ステップフォード・ワイフ ---THE STEPFORD WIVES
監*フランク・オズ 出*ニコール・キッドマン
マシュー・ブロデリック
ベット・ミドラー
グレン・クローズ
クリストファー・ウォーケン
ロジャー・バート
2004年アメリカ*UIP 公式サイト
秘密の花園ステップフォード。
「世にも奇妙な物語」みたいだった。
クレジットカードのシーンとかほんと適当でわらった。
リセットも超簡単で笑った。お手軽だなあステップフォードワイフ。
観る前はみじかいなあとおもったけど、90分でちょうどいい。
二コール・キッドマンはやっぱりブロンド・ブルーアイズでこそだなあ。
そしてクリストファー・ウォーケンはどんどんきもちわるくなってゆくなあ・・・。
(3月2日、TOHOシネマズ海老名)
マイ・フェア・レディ ---My Fair Lady
多分、はじめて観たオードリー・ヘプバーンの映画だったとおもう。ふと手にとる。低層階級まるだしの汚い言葉をつかうイライザが、ヒギンズ教授の教育によって美しいQueen's Englishとマナーを身につけ、貴婦人として社交界にデビューするまでのおはなし。長いからちょっとだれるところがあるのは難点だけど、ドレスアップしたオードリーが可憐すぎる!そりゃ王子様とも踊っちゃうですよ!これで35才だなんて信じられない。確かに「ローマの休日」なんかと比べるとちょっと老けて見えるけど、それにしても信じられない。ほんとに妖精みたい。冒頭の花売りイライザからの変身っぷりもすごい。英語は得意じゃないあたしでも、言葉の変化がわかるもの。でもフレディの存在はちょっと悲しすぎるんでないか。彼、今後ストーキング行為に走ったりしないだろうか。心配だ。にしてもやっぱり現代ミュージカルとは違うなあ。もちろんこれはこれでよいけども。衣装もセットもゴージャスで、舞台のような雰囲気にうっとりです。
恋人までの距離 ---Before Sunrise
恋人までの距離「ビフォア・サンセット」を観る前におさらいしとこう、と観た。何年か前に多分ビデオで観たんだと思うけど、設定がいい!としか思ってなかった。でも改めて観たら、なんか印象がかなりちがうなあ。波乱も起伏もない感じが好きなあたしには、この淡々とした感じはたまらなく好きだ。言葉選びも好きだ。でも淡々としたのが好みじゃないひとには、とんでもなく退屈な映画なんだろうなあ。
旅先でであったふたりが一緒に電車を降りてから、14時間ていう限られた時間のなかで、最初はぎこちなく、でもだんだんと打ち解けていく。観ているあたしたちは、ただウィーンの風景のなかで交わされるふたりの会話を眺めているだけ。でもふたりの会話がすごく綺麗で、恋愛のはじまりを目の前でみているかんじ。そしてイーサン・ホークがかわいい。すごくかわいい。このちょっとしたシャイボーイっぷりがとてもかわいい。ファンになりそうだ。
配給側もまさか続編が出るとは思ってなかったんだろうけど、にしても「恋人までの距離」はセンスなさすぎだろ、とおもう。距離とかいてディスタンス。こっちまで恥ずかしい。
ライフ・イズ・ビューティフル ---La Vita e Bella
だいすきな映画。超久しぶりに観たら忘れてるとこもあってちょいショック。ユダヤ人虐殺の重い歴史が背景としてあるだけに、当初はたしか史実とのズレ云々の問題もあったけど(あったよね?)描かれてるのはあくまで、どんな問題も前向きに楽しんでいこうとする父親の姿。どれだけ陰惨な状況にあっても、子供を苦しませまいとするグイドがいじらしくてせつない。虐殺がおこなわれた悪名高いホロコーストにおいてさえ、彼は少しもかわらない。ハッピーエンドとはいえないラストも、最後までかわらないグイドに心打たれる。これだけ無償にひとを愛することができるものなのか、と純粋に感動。親ってすごい。ラストの再会のシーンはいろいろな思いがふつふつ沸いてきてしまいには号泣です。前半部の恋愛模様もすてき。すきだわー




