ボス・リズ:バケーション。 | マイノリティのお話

マイノリティのお話

ずっと人前で自分を出せない、自分でいてはいけないのだと思ってました。カウンセリングを受けたら、育った環境に原因がある事がわかりました。

私以外全員ASDだった。

ASDについて勉強したら、今まで見えてなかった事が見え始めた、そんなブログです。

ボス・リズは、短いバケーション中である。

 

 

 

まぁ、毎回このタイプの人で驚くのやけど。

 

私が、こじらせ度濃いめだなぁ・・・と思う人達は、人が休みの時に自分がやってほしい事があると、相手の休暇も事情も何も関係ねぇと言わんばかりにガンガン連絡してきたり、「いつまでにできる?」とせかしてきたり、「メール見てたりしない?これが欲しいんだけど」と休み中なのわかって催促してきたり、そりゃまぁ、自分のニーズを通す事には必死なのに。

 

自分が休みの時には、「私、来週休みだから」とかも一言も言わずに(報連相できへんからな)、ぷっつりといなっくなり、びっくりするほどメールも何も返事せず、まるで最初から存在しなかったかのように、存在が消える。

 

うちのおかんもこのタイプで、自分が欲しい答えをもらうためなら、20~30回連続でスマホに連絡してきたり、1分おきにメッセージ送ってきたり。もう、「くるってるんちゃう?」とか「ストーカーなん?」と思うような感じだけど。これ、別に、狂ってるのでも、ストーカーなのでもなくて。単に「自分の欲しい情報は、今、欲しい。相手の状況とか見えないし、わからないし、こっちからこんなに連絡してるのに、なんで連絡が来ないのかさっぱりわからない。だから、何度でも連絡する。自分のニーズが満たされるまで。あるいは、他の事に目が向くまで」って事である。

 

要するに、ものすっごーーーーーーーい自分しか見えない人なので起きている現象である事が多い。

 

でも、自分が用事がない時には、相手の存在なんかなかったかのように忘れるのも、このタイプである(これは、ADHDハイッテル私もよくある・・・離れると忘れる・・・)。

 

そんなわけで、リズが居ない数日はとても静かで。心が穏やかだった。

 

 

 

 

オーラ: 先週、アビと話したんだ。

私: そうなんやー。オーラちゃんの移動の話できた?

 

 

オーラもリズの下ではうまく行かず、このチームで仕事をする事の意味すら見いだせないらしく。「もうやめたい」と何度か漏らしていたので、私からアビに伝えておいた。そして、伝えてしばらくしたら、オーラの移動が決まっていた。

 

 

 

 

オーラ: さぁ。まぁ、私は私の見解で、どこのチームが良いかを伝えておいたけど。でも、アビがどこのチームに入れようと思ってるかはわからないわ。

私: そうなんやー。

オーラ: あ、これは、別にアビは「Sangoに話していいよ」とは言ってなかったので、あなたは聞いてない事にしてほしいんだけど。

私: うん。わかったー。

オーラ: レポーティング・ライン変えるって言ってた。

私: ああ、うん。でも、まだどこのチームかわからんのやろ?どこやろなぁ。グローバルチームのどっかかなぁ。

オーラ: え?私の話じゃないよ。

私: え?オーラの話やろ?前から、アビとリズで話してるって言うてたし。

 

オーラ: いや、Sangoの事よ。

私: ・・・へぇ・・・。

 

 

私のレポーティングラインを変える・・・。つまり、私のボスを変える・・・。ふーん・・・。

 

 

私: ふーん・・・。まぁ、言うだけなら、いくらでも言えるしなぁ。毎回言ってから、1年かかってるから。今回は待たへんねん。

オーラ: そうなの?何か仕事探してるの?

私: 具体的な仕事って言うよりも。アビにメール書いたんやけど。「何かプランがあるなら、教えてね。そうじゃなければ、6月のX日におじい本部長とワンオンワンがあるので、その時に、ちょっとはっきり目に、私の希望を伝えるから」って。

 

オーラ: そうなの?

私: うん。昔はアビに「どうにかして」とリクエストして、アビのアクション待ってたけど。待つのやめた。待つのやめたら、気持ちが楽になった。もう6月X日と、私なりの期限は決めた。それまでにアビが何かプランを持ってきてくれないのなら、具体的におじい本部長や、おばはん本部長や、ステフに話をする。アビにもそう伝えた。

 

オーラ:リズが嫌だから?

私: そう。え?オーラ、リズ、好きなん?

オーラ: いや・・・無理・・・。でも、私、このチームと絡む仕事はほとんどないから。

 

私: まぁ、このチームと絡むほとんどしてない上に、リズとほとんど一緒に仕事してないオーラが「無理」なんやから。私なんか、もっと無理やで。

 

オーラ: え?どうして?

私: え!どうしてって・・・そんなん決まってるやん。私が仕事してる相手、90%ほぼリズだけ、やん・・・。

オーラ: あー。そうか。

 

 

やっぱり、時々思う。この人、普通に考えてわかりそうな事が、やっぱり、わからんのやな・・・。でも、リズがなんか奇天烈で変わってる人というのは、わかるらしい。割と鈍感そうなオーラがこれほどいうのだから。私のHSP力やADHD系の敏感さを差っ引いたとしても余りあるぐらい、おかしめの人なんやろうな・・・。

 

 

オーラ:まぁ、アビも言ってたもん。「僕でさえ、彼女の機嫌をうかがいながらじゃないと話が出来ないんだ」って。

私: ・・・すごいな・・・。もう無敵やん・・・。

 

 

 

さて。リズのバケーション。もうすぐ終わる。帰ってきたら、また、げーしそうな毎日やな・・・。

 

 

ひたすら、書き溜めよう。証拠を。