★感情の乱れと憑依の関係
レポート「心のコントロール(1)怒り」の中で、私は、
「怒りの思いがコントロール不能になっているときは、
大抵、悪霊という存在が関係しています」
と書きました。
同様に、特に理由がないのに、いつも恐怖心に苛まれている場合も、大抵の場合、悪霊の影響があります。
宇宙には「波長同通の法則(引き寄せの法則)」があります。
慈悲深い心には天使がシンクロし、怒りや哀しみ、恐怖や猜疑心や嫉妬心などのマイナス的な心には、悪霊や悪魔がシンクロしてきます。
FMのラジオは、FM波をキャッチし、短波のラジオは短波をキャッチするように、エネルギー体である霊は、自分と波長の合う人間とシンクロすることができるのです。
天使はシンクロしたことにより、その人の魂が向上するような成功を与えようとしますが、
悪霊は、その負の思いを増大させ、そのエネルギーを吸いとります。
ですから、常に恐怖心に苛まれている方は、意図的に恐怖心を増幅させようとしている悪霊という存在がいるということを認めることが重要です。
悪霊は、障りを起こしていることを見抜かれないから好き放題できるのであって、それを見抜かれてしまうと、やりづらくなるのです。
悪霊も元は人間なので、喜怒哀楽の感じ方は、人間と同じです。
見られていないと思っているから、つい悪さをしてしまったという経験は、どなたでもあるのではないでしょうか。
悪霊も同じです。
「ひょっとして、ばれてる?!(;^_^A」
と思うと、プレッシャーが生じるのです。
気の弱い悪霊なら、それだけで逃げてしまうかもしれません。(笑)
しかし、人間のエネルギーを吸い取れなくなるのは死活問題ですので、根性のある悪霊なら、ばれた後も必死になって食らいついてくるでしょう。
しかし、彼らへのカウンターパンチとして、存在を見抜く一撃は、とても重要なことであるのです。
では、そもそも悪霊に憑依されないためにはどうしたらよいのでしょうか。
先程説明しましたように、彼らを地獄からおびき寄せているのは、私たちが発している負の思いです。
怒りのエネルギーが好きな悪霊は、怒りっぽい人のところに、
恐怖のエネルギーが好きな悪霊は、悩みグセのある人のところに、
このように悪霊は、自分と波長の合う思いを発している人に憑依してくるのです。
憑依。
これは、磁力に似ているかもしれません。
N極にS極が吸いつくように、彼らは引き寄せられてきます。
ということは、
N極にN極を持ってくると反発するように、悪霊と逆シンクロする思いを発せられるよう、心をコントロールすることが重要です。
悪霊は、怒り、嫉妬心、哀しみ、恐怖心、猜疑心、ぐち、不平、不満、過ぎた欲望、優柔不断、取り越し苦労、持ち越し苦労などの負のエネルギーが大好物です。
これに反するものは何でしょう?
そう。
愛、優しさ、反省、感謝、勇気、決断力などです。
悪霊は反省や感謝の思いが嫌いですので、それを毎日行われると、憑依することができなくなります。
レポート「心のコントロール(1)怒り」では、自分が怒りを発したときの状況をノートに箇条書きにして、心の変化を認識することが大切であるといいました。
どのあたりまでが自分が発した怒りの思いで、
どのあたりからが、悪霊に吹き込まれた怒りの増大パワーであるかを見抜き、
反省によって、そのパターンを修正していくことが重要であるといいました。
しかし、恐怖心の場合は、
自分のどこが悪かったのか反省し始めると、
「あれがいけなかったのか?
これもいけなかったのか?」
と、自分を追い詰めてしまう危険性があります。
ですから、恐怖心を克服したい場合は、
感謝の思いを数多く発することができるよう、心の訓練をする方がよろしいです。
方法としては、怒りのときと同じように、他人に何かをしてもらったことをノートに箇条書きにしてみると良いでしょう。
どんな些細なことでも良いです。
思い出せるかぎり、書き綴っていきます
だれかに「ありがとう」って言われたことでも良いです。
にこりと微笑まれたことでも良いです。
ごはんを作ってくれた母親のことを思い出すのも良いでしょう。
自分のことを心配してくれてた誰かのことを思い出すのも良いでしょう。
すると、
「私って、けっこう たくさん愛をもらっているんだ?!」
と、気づくはずです。
「○○さんに、○○してほしい!」
と思っていたことは、その通りにされなかったかもしれません。
しかし、それ以外のことでは、多くの人からたくさんの愛を受けているのです。
しかし、
「○○さんに、○○してほしい!」
が執着になっているので、
関心のない人から親切にされても、気づきません。
たとえ、○○さんから親切にしてもらっても、それが自分にとって関心のない親切の場合、されても気がつかないのです。
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★守護霊とのシンクロ vs 悪霊の憑依
物事を深く観察する目を養っていけば、守護霊があなたのことを心配して、何らかのアクションをしてくれていたことに、気がつけるようになります。
いつも自分のことしか考えていないと、私たちは、守護霊とシンクロすることができません。
守護霊も、私たちにインスピレーションを降ろすことができません。
では、そういうときに守護霊はどうすると思いますか?
愛する人にインスピレーションを降ろすことができないとき、彼らは様々な物理的な手段を使います。
たとえば、
たまたま開いた本のページに求めている答えのヒントがあったり、
たまたま見ていたテレビ番組の中にヒントがあったり、
たまたま電車の中で見た広告に答えそのものがあったり、
友人や家族の口を通して、ヒントや答えを与えてくれたり、
守護霊は、私たちが幸福になるための情報を与えようと努力しています。
このように、毎日自分に与えられている愛に気がつき、感謝の思いが持てるようになってくると、心から発するエネルギーが変わってきます。
心が暖かく優しくなってきますし、
「自分は人間だけではなく、
目に見えない存在からも、こんなに愛されている!」
と自信と安心感が生まれます。
感謝の思いや、自分が神仏に愛されていることの確信が、一定レベルを超えると、
ここが面白いのですが、
「ベリッ!」
と、体から何かが離れていくのを感じるでしょう。
身も心も軽くなった自分を発見するでしょう。
気のせいではなくて、本当に体が軽くなるのです。
そのときに、はっきりと悟ることができます。
自分を貶めようとした悪霊がいたことを!
そのときは、もう、嬉しくて大変だと思いますよ!(笑)
恐くてまともに見ることのできなかったレジのおばさんの笑顔を見ることができ、そしてそれに気づくことができる自分がいる!
恐くてできなかった美容院のシャンプーが、
「あ、そこそこ! そこが かゆいのよん!(^^)」
と、楽しく会話ができる感激!
悪霊が逃げ去る体感と、その後訪れる幸福感を体験した人は、とても強くなります。
自分の心を変えていくことによって、悪霊に勝利したという体験が
、大きな自信を持たせてくれるのです。
そして、さらに重要なことがあります。
悪霊がとれたあとも、感謝の心を忘れないこと!
守護霊や天使シンクロでき、幸福感が訪れたときのことを決して忘れてはいけません。
人は、「のど元過ぎれば、熱さ忘れる」悪いところがあります。
感謝の気持ちを忘れていく人は、再び悪霊の餌食になるでしょう。
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★心の傾向性のチェック
恐怖心が現象し、心に自信が戻ってきましたら、今まで避けていた反省を取り組むようにしてください。
自分はなぜ、「みんなが私のことをよく思っていない」と考えてしまうのか。
なぜ、人の言葉に傷つきやすいのか。
このようなことを深く考えてほしいのです。
同じ言葉でも、発した相手によって、受けるニュアンスが違っていることがあります。
好きな人が発した言葉であるか、嫌いな人が発した言葉であるかで、言葉の意味が逆に聞こえることがあります。
同じ人が語った同じ内容の言葉でも、自分の心の状態によって、逆に感じることもあります。
このようなことをいつも分析し、自分の心の傾向性を理性的に把握してください。
この行為が習慣化すれば、喜怒哀楽の思いに苛まれなくなります。
そして、いつのまにか、人様の悩みに答えてあげられる自分に成長していけるでしょう。
このような境涯を「阿羅漢向(あらかんこう)」といいます。
阿羅漢向になれば、守護霊から直接インスピレーション得られるようになります。
しかし、阿羅漢向の境地は、
心のコントロール訓練を1日さぼれば、3日分退化し、
1ヶ月さぼれば、ただの人に戻ってしまいます。
ただの人に戻るだけならまだましですが、
増上慢や惰性の日々に浸りますと、また憑依という現実が戻ってきますので、ご注意ください。
合掌…。(_ 人 _)
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