グアヤキルからリマへ移動してわずか2日。
リマから長距離バスにて22時間・・
標高3400Mの町、クスコに到着です。

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飛行機だと2時間のところをわざわざバスで来たのは、やっぱ旅っぽいよねーなんて盛り上がって陸路にしたわけだけど、
いやいや、とてもつらかった。。
けっこういいシートでゆったりとできたんだけど、さすがに人間同じ場所に20時間以上座ってるってのは、
かなりの体力が必要でした。
おまけに席が最悪[emoji:v-393]

前は子連れで夜中ずっと泣きわめくし、隣は半端なくイチャついてるカップルだし、
後ろの外人なんか座席に足かけてるらしく私の腰あたりをむぎゅむぎゅ押してくるし。。
あぁ、運が悪い・・[emoji:v-399]
でもめげなかった。
大丈夫。

なんとか到着したものの、そこは標高3400M。
富士山ですよ。
やっぱり体がだるくって、長旅の疲れもあったんだろうけど、少し歩くだけで息がハァハァ。
少しクスコで休養して体を慣らしてからいざマチュピチュへ!
という感じです。


クスコは街全体が世界遺産らしく、石畳で統一されています。
よけいな色は見当たらない。
昼間はまぁ普通の町だけど夜にライトアップされるとけっこう素敵です[emoji:e-418]
住所 Jr.Azangaro 127-125 Lima1-Peru

ツイン 50ソロス(約17$)/部屋×2泊

バス・トイレ付・温水シャワー・タオルあり・キッチンあり

日本人がけっこう泊まる安宿って聞いてたけど。
あんまり安くないうえに満足度は低め。

セントロ地区にあるので治安はよくない。
シャッターが閉まってるので宿の中は安全みたい。

日も当たらないしこのくらい出すならもっといい宿あると思う。
交渉したけど安くならなかったしネットもWiFiなのに使わせてもらえなかった。
水とかビール・ジュースが宿内で買えるので便利。


受付は3交代制なのか?
朝は英語の話せる女性・昼間は若い妊婦とその夫・夜はめがねの男の人だった。
朝の女性以外はスペイン語しか話せない。

早朝に宿を出発。
10時50分の飛行機に乗ってグアヤキルに戻りました。
そのまま空港で過ごし夕方の便で無事にリマ到着です。

エクアドルの出国で最後にめんどくさい思いをしたので(やたらと私につっかかってくる審査官。しまいに何人も人を呼んできてたぶんからかわれてた)
、親日家が多いというリマにわくわく♪
空港到着直後からこちらを見てニコっと笑いかけてくれる人たちに何人か出会い、入国の審査官もとーっても優しいおじさんだったから、
ペルー最高!な気持ちでターミナルへ。

宿はあらかじめここにしようと決めていたところがあったので、メモ片手にタクシーを探していました。
何やらリマには3種類のタクシーがあるらしく、1つはリムジンハイヤーみたいなもので安全かつ高い高級タクシー。
2つめは市に登録されているオフィシャルタクシー。
そして3つめは無認可で個人で経営しているタクシー。

個人タクシーが一番料金は安いらしいのですが、よく観光客はこれでだまされて変なとこに連れていかれたり金品をだまし取られたりすると
聞いていたので、最初くらいは慎重に・・・と2つめのオフィシャルタクシーを探してました。
すると片言英語の何やらタクシー運転手らしい人が話しかけてきて、うざったいなーと思ったので、

「私たちはオフィシャルタクシーを探してるから」
というと胸にかけてる入館証みたいなものを見せてきました。

そこには【Official Taxi】の文字が。

そのときは分からなかった。これが偽物だとは・・・

すっかり信じ込んだ私たちは言われるがままにタクシーに連れて行かれ、目的のホテルを告げて念のためホテルまでの料金も確認。
(旅行者はよく最初に確認しないと降りるときに法外な値段をふっかけられるというので。)

一安心。

と思ったのも束の間、運転手は空港を出てすぐに車を止めて、

「このホテル周辺は今祭りをしてるから5ブロックくらいは車が通れない。治安も悪い。明日ならとても安全に通れるから、
明日連れて行ってあげるから今日は自分の知ってるホテルに行く」

とか言い出したのです。

え?そうなの?

一瞬二人で止まってしまったけれど、でもこの宿に泊まった日本人が大勢いたし、なんか言ってることちょっと怪しいー・・
と思ったので、

「でもこのホテル予約してる(ホントはしてない)から行ってください」

というと今度は少し考えたあとに「じゃあホテルに電話してキャンセルするから電話番号教えて」と言いだす始末。

うげー、完全にこれはおかしい。。

「いや、もういいから空港戻って!戻らないならここで降りるから!」

と半ば無理やり車を降りてきました。

あぶな~い・・・

あのまま言われるがままに知ってるというホテルに連れていかれたらたぶん高いお金払うことになったんだろうなー
よく考えると怪しいとこ満載。

まずやたらと空港内からタクシーへ向かうとき急かす。
やたらとベラベラしゃべる(へたっくそな英語で)
オフィシャルタクシーって書いた入館証をすぐにはずした。
車はタクシーマークがない普通の乗用車だし止めてあった場所は一般車向けの駐車場。
目的地であるホテルの住所をほとんど見ない。


・・・こんだけ揃ってたら完璧に怪しいです。

その後無事に空港職員に紹介された本物のオフィシャルタクシーに乗り(本物はグリーンのネクタイをしていてグリーンタクシーって入館証してるしタクシーも空港のすぐ目の前にある)
ホテルに連れてきてもらいました。

少し高かったけど、こっちの運転手さんは誠実。
私たちが探したホテルは旧市街にあって、このへんは夜になるとすごく危ないからオススメできないよといって心配してくれたし、
街の治安も教えてくれたし、ホテルの予約取れるか不安だったから到着後ちょっと待っててもらえますか?というと笑顔で対応してくれたし他の宿も教えてくれたし。
全然質が違います。

リマに来る予定のある人は、空港職員以外の人に話しかけられたらまずは無視してよいと思われます。

これからもっと治安の悪い国に行くし、気を引き締めて旅を続けないとなーと改めて感じました。

早朝6時発の船でサンタ・クルス島へ戻ってきました。
今回の船は前回乗ったボロっちいのじゃなくって、1人1席きちんとした座席があって、これは酔わずに無事過ごせそうだー!と
思っていたのも甘かった・・・

私はこの2時間の移動で、まさに生死をさまよう思いをしたのです。。
詳しく書けないんだけど、(大声でいうことじゃない)もうこのまま死んでもいいと思うほど精神が崩れてしまって、
移動のほとんどの記憶がありません・・・
いや、あれは過去に私と同じ経験をしたことがある人は絶対みんなあぁなるって。
終わってしまった今となっては全然なんともないことだけど、あの移動は本当につらかったな~
一緒にいた彼が一番かわいそう・・
まぁ、そんなのも旅だからこそ味わえる醍醐味です。
気になる人は直接聞いてください(笑)
大したことじゃないんで。

サンタ・クルス島では特に何もせず、翌日にはエクアドル本土へ戻りすぐにリマへ旅立つことが決まっていたので、ゆっくり過ごしました。
散歩してたら名物?といわれる魚の卸売を見れたし、そこにいるアザラシやペリカンとも会うことができました。

DSC_0163.jpg   世界一周 016

世界一周 015   DSC_0166.jpg



こんなに動物に普通に会えるなんてやっぱいいなー、ガラパゴス。


ただし難点もあり。
観光地化しすぎて、すべてにおいて高い!!
入島料で1人100$+ツーリストカード(不法滞在を防ぐ目的らしい)なるものを10$で購入させられたし、町のレストランもグアヤキルの2倍の値段。
飛行機の料金も外国人はエクアドル国民の3倍くらい。
私たちは往復で366$。
こういった料金は日本人の感覚からすると普通だったりするんだけど、エクアドルの物価を考えると本気で高いんです。
ビール1本1$、タクシー1$、ごはん1食2$とかで過ごせる場所。
そこでこの日本円万単位のお金がかかるって・・・

でもそれでも行っちゃうのが外国人(特に先進国の)。
それだけの価値があるということでしょう。
実際私たちも楽しんだしね。


さて、気持ち新たに次はペルーへ突入です。
楽しみ~♪
イザベラ島はサンタ・クルス島から約2時間。
高速船に揺られてようやく到着です。


サンタ・クルスはわりと栄えてる街だったけど、イザベラ島は港からしてけっこう質素。
ひっそりとしている感じでした。
その後口コミでいいと聞いていた宿を目指してタクシーで向かってチェックイン。
1人1泊15$で朝食付きと思っていたより安かった!
ツアーなんかで使われる人気の宿だったので、予約なしで行って泊まれなかった旅人も多いらしく、、2泊できたのはラッキーでした☆


イザベラ島はガラパゴス諸島の中での一番大きな島なんですが、街自体は小さく、イメージでいうと村という感じ。
道行く人たちがみんな「オラ」といって挨拶してくれるあったかい所。

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道路も舗装されていなくて、砂利道だし、野良犬もいるけど全然吠えかかってこない。
夜道も早朝もぜんっぜん危なくないし、ちょっと歩くと海岸が広がっていて、のんびりと過ごせました。

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到着の次の日には自転車を1日レンタルしてサイクリング。

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トレッキングコースをまわるといくつかいろんな動物を見れるポイントがありました。
サイクリングがものっすごく気持ちがよくって、なんか幸せな気分になれました。


ウミガメの飼育センターがあって、そこに行ってみると、うじゃうじゃとウミガメが!
こうやって大きさごとに分けられて育てられてるみたいです。

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やっぱり純粋な自然だけの街じゃないからかなー
人間が住むと、どうしても動物たちは暮らしにくくなるからしかたないのかもしれません。

その中にひっくり返って起きれなくなってるコがいて、どうにもこうにもならなかったんだけど、どのカメさんも助けないの。

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かわいそうだったなー
飼育員の人が起こしてあげてるといいんだけど。


ウミガメZONEを過ぎるとなんにもない道があって、なんとなくサイクリングをしていると、湖を発見!
なんとそこに念願のピンクフラミンゴの姿が!!

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ピンクだー!!
見れてよかったぁ~

トレッキングコース終了の合図は広がる海。
だーれもいなくてプライベートビーチといった感じ。
キレイで波の音が心地よかったです。

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自然と戯れた気持ちのいい2日半でした★