフトXC 硬すぎると不自然 柔らかすぎると持たない

 

涙袋は量じゃなくて質で、だいたい片側0.1cc前後を少しずつがリスクが少ないです。
法令線は深さで使い分け。深い層はボリフト系 浅い層は柔らかめ。
目の下は製剤より層と技術。ここは医師差が一番出ます。

 

学会データの話をしますと、形成外科系論文では、目周りは低弾性 低G’のヒアルロン酸の方が合併症が少ないとされています。特に涙袋や目の下は高架橋製剤でチンダル現象や凹凸が出やすいという報告が複数あります。一方、法令線など支持力が必要な部位では中程度以上のG’を持つ製剤の方が満足度と持続性が高いとされています。

 

執刀医選びのコツ
 

ヒアルロン酸はどれを入れるかで仕上がりの8割決まるので、部位別にちゃんと使い分けてくれるクリニックを選ぶのが正解。

カスタマイズヒアルと言ってゴミ製剤の残りをごちゃまぜにして原価を下げているクリニックがあるので要注意です。

メーカー側も推奨していませんので、トラブルが起きても対処が出来なくなります。

 

カスタマイズヒアルは地雷なのか?

 

カスタマイズヒアルはその場で複数製剤を混ぜて硬さや持ちを調整する手法。

完成物の物性が不明確になるのが最大の弱点です。

 

なぜ問題になりやすいか?
混ぜた時点でメーカー想定外。
溶解性が読めない。
後出し修正が難しい。
説明責任が曖昧になりやすい。 

などなど

 

部位ごとにそのリスクを見ても、、、

 

涙袋。
地雷寄り。理由は単純で、皮膚が極端に薄い。混合するとG’や粒子の均一性が読めなくなり、チンダル現象や段差が出やすいです。学会でも目周りは低弾性で均一な既製製剤を使う方が合併症が少ないとされている。わざわざ混ぜるメリットがありません。

 

目の下のクマ。
ほぼ地雷。ここは製剤選びと層が命。カスタマイズすると吸水性や移動性が予測不能になり、数か月後に膨らむ 青く透ける 左右差が出るなどのトラブルが起きやすいです。海外論文でもtear troughでは単一製剤を少量ずつ使う方が安全性が高いとされている。

 

法令線。
条件付き。深層限定ならまだ理解できる。支えが目的の層であれば、ある程度の硬さを調整したい意図は分かる。ただし浅層に使うのはおすすめしないです。結局、ボリフト系など既製の中架橋製剤で足りるケースがほとんど。

 

✉メール mail@ba-consulting.org

医師選びの相談フォーム