● 「英語脳」があると、こんなに楽！
こんにちは！田中彩子です。
中目黒スマイル英語教室では、幼少期から英語学習を始めたお子さんが、たくさんの英語を聴くことによって「英語脳」をつくることを目指しています。
「聴く」のは最初の段階で、最初は歌から始め、英語の絵本の読み聞かせ。
その後、「話す」「読む」「書く」など、子どもの発達と英語力によって、他の技能を使って多くの英語に接することで、さらに「英語脳」を育んでいきます。
「英語脳」とは、いまいちわかりにくい概念かもしれません。
簡単に説明すれば、「根拠はないけれど、なんとなく、正しい英語の発音や文法がわかる」ことだと言えばよいでしょうか。
母語である日本語もそうですね。
文法や発音など、普段は意識していないけれど、正しい日本語がわかる。
そういうことです。
先日、幼少期から英語を学んでいる低学年の生徒さんが、「英語脳」を発揮してくれました。
「walked」という過去形の文を見た時に、初見で、「walked」を正しく発音できました。
「walked」の語尾は、「d」ではなく「t」の音になります。
もちろん、意味もわかっています。
「ed」をつける動詞の過去形は、スペルが「ed」なのに、発音は「d」「ｔ」「id」の3つの発音があります。
どの動詞がどの発音になるのか。
英語学習経験の少ない子どもたちは、これをいちいち、覚えなければいけません。
この動詞は「d」、この動詞は「t」、この動詞は「id」。
なんでだろう？
動詞の最後の音に関係があるようだけど、それをいちいち考えていたら、正しい音を出すのに時間がかかるな。
ひとつずつ覚えた方が早そうだけど、全部の動詞を覚えるなんて大変・・・。
こんなふうに、困ってしまいます。
でも、「英語脳」ができていれば、動詞を見たとたんに、考えなくても語尾の音の区別はつくのです。
前出の生徒さんにも、念のため、聞いてみました。
なんで、「ed」って書いてあるのに「t」って言ったの？ と。
「うーん、なんとなく。だって、walk【d】っていうのは、変でしょ」という答でした。
小学校の高学年以降に英語を始めた子どもたちが、きちんとマスターできるまでに時間がかかることを、瞬時に正しく答えていました。
自分で説明はできないけれど、「正しい英語」と、「英語としてありえないこと」が、きちんと分かる。
これこそが、英語脳です。
理由を説明はできないけれど、「これまで蓄積された英語力」が知らず知らずのうちに強力な根拠となっているのです。
なんとも便利な脳の働きだと思いませんか？
この「英語脳」、何才からでも鍛えられます。
でも、楽に鍛えられるのは圧倒的に、幼少期から英語に「正しい方法で」親しんでいる（学んでいる）お子さんです。
教室では、具体的にどうすればよいのか、折に触れて、保護者さまにもしっかりお伝えしています。
がんばっている生徒さんは、間違いなく成果を発揮していますよ！
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