38、心のコントロール(1)怒り | 綾小路有則のスピリチュアル・レポート

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最近心のコントロールについて、どのように調整するといいんですかというお便りをよく頂きます。


イライラを押さえる方法。


怒りの心を押さえる方法。


悲しみや恐怖心を小さくする方法。


などです。


今日は、人間の持つ感情、特に怒りの感情をどのようにコントロールしていくとよいのかを書いてみたいと思います。


心のコントロール(マネジメント)。

 

 

これができるようになる方法をズバリ言うならば、


「恒日頃から自分の心の動きを観察する習慣をつけること」


です。


心というものは、様々な事象から影響を受けて、あっちへ ぐらぐら、こっちへ ぐらぐらと、常に動きまわります。


このことを中国の天台智覬(てんだいちぎ)というお坊さまは、「一念三千」という思想で説明しています。

 

 

 

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一念三千

 

 

 

 

 

 

人の心には、羅針盤のような「思いの針」がある。


この針は、毎日さまざまな方向を指し示し、止まるところを知らない。


嬉しいことがあれば一喜一憂するが、身内に不幸があれば、一瞬で悲しみのどん底におちいる。


しかし、この針のぶれ方は、人によって大きく異なる。


人の言葉で傷ついた心を何年も引きずる者もいれば、半時で心を癒してしまう者もいる。


この差は、一体なんだろう。


それは、揺れ動く思いの針を平常に戻す方法を知っているか、いないかということ。


思いの針を常に神仏の方向に向けられるよう訓練することが大切なのである。

 

 

 

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とまあ、↑ 意訳ではありますが、このようなことをおっしゃっておりました。

 

 




 

 

思いの針の揺れ方が、どのようなときに激しくなり、どのようなときに落ちついてくるか。


トラブルに見舞われても、大きく揺れなかったのはどのようなときか。

 

 

自分の心の動きを毎日徹底的に見つめて、記憶していくこと。

 

 

これが大切なのです。


抽象論だと分かりにくいかもしれませんので、具体的な話をしましょう。


あなたが夫婦喧嘩、あるいは親子喧嘩をしたとします。


喧嘩をしている最中は夢中になっているので、次から次へと相手の悪いところが見えて、悪口を止めることができません。


しかし、一晩たって昨夜のことを思い出してみると、大人気ない痴話ゲンカだったので、自分に嫌悪感を持ってしまいました。


なぜ、こんな極端な心の変化が一日で起こるのでしょう。

 

 

それは、一日も過ぎれば頭が冷静になっているので、

 

 

どのあたりで自分の心に火がついて、

 

 

どのあたりで火に油が注がれて、

 

 

どのあたりで消火不能の状態になったか、ある程度客観的にわかるからです。


ですから、

 

 

一晩寝て反省心が芽生えたあたりで、昨夜の事件をよく思い出し、自分の心がどのように変化していったのかをノートに、箇条書きでよいですから、詳しく書き込んでみましょう。


すると、面白いことに気がつくでしょう。


怒りに火がついたのは、相手の言動が原因なのですが、

 

 

火に油が注がれていったのは、自分が発している言葉の連打であることが多いのです。



「何よ、あんたなんて、○○○じゃない!

 あのときだって○○○○だったし、

 あのときなんか、○○だったじゃなーい! (\w/;」




というふうに、わざわざ思い出さなくてもいい過去のことを思い出して、次々に口に出していく…


適当なところでやめておけばいいのに、マシンガンのように悪態をつきまくる。


場合によっては、「もうこれ以上言わない方がいい!」と自分で気づいているのに、なぜか怒りのエネルギーがどこからか注入されてきて倍増します。


そして、遂には相手にも同じような現象が始まっていきます。

 

 

こうなったら、もう手がつけられません。


しかし、一晩寝て冷静になって、ノートに箇条書きにしてみると、自分の心の変化がよくわかります。


ではなぜ、怒りのエネルギーがどんどん増えていき、思い出したくもない記憶が次々と蘇り、自分の言動を止めることができなくなっていくのでしょう?


実は…

 

 

信じられないとおっしゃる方が多いかと思いますが、この現象には、悪霊という存在が関係しているのです。


宇宙には「波長同通の法則(引き寄せの法則)」があります。

 

 

優しく美しい心には、天使がシンクロし、

 

 

怒りや哀しみ、恐怖や猜疑心や嫉妬心などのマイナス的な心には、悪霊がシンクロして来るのです。



参考:宇宙のエネルギー還えし



FMのラジオは、FM波をキャッチし、短波のラジオは短波をキャッチするように、エネルギー体である霊は、自分と波長(周波数)の合う人間とシンクロすることができるのです。


天使は、神仏の愛の思いをインスピレーションとして伝え、その人やまわりの人を幸せにしようとしますが、

 

 

悪霊は、シンクロした人の心の負の思いを増大させ、そのエネルギーを吸い取ろうとします。


ですから、怒りの思いを放出しきると、お腹がいっぱいになった悪霊が一旦離れますので、急にエネルギーが切れて元気がなくなってしまいます。


そんな経験をお持ちの方は、けっこう多いのではありませんか?(^^;


それこそが、シンクロした悪霊が、あなたの中に入り込み、エネルギーを吸いとっていった証拠なのです。


なぜ悪霊は、そんな嫌らしいことをするのでしょう。


天使は、エネルギーを神さまから頂くことができるのですが、


悪霊は、神さまのエネルギ-(愛)を頂くと、波長が反対なので苦痛になります。


そこで、自分とそっくりのエネルギーを発している人を見つけると、引き寄せの法則がはたらくため、そのエネルギーに引っ張られて、その人に憑依することができるのです。


目的は、自分と波長の合う負のエネルギーを吸い取るためです。


人が発する恐怖心が好きな悪霊は、恐怖にさいなまれている人に憑依し、それを増大させて、エネルギーを吸い取っていきます。


純粋な恋愛ではなく、いつもエッチなことばかり考えて行動している人には、淫魔(いんま)が憑依してきます。

 

 

さんざん悪いことをさせて肉欲に満足したら、一旦地獄に帰りますが、ムラムラしてくると、また憑依しに戻ってきます。


最近猟奇的な殺人がよく起きていますが、犯人が、


「どうしてそんなことをしたのか分からない」


「魔がさしたとしか思えない」


「神の声が聞こえた。その声が殺せと命令した」



と言い訳をするのは、責任を逃れるために嘘をついているのではなく、憑依されて操られていたからなのです。


ときどき怒りの思いやエッチな妄想をするくらいなら、どなたでもあるかもしれませんが、毎日がそういう状態になりますと、完全憑依という恐ろしい現象が始まり、自分の行動を止められなります。


現代はそれを精神病としてかたずけていますが、実際は、悪霊という存在がいて、引き寄せの法則によって人間に完全憑依して犯罪を起こさせている霊的な真相があるのです。


ですから、


「本当に殺しているのではないから犯罪ではありません」


といって、猟奇的なゲームをやり過ぎて、心の中をいつも変質的な思いで満たしていると、いずれどこかで本当に犯罪を起こしてしまう可能性があるのです。


精神医学や犯罪学にスピリチュアルな知識を導入していかないかぎり、

 

 

なぜ猟奇的な犯罪が多発しているのか、

 

 

どのようにすれば、それをなくしていくことができるのか、

 

 

それは、決して分からないと思います。


なぜなら、現代の常識では、心の中で思ったことに対して、どのような霊的な影響があるのか、まったく理解していないからです。


悪霊や悪魔という存在を認めた上で、国家が正式に研究を続ければ、大きな成果が出てくることは明白です。


この壁を打ち破るには、医療の世界を開拓していくのが近道かもしれません。


江原啓之さんのホームページに下記のことが書かれています。



WHO(世界保健機構)は、

 

 健康の条件の中にスピリチュアルという言葉を加えました。

 日本ではその言葉をどう訳すか議論されています。

 なぜなら、一番的確だと思われる霊性という言葉を用いれば、


 霊の存在を認めざるをえなくなるからです」



このように、医療の世界では、スピリチュアルを認める動きが出始めています。

 

 

 

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怒りを静める方法

 

 

 

それには、悪霊の存在を認めることが重要です。


悪霊は、憑依していることがばれていないからやりたい放題できるのです。


憑依している相手に自分の存在が知られると、活動しにくくなるのです。


彼らは、自分の正体を知られることをとても恐れています。


ですから、

 

 

「ひょっとして、私って憑依されているかも?σ(^_^;)?」

 

 

と思えるくらい、心がコントロールできなくなりましたら、以下のことを行えるよう習慣づけてください。

 

 

 

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反省ノート



まずは上記で述べたように、

 

 

冷静になったら事の経緯を箇条書きにして、自分の心の変化をよく観察しましょう。


どのあたりまでが自分の発した怒りの思いで、

 

 

どのあたりから憑依されて、怒りの思いを増大されはじめたのかを点検します。


自分の心が怒りの思いで乱れたときには、この観察を何度も繰り替えすこと。

 

 

自分の怒りの増大パターンを知識として覚えていくようにすること。


次回から同じことを繰り返さないよう、よく反省すること。

 

 

 

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リアルタイムな自己チェック



これからは、ちょっと難しいです。


上記ができるようになりましたら、

 

 

ケンカをしている最中に自分の心の動きを分析する訓練をします。


もし、ケンカをやめたいのに怒りの言葉が止まらなくなったら、


「おかしいぞ!

 自分をコントロールしようとしている存在を感じるぞ!

 お前、悪霊と違うか!」



と心の中に問いかけてみるのです。


これだけでも、悪霊はドキっとします。


もしこれに成功することができましたら、ここからが、あなたの腕の見せどころです。


大きく息を吸って深呼吸をし、ケンカをしている相手に、


「ごめんなさい。少し冷静になって考えてみる」


と謝って、その場を離れるのです。


そして、自分に憑依している悪霊に向けて、


「お前、悪霊だろう。出ていきなさい!」


と、心の中でよいですから、一括するのです。


悪霊がびっくりして離れると、急に怒りの思いが冷めてくるはずです。


負のエネルギーを好む悪霊は、沈着冷静とか、反省とか、感謝の思いが大嫌いです。


彼らが体から離れていくと、急に心が軽くなったり、体が軽くなったりする、不思議な感覚を味合うでしょう。


最初は、難しいかもしれませんが、この訓練を何度も繰り替えしていると、怒りの心をコントロールする技術があがっていきます。


そして、冷静な状態になれたら、



なぜ、自分は頭に来てしまったのか


怒った瞬間に、思いを止めることはできなかたのか


なぜ、怒りの思いが増大していくことを止められなかったのか


なぜ今日は、上手に怒りの思いを止めることができたのか




様々な角度から自分の心の動きを分析し、それを習慣化することです。


大切なのは、根気です。

 

 

心のコントロール(マネジメント)を習慣化されることこそ、悪霊が最も恐れる行為なのです。

 

 

 

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合掌の効力



怒りの言葉が出そうになったときは、合掌 ( ̄人 ̄) のポーズを取り、大きく深呼吸を4~5回繰り返してみて下さい。


これは実によく効きます。


す~っと怒りの思いが静まっていく、不思議な感覚を覚えるでしょう。


相手に見られて恥ずかしかったら、


「ちょっとごめんなさい」


と言って、後ろを向いてやればいいのです。


もしくは、隣の部屋にでも行ってやればいいのです。


どうしても人目が気になってできない場合は、深呼吸を4~5回繰り返すだけでも、かなりの効果があるはずです。


それができたら、悪霊に一括してください。


「私は冷静な心を取り戻した。

 もうあなたの支配は受けません!」



と。

 

 

 

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祈り



合掌と深呼吸を繰り返しても、自分の心から怒りの思いが消えないときは、神仏や天使や自分の守護霊に祈ってください。



「助けて下さい!(>人<)

 怒りの心を静めるのを手伝って下さい。

 私、頑張ります!」




このような練習を何度も何度も繰り替えし、小さな成功体験を積み重ねてください。


徐々に、あなたは明確に悪霊の存在を感じとれるようになるでしょう。


数ヶ月後、この訓練をしたことがない人と比べてみてください。

 

 

明らかに、あなたは、心のコントロールの有段者になっているでしょう。


大切なのは、毎日こつこつ訓練をすること。


そして昨年の自分、

 

 

その前の自分、

 

 

10年前の自分と比べて、成長している自分を確認すること。


自分を誉めてあげることも大切です。

 

 

 

 

 

 

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相手の表情をよく見ること



もし可能なら、相手の心の動きも観察する習慣もつけてください。


「あの人はなぜ、あのとき怒ったのだろう」


「なぜ、私の言葉で傷ついたのだろう」



ケンカをした際は、その人との会話のやりとりをノートに書いて、それを読み直してみるのです。


「自分は善意で言っ
たつもりだったが、

 

 解釈次第では、逆の意味にとれるかも?」

 

 

と気づくこともあるでしょう。


それから、

 

 

相手をよく怒らせてしまう人は、相手の表情を見ないで話をしている人が多いです。


自分の言いたいことに夢中になっていますので、相手の表情に変化が表れても、それに気がつくことができません。


相手の気持ちに気がつける人は、話をしているときに相手の表情をちゃんと観察しています。


そうすれば、相手が喜んでいるのか、嫌がっているのか、ある程度わかるからです。


どのようなときに人は喜び、怒り、そして傷つくのか。

 

 

自分の感情の点検と他人の感情の観察を繰り返していくと、だんだん心のマネジメントの達人になっていきます。


そうすると、逆にイライラしている人の心を癒してあげることができるようになったり、


予期していない言葉が自分の口から飛び出し、その場の空気をなごましてしまうという不思議な体験がはじまります。


最初のうちは、


「これは、本当に自分が言った言葉なのだろうか?」


と、びっくりすることもあるでしょう。


実はこれは、心のマネジメントの有段者達になっていくことにより、守護霊や天使たちとシンクロできた証拠なのです。


守護霊や天使の考えが自分の考えとして翻訳され、おのれの口を通して発されるという不思議な現象です。


慣れてくると、話している最中に、


「これは私ではなく、守護霊の考えが流れて来ているのだな」


と客観的に観察できるようになるでしょう。

 

 

 

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集中力を高める方法



自分には集中力がないために、人の心の動きをうまく観察することができませんという方がいらっしゃいます。


集中力を高めるには、良書を熟読する習慣がお薦めです。


癒し系的なスピリチュアル書籍などが良いです。(週刊誌やマンガのたぐいはダメです。(笑))


そして読書を始めたら、最低でも15分は、他のことに気を取られずに、集中する訓練をします。


たとえば、

 

 

電車の中で読書を始めた場合、まわりでどんなに面白そうな話が聞こえたとしてても、それに気を取られずに頑張って集中すること。


どんなに美しい女性やかっこいい男性が目の前に座ったとしても、決して目線を本から反らすことなく、読書に集中すること。(笑)


良書による読書集中法を繰り替えしていけば、集中力はかなり高まります。

 

 

 

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沈黙の時間を取る



そうそう、大事なことを書き忘れていました。


心のマネジメントの有段者となり、守護霊や天使とインスピレーションによって繋がれるようになるには、「沈黙の時間」を持つ習慣を作らなければなりません。


自分の心の変化をチェック(反省)する際や、

 

 

守護霊や天使にお祈りをする際は、


テレビやラジオの音は消して、無音状態で集中することが重要です。


1日のうち、30分から1時間くらいは、沈黙の時間を作って、自らの心を見つめる習慣を作ること。


その上で、人様の心を観察する習慣もつけること。


これが、心のマネジメントの有段者となっていくための必修項目であります。(_ 人 _)

 

 

 

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