「あ。おかしいかも」のフラグ | マイノリティのお話

マイノリティのお話

ずっと人前で自分を出せない、自分でいてはいけないのだと思ってました。カウンセリングを受けたら、育った環境に原因がある事がわかりました。

私以外全員ASDだった。

ASDについて勉強したら、今まで見えてなかった事が見え始めた、そんなブログです。

仕事柄、面接を数百人ぐらいしたのと。あと、昨年ぐらいからマッチングアプリで結構な数の人と会話したのと。あと、会社内のいろんな人と会話したので。

 

自分の中の「この人は合わない」のフラグがだんだん見えてきた気がする今日この頃。自称濃いめのHSP気質なもんで、その人の言葉選び、声のトーン、間、会話の議題選びなど、分析しまくる傾向にあると思う。結果それが「カン」につながっているのかと思うけれど。「なんか・・・なんか・・・いい予感がしない」と私が思う人は、多分、私の先入観も先に立ってるが故に結果うまくいかないだろうし、無理に知り合いになったり、うまく関係性が続いたりする必要もないので、距離感を大事にしたり、スルーしたりしている。

 

 

アビが私の新しいマネージャーにと提案したテレサさん。実は、一発目から「あ、この人は無理なタイプ」と思った。一番最初は、私がテレサさんにある提案をしたメールであった。アビが前の部署で私に「こうしてほしい」と言った事で、アビのCoSのSさんができなかった事であった。事前にアビに「テレサさんに提案しておきましょうか?」と聞いたら、「そうして」と言うので、テレサさんにメールしたのである。

 

その提案にテレサさんは「NO」と言った。それは、全くかまわない。テレサさんの仕事範疇である。私の提案が気に入らなければ、そりゃ「NO」と言えばよい。問題は言い方。アビの名前を出して「NO」と言ったのだ。「私はこう思うからNO」ではなく、アビの名前を出せば私が黙る・・・と踏んだメールの書き方をした「NO」であった。

 

  • 自分の仕事に自信がない人
  • 自分の「NO」を言葉できちんと説明できない人
  • 虎の威を借る狐タイプの人
  • シニア部長ランクなのに、ペーペーの私にそれをしてしまう人
  • こんなしょうもない事にアビの名前を使う人
  • アビの後押しを使う、直接的な意味で、アビに依存気味な人
  • 上記全部合わせて、それでOKだと思ってる人
 
一回のメールで、私はこんな風に受け取った。その後も、数回こういう事があり。「あ、やっぱりね」と思ったのであった。なぜ、アビは毎回、この仕事に向いてない人を、このポジションに入れるのか・・・。結局、CoSみたいな事はアビがカバーできてしまうので、そういう事が得意な私を入れるのではなく、他に仕事が見つからない人をそこに入れて自分がカバーすれば・・・みたいな考え方なのだろうな、と思う。
 
まぁ、とにかく、こんな感じのテレサさん、私は、本当に数回のやり取りで「あ。私、苦手やわ」と思った。で、私の中で「距離感を大事に!」と速攻で思った人の一人である。近づいてはならない・・・と。
 
近づかなければ、多分いい人なのだと思う。私の前ボス・ジェンがそう言っていたように。『All I can say is that she is a good person(私が言えるのは、彼女はいい人って事がすべてよ)』つまり、そういう事である。人を褒めるとき。本当に褒める事がたくさんある人に対しては、エピソードもたくさんあるし、褒める内容も細かくたくさんあると思う。「例えばね!」と出てくるものである。前ボス・ジェンに2回ほど振ってみたけれど、同じ答えが2回帰ってきた。
 
考えてみてください。チャットGPTに言い方を変えて、同じ内容の質問を2回聞いてみて、同じ一文しか返ってこなかったら。「え?それしか内容ないの?」って疑うやん?ましてや、ちゃんと人を見ることのできるジェンである。一文しか返ってこないのだから。そりゃ、もう決定よ。
 
 
だから、絶対に曲げない。私は、テレサの部下にはならねぇ。テレサの部下になるぐらいなら、今のリズのままの方がましである。
 
 
Known devil than unknown angel. (知らん天使より、勝手知ったる悪魔)ー である。
 
 
 
マッチングアプリでも、私のこの見定めスキルは研ぎ澄まされつつあると思う。「この人、合わない」というのが、割と早めの段階でわかるようになり、割と早めの段階で終了させるスキルを身に着けた。
 
 

私: こんにちは。

男性: Hello beautiful Asian girl. How are you doing and hoping that you are spending a wonderful time in this beautiful summer weekend. (こんにちは、美しいアジアンガールさん。ご機嫌いかが?君がこの美しい夏のウィークエンドを素敵に過ごせているとよいけれど・・・みたいな事)

 

 

 

この人、もう、この最初のやり取りですぐに「あかん」と思って、ブロックしてしまった。「言いにくい事を言える大人になる」という、私の昨年からのスローガンはもはやどこへ行ったのか(笑)。

 

 

この人のプロフィール、40代の起業家、つまり経営者である。数か国語話せ、有名大学出身。写真が何枚かあったけれども、どの写真を見ても仕立ての良い、多分、どこかのブランドものの服を着ている。カジュアルなカントリークラブでのランチパーティーっぽいもの、クルーザーの上で乾杯しているもの、社員かクライアントか仕事関係の人との距離感の並びのもの、お魚持って獲ったどー!としているもの・・・などなどあるのだけれど。どの写真を見ても、多分、どこかの良きブランドの服で、しかもアイロンがびしーっとかかっているし、革靴もぴっかぴか。おうちには、お手伝いさんがいるか、定期的に身の回りをしてくれるサービスを入れている(これ自体は、割と普通なので大した事ではない)。お子さんもいてはって、離婚されてはる。

 

つまり、40年以上生きてきて、競争率の高い、頭のいい人しかいかん大学を卒業し(留学)、色々回って、自分で起業し成功している人。多分、趣味はヨットとかゴルフとか、お金持ちの定番で。クライアントや友人たちとの会食もしょっちゅうあるタイプの生活をしている人。ヨーロッパで共同親権だろうから、数週間おきに、交互に奥さんと子供たちの面倒を見ていると想像がつく。もちろん、そうすると、お手伝いさんも居て、家事や子供たちの身の回りのお世話をする人もいるのだと思う。

 

そういう人が、あの入り・・・。

 

もちろん、これが「カジュアルな出会いで、気に入ったら、僕と旅行に行こうよ」ぐらいの感じの人であれば、納得も行くのだけれど。プロフィールを読むと、Life-partner(生涯のパートナー)とかいう重めの言葉が出てくるし、相手に求める事も、カジュアルな相手に求めるものではない事が書かれている。

 

そんな人が、あの入りよ・・・。

 

このちぐはぐ感・・・。

 

40年以上生きており、元の言語じゃない言葉を身に着け、留学し、結婚して、子供も居て、離婚もし、企業もし・・・な人が、Life-partnerを見つける入りじゃないのよ・・・。

 

おかしいやろ・・・。

 

 

 

ちなみに、マッチングアプリでマッチングして、最終的には会わない事にしたり、会っても、これ以上はないな・・・となったりする事がほとんどだけれども。ここまでのちぐはぐ感の人とは会わない事にしている。会話を続けたいなという人は、私のプロフィールを見て、「え?君はXX国で育ったの?へぇ!」とか、「今その国に辿り着くまでの国に僕も行った事ある!」とか、ちゃんと「会話」を試みようとする人だけである。

 

ふわっふわした「美しいアジア人」だの「美しい夏の週末」だの、そんな感じの会話を、40代後半で、しかも、それだけの社会経験を経た上でしようとする人は。多分、「会話」とか「出会い」とは、そういうもの・・・という、ふわっふわした所でずーっと生きてきた人なのだろうな・・・と思ってしまうのである。

 

 

 

最近、マッチングアプリ関連で記事にする殿方がほぼ全員有名大学で起業家・・・みたいな人なので、「結局私も金持ちで良い大学を出てる人がいいのか」と思った。でも、そうじゃない人と会話やらデートしてみると、途中で相手が「僕なんか」みたいなモードに入ったり、後は「ペンパルじゃないんだから」と一向に会おうとしない人とか、会話が一向に盛り上がらずにしぼむ・・・とか。

 

 

私にもフラグ立ってんのかなぁ。

 

 

まぁ、いっかぁ。