バルボー「プラネタリー・サイクル」の日本語訳本
辻一花さんとの共同訳の本、「プラネタリー・サイクル(Planetary Cycles Mundane Astrology)」が出版されました。
フランスのアストロロジャー、アンドレ・バルボーの本です。アンドレはマンデンアストロロジーを生涯のテーマにし、世界の歴史と天体サイクルの関係の研究をし続け、93歳で「プラネタリー・サイクル」を出版したのです。
バルボーのホロスコープです。
太陽と月がてんびんサインで新月、日食生まれです。これが冥王星とスクエアです。20年に一度の木星と土星のグレートコンジャンクションもあります。アセンダント近くの天王星は水星、冥王星と水のグランドトラインで、金星・火星とオポジションとなり、全体でカイトのコンフィギュレーションを形成しています。長年にわたる探求心はさそりサインの水星のグランドトラインが大きいのでしょう。CFMは424と、フィックストがやや少なく、カーディナルとミュータブルの間で揺れ動くことがあるのかもしれません。10天体で逆行は天王星のみと、無軌道と言われる天王星逆行から、人とは違うことを徹底してやり通したともとれます。事実、ケプラー以来、忘れられていた天体周期(プラネタリーサイクル)を掘り起こし、著名な占星研究家たちに影響を与えました。また7ハウス(プラシーダス法で作成)に多くの天体が入居しています。人間関係を重視し、相手、他の人、パートナーと共に活動する姿や、他の人に依存する、頼るという場面も考えられます。また人間関係に恵まれることもあるでしょう。
さてプラネタリー・サイクルの英語版の本が出版された時のホロスコープ(0時で作成)と今回の日本語版の出版日(0時で作成)を見ると、どちらも水星が逆行 retrogradeしているのです!トランジットの水星の場合、立ち止まって今までのことを反省、再考、点検ということをするとよいと言われます。パソコンのバックアップ、途中で放棄していた事柄をもう一度チェックする、壊れていた機械類の修理をする、などです。
一般的に逆行は、天体の本来の働きが発揮できないと言われ、水星逆行ではコミュニケーション、通信、交通、契約、書類上のことなどで、不具合が起こりやすいのです。出版ではこれらのことのうち、なかなか本が届かないことがあるかもしれません。でもretrograde の Re は「再」の意味であり、再版があると考えられます。ということは? 多くの人がこの本を手に取ってくださる??
英語版の出版日時では、太陽(水星)、木星、冥王星のグランドトラインがあり、金星はおうしです。1ハウスはいてサインで、まさに出版。9ハウスのおとめサインから、水星と木星の関係をみると、セパレートですが、トライン。また1ハウスの冥王星と木星はアプライでトライン。占星学に関係するキローンは水星とセクスタイルと、これもプラスです。
一方、日本語版では、逆行の水星、金星は冥王星とトライン、9ハウスに木星があります。MC近くのキローン、2ハウスのセレスも占星学、それが育っていくという観点からはプラスでしょう。
発売日の9月14日ではどうでしょうか? 1ハウスと9ハウス関係では、月と土星(または天王星)をみます。月と土星はスクエア、月と海王星はトライン。月の最終アスペクトは冥王星とのトライン。あるいは成功するかという問いでは、月と海王星での関係になり、その場合もトライン。ポジティブ思考でいけばOKでしょうか?
みなさまプラネタリー・サイクルの応援よろしくお願いします。