こんにちは、
目黒区東が丘 『山本ファミリア皮膚科 駒沢公園』
院長の 山本綾子です。
今日は、
いつも口を酸っぱくして言っている「丹田」と
「メンタル」の深い関係についてです。
このブログをお読みの方なら、
当然ご存知の「谷折り線」。
お腹や首を潰し続けてしまうとできる「シワ」で、
これがあるということは、
皮膚の直下にある血管やリンパ管を潰し、
内臓も潰している
のでしたね。
皮膚のすぐ下にこんなにも細かく血管たちが走っているのですから、
潰してしまえば、皮膚に栄養が届かず、
皮膚が”異常”になるのも、
あまりにも当たり前の話、というのがミソ。
詳しくは
この記事をどうぞ↓
前置きが長くなりましたが、
本日の本題は、
「谷折り線」ではありません。
今日は、
この、谷折り線を消すために必要な「丹田の力」について
もう少し、踏み込んで考えてみたいと思います。
診察を続けてゆき、
姿勢がよくなり、
血流が詰まっている筋肉をしっかり動かすようになってゆくと、
かなり改善してゆくものの、
「まだ、完治には
もう一段、ステップをあがる必要があるな」
と感じる患者さんがいます。
それは、
「お腹の底から湧き上がる”生命力”
のようなものを感じられない」
方たち。
このような書き方をすると、
まるで私はスピリチュアルなパワーを持つかのようですが、
勿論、全くそのような力はありません。
しかし、
『まっすぐと前を見据え、腹が据わっている』
かどうか、
『自分に自信を持って生きているか』
は目の力や姿勢を見ればわかります。
勿論、人間ですから、
ときには、自信をなくし、自分らしさを見失うこともあるでしょう。
しかし、
完治してゆく方たちは、
そんなときにも、
『自分の軸』が感じられるのです。
日常の様々なことに葛藤しつつも、
どこかに『ここにはワタシの魂がある』と
感じられるような立ち居振る舞いをしています。
そして、この”自分力”と呼べるようなパワーは、
面白いほどに、「丹田の力」と比例しているのです。
よく、「心と身体は表裏一体」と言われるように、
お腹の皮膚をしっかりと伸ばせるほどの
丹田の力がついてくる方は、
ぶれない軸を持つようになってきます。
「目力」もついてきます。
ドラえもんの、のび太とジャイアンを見ていても
一目瞭然ですよね？
いじめられているのび太が「びしっと」姿勢がよく、
いじめているジャイアンが「へなっと」猫背になっていたら、
おかしいですものね。
本当に、
心と身体は深く、深くリンクしています。
正しい姿勢を教えてもらっても、
なぜかお腹の谷折り線が消えないという方は、
ぜひ、自分の心との対話を
たくさん、たくさんしてみてください。
何に、気を使っているのか？
何に、怯えているのか？
なぜ、言い返せないのか？
なぜ、まわりに合わせてしまうのか？
なぜ、自分の本当の気持ちに蓋をしてしまうのか？
などなど・・・
きっと、「本当はこう思っていたんだ」
と普段は気づかない本当の心が見えてくるはずです。
その上で、
「×と思っていたそのことは、本当にダメなのか？」
「△△と自分では決め付けていたけれど、本当なのか？」
これまでの、
「自分の前提」を一度、見直してみましょう。
もしかしたら、
「勝手に」自分だけで思い込んでいたことかもしれません。
（6年前のブログも少し、気づきのお手伝いになれば嬉しいです
2013年2月27日 『アトピーの湿疹が教えてくれた”本当の心”』