今まで書いてきたことの少し繰り返しになるかもしれませんが、
危機管理では想定外は避けなければならない。
東日本大震災における津波災害しかり、
さらに原子力発電所事故の最大の原因は安全神話だと思います。
特に原発は万が一のことはあってはならないから、
事に備えるのが普通の考え方ですが、
万が一は無いことを前提に備えないという、
極めて間違った考えがこの事故の最大の要因だと思います。
しかし北海道の自衛隊はこのような津波災害を想定して
災害時の自衛隊派遣のシュミレーションを作っていた。
さらに、時の幕僚長が発災時に機転を利かせて派遣命令を
出したため極めて素早い対応が行われたことから
救うことができた命は少なくないと思います。
このようにつらい教訓、多くの犠牲者の皆さんを前に
私たちは正しい情報を得ながら様々な危機管理に備える必要が
あることを学ばなければならないのではないでしょうか。
政府が日本国民と日本の領土を守ることについても同じで、
備えは万全でなければなりません。
自衛隊は文民統制の中で許される範囲の活動をしますが、
政治の責任として、隊員の自らの身を守るための決まりを作ること、
そして活動の際のグレーゾーンを作ってはなりません。
中国ではシャドウバンキングがなぜ存在する必要があるか、
説明は省略しますが、
不動産投資と言う国策でゴーストタウンを作り続けて
正常な経済が回るはずはない。
大規模なデフォルトが発生する危機が迫る中国から
一線を引こうとする国々のなかで、
気の毒だが韓国は囲い込まれた。
そして中国経済の危機が現実となった時に
中国政府は国民の目をそらすために軍事的な衝突を
引き起こす可能性が考えられ、
その準備を進めているかのように見える。
尖閣諸島はどうか・・・
アメリカのオバマ大統領に安全保障の範囲内と
言わせたことは見事だと思う。
現在の中国は軍事力ではアメリカに手を出せない。
日本に対して手を出しずらくなるのはアメリカとの
安全保障の強化で、
中国は日米安保を乱す画策を仕掛けることも考えられる。
フィリピンはアメリカ軍が撤退と共に中国が進出した。
最近の中国の防空識別圏の設定や海上自衛隊へのレーダー照射、
航空自衛隊機への異常接近をしながらそれを
認めないどころか日本のせいにする、
さらにはベトナムでの領海での無法ぶりは異常で、
まさに力で現状を変更しようとしています。
中国は経済の成長期には国内問題を日本と言う
仮想敵国を作って国民世論を封じ込めてきたが、
減速期にはより強い形で国内統制を考えなければならない。
そのターゲットとなっているアジア各国の一つ
日本は想定外だったでは済まない状況に置かれていることを
自覚する必要があるのではないかと思います。
そのための備えは万全であるべきだと思います。