● 低学年あるある？可愛いエピソードがいっぱいです
こんにちは！田中彩子です。
この1か月で可愛かった低学年グループレッスンのエピソードをご紹介します。
① 腕時計もclockになるの？
新しく学んだ言葉のなかに、「clock」が出てきました。
私は、「壁にかかっているのはclockだよ」と言いかけて、やめました。
壁にかかっていなくても、clockなもの（目覚まし時計など）はたくさんありますね。
そこで、
「腕につけている時計はwatchなの。
今私が腕につけているのはwatch。
腕につけていない時計は全部、clockって言うの。
壁にかかっているのは、腕につけていないからclock。
目覚まし時計も腕につけていないからclock。」
と子どもたちに伝えました。
そうしたら、1年生の女の子からこんな質問が！
「じゃあ、腕時計は腕につけてないときはclockになるの？」
思いがけない変化球にびっくりしましたが、1年生ならではの可愛い発想だと思いませんか？
他の子どもたちも、「あ、言われてみればそうだね。clockになるの？」と私に聞いてきます。
私は、先ほどの自分の説明を反省することになりました。
「ええと、腕につけられる形の時計は、腕につけているときも、つけていないときも、watchなの。
watchは腕につけていないときもclockにはならないよ」。
これで子どもたちは理解してくれたようです。
子どもたちの豊かな発想に脱帽です！
② 何が聞こえるかな？
初めて聞く英語の歌を聞いていたときのこと。
その中で聞きとれる言葉があったら教えてほしいと思ったので、
「何が聞こえるかな？知っている言葉があると思うよ。
聞こえる音があったら、教えてね」
と、また不完全な説明をしてしまった私。
後からも考えたのですが、私は「言葉」と言ったはずです。
でも、「音」とも言いました。
子どもの耳にはそれが残ってしまったようです。
歌を聞き終わって、子どもたちがどんどん、聞きとれた言葉を言ってくれたので、
私はそれをホワイトボードに書いていました。
出尽くしたかな？と思ったところで、２年生の男の子が「まだある！」と手をあげてくれたので、
聞いてみると、「タンバリン」とか「ピアノ」と言うのです。
歌の歌詞は音楽とは関係なく、タンバリンもピアノも出てこない。
え？似たような言葉あったかな？と私の頭の中はぐるぐる。
でも、すぐ気づきました。
その子は、音楽を演奏していた「楽器の音」を必死で聞きとってくれていたのです。
それがわかって、「もう、〇〇君、面白すぎ！」とクラス全員で爆笑。
でも、それはそれで、すごく集中力を要したことでしょう。
笑いながら、感心してしまいました。
日々、子どもたちと接していると、自分の頭の固さや、大人の思い込みがたくさんあることに気づきます。
子どもたちを見習って、もっと頭を柔らかくしたいと思っています。
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