楽しかった上野山荘での日々にもお別れして、バスに揺られること12時間、プンタアレーナスへやってきました!


プンタアレーナス行きのバスは3社から出ています。

各バス会社によってお値段も若干違うようで、私たちは一番安かった「PACHECO」という会社のチケットを購入。(1人200アルゼンチンペソ=約4900円)

チケットはバス会社によって決まった旅行代理店があるので、それらの一覧表をウシュアイアのインフォメーションでもらいました。


さて、プンタアレーナスではペンギンツアーに参加してまたもやそそくさと脱出する予定でしたが、
シーズン中のパタゴニア、やっぱり思い通りにはいかず・・・


結局チケットの変更ができずにあと5日もここにとどまらなければいけないことになってしまいました。
でもプンタアレーナスでやることといえばペンギン見に行くのとショッピングモールでちょっと買い物することぐらいだし・・・

ひとまずのんびり過ごしていますが、ここからどこかへ脱出できないか、いつものルート相談会(私と彼だけの)を開こうと思います。



彼的にはイースター島に行きたいみたいだけど、なんせこちらもシーズンということでチケット購入、厳しそうです。

私はどこか島に行ければいいなぁって思ってるんだけど、結局サンチャゴに戻らなきゃいけないみたいで、それならあんまり意味ないしなぁーと、

どうしたらいいか迷い中。。


ちょっとネットサーフィンでもしながら考えようと思います。


そうそう!

今回お世話になっている宿はものっすごーくあったかい宿で、その上格安!

この町では大半のバックパッカー宿は8000ペソくらい(1600円)なんだけど、ここは1人5000ペソ(約1000円)なのです。(個室でこの値段は破格です)

宿のお母さんも優しい方で、昨日は洗濯までしてもらっちゃいました。

しかも少量だからと無料でした!

キッチンも使用できるので毎日自炊で暮らせていて、こちらも大助かりです。


詳しい宿のことは「宿情報」に掲載しますので見てみてくださいね。


では後ほどマゼランペンギンとの対面についてもUPします





ウシュアイアへはまぁせっかくだから・・・という程度で来たので、記念の最南端スタンプを押したらすぐに次の町へ出発予定でした。
が、パタゴニアの観光シーズンは12月~3月と非常に短いこともあってか、飛行機もバスも満席。
いままでわりと思い通りにバスチケットも購入できたり飛行機も変更できたりしたのに、ここにきて予想外に長期滞在か?!
と若干焦ってしまいましたが、
なんとか週末が終わるとバスにも空きがあり月曜日でのチケット購入ができて一安心。

しかし予定よりも2日多く滞在しなければいけないことになり、今までの宿ではさすがに予算オーバー(一泊190アルゼンチンペソ=4600円)だったので、
安宿へ移動することにしました。

普段だったら私たちは日本人宿やドミトリーには絶対に泊まらないんだけど、ここウシュアイアにはTV出演までした有名な日本人宿があります。

「上野山荘」といって昔こちらに移住してきた日本人の方が経営している宿です。
インターネットや口コミだけで日本人に人気で、ウシュアイアに来る日本人の大半はこちらに泊まるようです。
2日長くいることになったので、またもや「せっかくだしね」ということで残りの二日間は上野山荘へお世話になることにしました。

バス待ちあゆ
↑バスで移動してます

バス停前
↑山のほうにあるので景色最高。

何より宿泊料金が破格!!
1人一泊29アルゼンチンペソ(約700円)で二人でも一泊1400円程度。
前日までの宿の1/3以下になるなんて・・・
しかも自炊もできるので物価の高い町では本当に助かります。
食事代も一食あたり同じく1/3以下に節約できています。


日本人同士で外国に来てまで一緒にいるのもなんかなぁーと、私個人的には思っていたんですが、
まぁこの上野山荘は本当に居心地がいいです。
互いに干渉せずに自分たちの好きなように暮らせているし、部屋も個室として使わせてもらってるので普通の宿と変わらずに過ごせています
おばあちゃんがお1人で今は暮らしているのですが、昨日はナスのカレー煮を差し入れしてくださって、
なんだかおふくろの味のようですごく感激でした。
愛犬「トゥルーチャ」もすごくかわいくって、昨日も今日も散歩に行っちゃったりして・・・

お散歩あゆ
↑初めてのお散歩。

のんびりとしたい人にはいいのではないでしょうか。


さて、ウシュアイアの街並みですが、海に面しているせいか風が冷たい&強いです。
おそらく観光産業が主なのか、外国人向けのレストランが多く、セントロ(ダウンタウン)付近はかなり高い値段でした。

海岸写真

街並み

ウシュアイアの看板

世界の果て


南極がすぐ近くなのでここから南極ツアーに行く人たちも多いらしい。
私たちは予算的に無理だったので行きませんが・・・(10万以上からのクルーズツアーしかないみたいです)
ペンギンやあざらしといったこの町ならではの動物たちのペイントや看板もけっこう見かけます。

ペンギン看板


かわいい。

ペンギンツアーには次の町「プンタ・アレーナス」で行く予定なので、楽しみです。

明日にはまた12時間の移動と国境越えです。

ではまた。


先住民族
↑こちらはかつていた「オナ族」という民族。
びっくりだけど、ほんとにこんな格好していたらしいです。
移住者に迫害されたらしく今は絶滅してしまいました。
記念にポストカードを購入。
エル・カラファテで念願の氷河を見た次の日、「せっかくなので」と南米最南端の町ウシュアイアへ行く事に。

パタゴニア地図


もともと、パタゴニア旅行の目的にはウシュアイアは入っていなかったものの、世界の果て博物館で
「世界の果てスタンプ」を押してもらえると聞き、これは行ってみよう!と相談の結果なりました。

エル・カラファテからの移動ルートを調べてみると、ウシュアイアへは長距離バスか飛行機で行けるらしく、長距離バスだと17時間近くかかり、飛行機だと2時間弱。

しかも、バスは260アルゼンチンペソ(約6800円)で飛行機は1万円とちょっと。

大して料金が変わらないのなら、飛行機でも・・と思ったのですが、あいにく飛行機は満席で結局いつも通り長距離バスで移動をすることにしました。

(長距離バスターミナルからウシュアイア行きは2社走っており、私たちはMARGA社で購入。早朝4時発。もう1社は、名前は忘れましたが早朝3時発で240アルゼンチンペソ)

あいかわらずの早朝出発・・・なぜ・・・。

定刻通りバスは出発し、4時間程でまずは「リオ・ガジェゴス」に停まり、ここでバスは乗り換え。

1時間程停車したあとに、9時に「リオ・ガジェゴス」を出発。

そこから1時間半後、ほどなくしてアルゼンチンとチリの国境に到着。

ボリビアからチリへの入国の際もそうでしたが、陸路での国境越えの際空路と違い、すごく面倒で時間がかかるんです。
案の定、ここでもとても時間を費やしたかだか国境を越えるだけで何と3時間のロス!

3時間かけ、ようやくアルゼンチンを脱し、チリへ入国し、これで後は目的地へ向けひたすら走るだけと思いきや、またもやバスが停車し運転手に促されバスを降りてみると・・・目の前にはドーンとマゼラン海峡が。
今度はフェリーに乗り換えマゼラン海峡を渡るらしい。

IMG_1850.jpg


マゼラン海峡では野生のパンダイルカ?(白黒だからたぶんそんな名前)とも出会えたのでそれには感激!

IMG_1864.jpg


野生でこんなの見れないもんね。

フェリーを降り、ほどなくして今度はチリとアルゼンチンの国境に到着。

またもやここで、出入国のチェック。(ここは20分程度で終了)

結局アルゼンチンとチリの出入国スタンプだけで一気に4つも増えてしまいました。

もっと分かりやすい国境の分け方をしてくれたらよかったのに、チリとアルゼンチン・・・


その後いったん「リオ・グランデ」と言う町で停車し、予定時間から遅れること2時間半。

23時半に「エル・カラファテ」へ到着。所要時間19時間半。

体、痛い。。。


しかもここから、本日お世話になる宿探し。

さすがに24時前からの宿探しは疲れる。

「ウシュアイア」は観光地と言うこともあり、どのホテルも満室でバックパックを背負い40分程ホテルに飛び込みを繰り返し、何とかホテルを見つけチェックイン。

バックをおいて町に少しだけ繰り出し1杯だけビールを飲んでその日は終了。

移動だけでもけっこう労力使いました。

お金があるなら飛行機での移動をおすすめします。
パタゴニアといえば巨大な氷河があることで有名。

この雄大かつ青白く美しい氷河をみるためにはるばるこの地方まで来たと言っても過言ではありません!

拠点となるのはアルゼンチンのエルカラファテ。

プエルト・ナタレスからバスで移動し、さっそくツアーの申し込みに行きました。
(バスは朝8時半出発。Cootra社で申し込み、1人11000C$でした。)

エル・カラファテにはメイン通りに何件もツアー会社があるので、一件一件値段を聞き込み。
高いところで1日ツアー$180(アルゼンチンペソ)でしたが、だいたい$160前後だった気がします。
私たちは普通の展望台だけ行くツアーではもったいない!と思い、船で氷河の近くまで行けるツアーに申し込みました。
これで1人$150(約3700円)だったのでかなり良心的な旅行会社でした。


さて、肝心のツアーは朝9時にホテルまでミニバスがピックアップに来てくれ、今回は18人でのツアー。
パイネのトレッキングツアーと違ったのは、お客さんにわりと年配の方が多かったので落ち着いた雰囲気だったということ。
さらにほとんどが展望台での自由時間だったので、煩わしくなく気持ちよく過ごせました。
ツアーでも団体で行動するっていうよりはこうゆうほうが私たちには向いてるな・・


今回見に行った氷河は「ペリトモレノ氷河」。
氷河の後ろには雄大な山々がそびえたっていて、この美しい景色は自然遺産にも登録されています。
なんでも、太平洋側からの湿った風が、アンデスのこの山々にぶつかると大量に雪を降らせるらしく、これが氷河となって流れてくるようです。
比較的最低気温が高い地域なので(とはいっても冬の日本よりも寒いです)、氷の溶融、再氷結が短いサイクルで繰り返されるらしく、
その結果、氷塊が轟音とともに崩落していく姿を見れるとのこと。


崩落、見たいなー

そんな思いを胸にいよいよ氷河と御対面。
見えてきましたー!!

氷河一帯



最初に船から近くまで行って見たんだけど、とにかくすごい迫力!!
色は白ではなくて「青」。

青い氷河

氷河全体

氷河全体?


青白く輝く氷河はほんとに神秘的でした。
どこからともなく「ゴーッ」と音がするのだけど、大きな崩落は見れず。
だけど小さな崩落さえもその音はものすごくて、氷河の巨大さを実感しました。

展望台では3時間の自由時間で、ずーっと崩落を待つことに。

展望台から

途中やっぱり「ゴゴゴーッ」と氷河が崩れる音だけはするんだけど結局小さな崩落を見ることしかできませんでした。
残念だったなー

一度船で小さな崩落を目にしたのでそれを連写したものはコチラ。

崩落?

崩落?

崩落?

崩落?



小さな崩落だけど、衝撃でした!!


ずーっと眺めていても飽きなかった氷河、この青白さはきっとずっと忘れないだろうなぁ。
今度は別の氷河も見てみたい!!


そうそう、実はこの日もあいにくの雨模様。
本当に私たちは山に関係するものに嫌われているようです・・(笑)
なのでこんな格好で待っていました。

カッパあゆ


カッパ、日本にいるときは見向きもしなかったけど、けっこう使えます。


*ペリトモレノ氷河のあるロス・グラシアレス国立公園では入場料を1人$75(約1900円)取られました。
プエルトナタレスでの最大の目的、パイネ国立公園のトレッキングに行ってきました。

今回のツアーは1人18000ペソ(約3600円)で申し込み。
5 件くらいはしごしてみましたがどこもそんなに変わらない値段でした。


当日の朝方は夜から続いた雨でどうなることやら・・と不安でしたが、出発する8時くらいにはすっかり雨もあがって、トレッキング日和となりました。

ミニバスがホステルまで迎えにきて今回はイタリア人夫婦、オランダ人の女のこ二人との6人でのツアー。
それに加えてよくしゃべるガイドの7人でトレッキングしてきました。

羊飼い?
↑お出迎えは羊の大群。

羊飼い?
↑羊飼いもいます。

パイネ国立公園(TORRES DEL PAINE)はチリ南部パタゴニアの最大の観光地です。
見所はなんといっても、天を突き刺すような奇妙な形の三本並んだ峰【TORRES DEL PAINE】でしょうか。
TORREとはスペイン語で塔の意味です。


トレッキング当日は本当にきれいに見えて、写真もすっごくきれいに撮れました!!


景色?
↑THE自然。

自然
↑山です。

山々と湖
↑絵葉書になりそう!!

小滝
↑滝もありました。

肝心のトレッキングですが・・・
私たちは自分たちにストイックなタイプではないので、トレッキングも中盤から飽き気味に。。(プーノといいガラパゴスといい、歩くのはほどほどが丁度いいと思う。)
何時間も歩いては景色を撮影して、、なんて繰り返しで少々疲れてしまいましたが、とはいっても自然はやっぱり雄大で素晴らしかった!!

リャマ
↑リャマみたいだけどグアナコという生き物。

リャマ死がい
↑プーマに食べられちゃったりするとこうなる。。


日本にいるとなかなか動物にもお目にかかれないし、こんな山歩くなんてことないもんだから、それはとても楽しかったです。
「日本に帰ったらトレッキングしよっかー」なんて二人で言っちゃうくらい景色に関しては言うことなし!

興味ある方、是非一緒に山に行きましょう(笑)


帰り間際に雨と強風のため、少し早めに切り上げてしまいましたが、それでも十分楽しめたトレッキングでした。



余談ですが・・・

ガイドさんがなんか体育会系で、やたらとテンションが高くって我々、「そっとしといて・・・」タイプの人間には少々つらかったです(笑)
あとオランダ人の主張の強さ!
うざっ!って感じに迷惑でした。
ツアーはやっぱり得意じゃないなーとつくづく実感。