白ヤギとペンギン -3ページ目

9ヶ月を記念して2

3月。

卒業式を目前にし、私たちはできる限り会うようにした。

お昼ごはんだけ食べたりとか、夜ごはんだけ食べたりとか。


3ヶ月記念日には、ディズニーシーへ行った。

寒かったり、混んでたりで、喧嘩もいっぱいしてしまった・・・・。

でも、綺麗な夜景を見ながらキスしたり、手を繋いで温めあったり。

ロマンチックに過ごすことができた。

でも・・・・・まさか心霊写真が撮れるとは思わなかったね(笑)


3月24日は前夜祭。

そして、3月25日は卒業式。

忙しかったはずなのに、優紀は時間を取ってくれた。

来れないかもって言ってた前夜祭に来てくれたの、とっても嬉しかったよ。


卒業式はあいにくの雨。

どしゃぶりの中の袴はかなり辛かった・・・・・

式典自体は一緒に出れなかったんだけど、掲示板の前で再会。

二人で撮った写真は、今も部屋に飾ってあるよ。

綺麗って素直に言ってくれたらもっと嬉しかったのになぁ~

ゼミで集まったり、夜は飲んで盛り上がったり、楽しかった。

同時に、こうやってみんなで集まれるのも最後なのかと思うと寂しかった。

またOB会で会いましょう。


3月27日。

私のわがままにより、ペアリング購入。

割り勘だったけど・・・・学生どうしだし、仕方ない。

シンプルで細い指輪が欲しくて、時間もあまりなかったんだけど、できるだけ探してGET。

お互いの名前を刻んでもらった。

初めて指にはめた瞬間、嬉しかったなぁ(*^^*)


3月末。

一緒に新井薬師前駅の桜並木を歩いた。

綺麗な、桜の花。

満開の花吹雪。

社会人になる前日の二人。

もしかしたら、私は工場勤務になってどこへ飛ぶかわからなかった。

離れ離れになっても続けていけるかな・・・不安はいっぱいだった。

仕事への不安もあったけど、優紀との関係への不安もいっぱいだった。

でも・・・・・好きだから、頑張るしかない。


9ヶ月を記念して

3月1日から4日。ゼミの卒業旅行。

優紀にほぼ丸投げした旅行。

ツアーに乗っかって、九州を一周する。

前日まで北海道旅行だったこともあり、やや疲れはあったものの、集合の朝6時半には間に合った。

男子5人、女子3人。

飛行機の中やバスの中でも、爆睡したり、おしゃべりしたり・・・・・いや、ほぼ寝てたかな。

優紀は二人の時と違ってちょっと(かなり)冷たかった。


一日目は大分の湯布院、熊本の阿蘇カルデラをバスで観光。

夜は旅館に泊まり、露天風呂を占領しながら、かれこれ一時間位ガールズトークを繰り広げていた。

完全男女別々に、部屋でくつろいだりしていた。


二日目は熊本城など市内観光後、佐賀を通り、長崎ハウステンボスへ。

バスの関係で、その日はずっと優紀の横だった。

寝たり、起きたりを繰り返していたものの、いつ起きても優紀は窓の外を眺めていた。

ハウステンボスの夜景はとっても綺麗だった。

なぜか歩いてる時、隣はI君だったけど。

花火はすごく綺麗だった。

夜、みんなで買出しに行った。

I君が「一番後ろ歩いてやれよ」と注意しても、優紀には届かない。

その後も重い荷物を女の子に持たせたり、一人だけどんどんお酒を飲んだり・・・優紀のKYには結構呆れてしまった。

こんなに空気が読めない人だとは思わなかった。

呆れたというか、腹が立ったというか・・・・


三日目はハウステンボス観光。

私はものすごく不機嫌を露にしてしまった。

冷たい態度もつらかったし、KY具合にも腹が立ってたし。

ただそれは優紀もわかったようで、途中で仲直り。

みんなより後ろを歩き、手を繋いでくれた。すごくすごく、嬉しかった。

二人で割り勘してチーズケーキを買った。

ハウステンボスはつまらない、というイメージがあったけれど、ゼミで行ったからか、とても楽しかった。


そこからのバスの中で、優紀の寝顔を初めて見た気がした。

家に泊まりに来ても、私の方が先に寝て、後から起きるから。

嬉しくなって、隠し撮り。


佐世保駅で私と優紀は降りた。

ここからはみんなと別行動。

それぞれ実家に帰るということにしていたが、もう一泊長崎にする予定だったのだ。

重い荷物を抱えながら、佐世保バーガーを食べた。

美味しかったけれど、こんなもんかと思ったりもした。

そこから、愚痴ばかりの優紀に腹を立て、電車の中はとても険悪に。

前日のこともあったし、別れようかどうしようかとまで悩んだけど、なんとか丸く収まった。

喧嘩ばかりしたいわけじゃないのだけど、一度怒るとそれを隠せないのは私の悪いところだ。

しかも、途中で怒りが収まることもあり、そのときには優紀が怒り始めてて・・・・そんなことはよくある。


夜は中華料理を食べた。

久しぶりの二人だけの食事。

それからお散歩もかねて、ワインや朝ごはんを買いに街をあるいた。

が、なかなかコンビニを見つけられなかった。

階段でグリコをしたり、手を大きく振って歩いたり。楽しかった。

さっきの喧嘩もどこ吹く風。

これからもずっと一緒にいたいなと思えた。


お風呂から出ると、疲れて寝てしまった。

割り勘したチーズケーキとワインを飲まなきゃと起きたけれど。

アニーおばさんのチーズケーキは格別。美味しかった。

でも、疲れてたみたいで、ワインの回りは速かった。

相当酔った。

その夜から次の日の朝まで、計10回もしてしまった。

若いというか、元気というか・・・・・自分自身でもすごい記録だと思う(笑)


翌日の午前中は、原爆公園や大浦天主堂を見たりした。

お昼は長崎ちゃんぽん(皿うどんだっけ?)を長崎駅で食べた。

時間があまりなかったけれど、一緒に食べられて良かった。

しばらくはお互い実家で会えなくなるから、姿を目に焼き付けようと思った。


優紀のバスを見送った後、私は一人で浦上天主堂やグラバー園、中華街のランタン祭りを観光しに行った。

電車の時間が夜だったから。

一人旅だと、食べたいときに食べたいものを食べ、行きたいところに行け、気楽だと思った。

でも、優紀が一緒だったらもっと楽しかったかも・・・・・。

こうして、ゼミ旅行は終わった。


優紀と再会したのは、3月16日。

前日からの大喧嘩を引きずって、全く口も聞かず、メールもせず。

振り返ってみると、優紀とは喧嘩ばかりしているのかもしれない。

ゼミの追いコンに合わせて帰ってきたので、嫌でも顔を合わせなければならなかった。

とはいえ、席は端と端にした。

私の言い分など、聞き入れると思えなかったし。

二次会は微妙な近距離。

話自体は別の人としていたから良かったのだけれど・・・・・・

O君と優紀は彼女の話か何かをしていた。

これからも続けていく気はない、というような内容だった。

それに同意して話している優紀の声が聞こえてきて、気づかないふりをするのがやっとだった。

おもしろがって、こちらを見つめながらそんな話題を振るO君が大嫌いになったけど。


他の女子が帰る時に、私も一緒に帰った。

もうあんな場所にいたくない。

別れを覚悟した。


その後優紀からメール。

今から行くから、という。

話をつけるのは、早いほうがよいのだろう。

迎え撃つ覚悟を持ち、私は家で待った。


その晩は激論だった。

優紀は一度怒ると結構頑固だから難しい。

こんなタイプと付き合うのは初めてだから、扱い方がわからなくて困った。

でも、最終的には何とか話はまとまった。

お互いに好きだから、喧嘩はしても、別れたくはないんだ。

ほっとして、久しぶりに優紀の腕の中で眠った。




8ヶ月を記念して5

2月25日。北海道旅行。

優紀にほとんどのプランを探してもらい、予約をしてもらい・・・・という旅行。

だが、当の本人はインフルエンザが治り切らない中での強行出発。

大丈夫かしら??

心配しつつ、私に遷さないでねと思いつつ、北海道に旅立った。


マスクをしていたら、優紀は怪訝な表情。

「ずっとマスクしてるの?」

「だって遷されたくないし」

ショックを受けたように目を丸くするのだが・・・・・

発症前日に同じ部屋で泊まっていたにも関わらず遷されなかった私。

だが、念には念を。

時間が経つにつれて、めんどくさくなり、マスクはポイ。


冬の北海道に来るのは初めてだった。

函館空港に到着。2年ぶりだ。


バスに乗り、向かうは五稜郭。

リフォームされた五稜郭タワーは、以前と全く異なっていた。

雪の残る公園を、写真を撮りつつ回る。

のんびりのんびり。雪を踏んでみたり、空を仰いで見たり、癒された。

タワーの上からの景色は、絶景。

逆光で、なかなか写真がうまく撮れずに苦戦したけれど・・・おばさんに撮ってもらった写真は、今も宝物。

ソフトクリーム、二人で一つを食べた。バニラとメロンのミックス味。

アイスが好きな私は大満足。

おいしかった。


函館のホテルは、なんと2年前に泊まったのと同じホテルだった。

偶然ってすごい。

荷物を預け、探索へ。

昼ごはんは、ガイドブックに乗っていた海鮮丼屋さんへ。

いくら、ホタテ、魚の三色丼を食べた。

美味しさに感動しまくりだった♪

色々な教会を見たり、外国人墓地に行ったり。

途中で雪が降ってきた。

あんなに大粒の雪を見たのは初めてだったから、うれしくて大はしゃぎ!

雪って白くてとても綺麗。

二人で写真をいっぱい撮った。

けれど、感動もつかの間。寒くて仕方ない。

ホッカイロを貼っても持っても、なかなか温まらない。

寒さの質が違うのだ。

優紀と手を繋ぎ、雪道を歩く。

途中でお茶を飲み、休憩。

温かい飲み物は、体を芯から温めてくれた。


夕飯はジンギスカン。

焼肉のような形式だが、焼き方は野菜炒めのよう。

ビールを飲み、豪快に肉にかぶりつく。

おいしかった。

この旅行、食べてばっかりだ。

ご飯の直前、赤レンガ倉庫を少し見て回った。

コンピュータだから当たらないかなと思った手相占いの結果をお互い見てみた。

あたっている。

今時のコンピュータ占いは馬鹿にできないねと感動した。


ご飯を食べ、その後はロープウェーに乗って夜景を見た。

初ロープウェー。

上る途中の景色も綺麗。ただ、揺れるのがちょっと怖かった。

バスがないので、仕方なく乗ったのだが、良い経験になった。

展望台からの景色もとっても綺麗だった。

半島の形がくっきりと浮き上がっている。

寒い冬の空気は澄んでいて、光がくっきりとしていた。

「きれいだね」

帽子、マフラー、ホッカイロ。完全防備。

さすがに、寒さには勝てない。

優紀は私がプレゼントしたマフラーを巻いてくれた。

似合っていた。

めがね姿も新鮮で、かっこよかった。

一緒に夜景が見れて、幸せだった。


だが、それも長くは続かず・・・・

ホテルでは、私の愚痴がきっかけて喧嘩状態に。。。

ゼミの空気が良くなくて悲しい・・・と話し、共感して欲しかっただけなのに。

優紀の鋭い口調と突っ込みに圧倒され、涙が止まらなくなってしまった。

せっかくの旅行なのに。

苦しくて、心の中では元彼に助けを求める自分がいた。

このホテルがそうさせているのか・・・・・・。

しばらく言い争った後、空気も悪くなったので、議論は終了した。

苦い後味になってしまった。


お風呂に入り、ゴロゴロ。

気分も落ち着き、先ほどの嫌なムードもだいぶ流されていった。

ワインも入り、気分も高まっていく。

キス、抱擁、スキンシップ。

インフルエンザのことなど、頭から飛んでいた。

旅行に来る前、部屋のベッドでイチャイチャしていた時のこと。

体を求めてくるようで、あと一歩は踏みとどまっているようで。

優紀がどうしたいのか、わからない。

したいんだけど、言い出せないのかなぁ・・・・と心配になってしまう。

心配が重なり、ある日はっきりと聞いてしまったのだ。

「どうしたいの?はっきりして」

あまりに堂々と聞いたことに驚いたようで、優紀のほうが動揺していた。

「したくないわけじゃないけど・・・・・・・」

もごもごと口を濁す。

「けど?」

「お風呂入ってないし、ゴムもないし・・・・」

何かの記念の日に、と取っておいてくれたようなのだ。

「ゴム持ってくれば良かったなぁ」

ベッドに寝転びながら、優紀。この発言には私の方がびっくりしてしまったけれど。

そんなこともあり、北海道旅行中で、と思っていたようだ。

北海道に、しっかりとゴムを用意してきていた。

いよいよ・・・・・・

この晩、色々あったけれど・・・・・・・無事一つに結ばれることができた。

幸せ♪


二日目の朝ごはんは、朝市での海鮮丼。

今日は電車に乗り、小樽へ向かう。

レーズンサンドを買い、車内で食べた。

北海道で北海道名物を食べるのも良いかも。

車窓から、内定してる会社の工場を発見。

こんな雪と森の中で生活するのは厳しいなぁと思い、東京勤務を強く願った。


小樽到着。

函館よりも雪が多かった。


流氷館に向かった。

氷の中の魚は苦手だったけれど、花は綺麗だったし、滑り台は楽しかった。

外に出ると、二人で手紙を書いた。

雪だるまに入れて、お互いに送るのだ。

だが、勤務地も何もわからないので、お互いの実家に送り、そこから転送することに。

1周年記念に届くように。

一年以上一緒にいようと思ってくれているのだと実感できて、うれしかった。


ガラス細工やオルゴール等、小樽には可愛いお店がいっぱい。

優紀おすすめの仮面のお店にも行った。

何を食べたか忘れてしまったけど、食べ歩きした物も美味しかった。


一番感動したのは、小樽運河。

光がぼんやり浮き上がって、とっても綺麗だった。

夜の小樽。雪景色。オレンジの明かり。

幻想的な景色を二人で見れて幸せだった。


札幌到着。その晩は北海道メニューのある居酒屋へ。

すすきの界隈を探した。

じゃがバタが美味しかった(by優紀)

梅酒もおいしかったし、満足した。


居酒屋を探すときもだったけど、ホテルまでも、結構歩いた。

偶然空いていたらしく、広い部屋に泊まれることになった。

やったぁ。

お風呂に入り、荷物を整理。

浴衣姿でワインを飲みながら、おしゃべり。

あっというまの北海道旅行だったね、と感想を語り合った。

広いベッドに二人でくっついて就寝。

温かくて、ほっとして、安心しながら爆睡した。

優紀のこと、大好きだって心の底から思えた。


翌朝は朝食バイキングをたらふく食べた。

牛乳の味が違ってて、おいしかった。


生理痛に悩まされたりもしたけれど、電車に乗り、白い恋人パークへ。

製造段階を見学したり、コレクションの数々を見たりした。

園内の可愛い人形を写真に撮ったりもした。

白い恋人、美味しかった。

この頃は知る由もない・・・・・偽造事件が発覚する数ヶ月前のこと。


北海道大学。雪が残る学内。

以前来た時には壊滅していたポプラ並木も復活し、雪の中をズボズボと歩いた。

手を繋ぎ、よろけながら歩いたけれど、その不安定さが楽しかった。

優紀がヨン様の真似をしていて、面白かった。


その後、札幌市内でラーメン横丁に向かった。

3時くらいの変な時間だったこともあり、閉まっている店が多かった。

入れた店では、変なドラマがテレビで流れていた・・・なぜか見入ってしまったけど。

ラーメンは温かくて、濃厚で、おいしかった。

本当に、食べてばっかりの旅行。

おなかも心も満腹♪


初プリクラ。

優紀にお願いして、ゲーセンのプリクラコーナーへ。

嫌だ嫌だと渋っていた優紀だが、私に強制され、仕方なく機械の中へ。

どんなポーズをとろうか悩んでいた時、ぎゅっと抱き寄せてくれた。

驚いたけれど、うれしかった。

ハートいっぱい。豚も登場するラブラブなプリクラを撮れて大満足だった。


あっというまの北海道旅行。

新千歳空港からの帰りの飛行機。遅い時間になってしまった。

お土産も買えたし、食べるものも食べた。

二人きりの時間が終わってしまうのは寂しいけれど、またどこかへ行けば良いのである。

しっかりと手を握り、甘えたりしながらのフライト。


思い出のいっぱい詰まった北海道旅行。

綺麗だった。切なかったりもした。でも、一番の感想は楽しかった。

またいつか、二人で一緒に行きたいね。