【アトピー根治への道】骨で立つとは重力に負けること。根治へは重力に負けない力をつけること! | 皮膚科医 山本綾子 の アトピー から学ぶ美肌法則

皮膚科医 山本綾子 の アトピー から学ぶ美肌法則

山本ファミリア皮膚科 駒沢公園の院長、山本綾子の美肌法則ブログ。つきあう病気とされてきたアトピー を根治させようと奮闘して見つけた、身体から健康になる美肌法則。

こんにちは、

目黒区東が丘 『山本ファミリア皮膚科 駒沢公園』

院長の 山本綾子です。

 

暑い日が続きますが、

皆さん、バテずに、

「重力に逆らって」

ご自身の身体を支えていますか?

 

この記事をまだお読みでない方は、

まずこの記事から↓

私は、

診察の中で、

「積み木のようにまっすぐ立つ」

ということを非常に重視しています。

 

というのは、まっすぐ立つためには、

姿勢保持筋(インナーマッスルですね)が必要であり、

それらが、

体内の血流・リンパ流を非常に改善してくれるから。

 

たくさんの患者さんの立ち方を見ていると、

「骨で立って」いる方を

よく見かけます。

 

典型的なのは、

赤ちゃんをだっこするパパ・ママ。

 

お腹を少し出して、

”腰骨にひっかけるように”

立っていることが非常に多いのです。

 

勿論、

そのような立ち方を続けていると、

「腰が痛い」という訴えが非常に多いです。

なぜって、「腰を反った姿勢」になって、

腰に力を入れ続けているから。

 

このお腹を少し出して、”腰骨にひっかけるように”

立っているのは、抱っこのパパママだけではありません!

 

アトピーが治らない、

とお困りで私を受診してくれる方のほとんどが、

この立ち方なのです。

 

自分ではそのつもりがない方。

まず、「自分なりにまっすぐ」立ってみてください。

 

その時、体重は足のどこにかかっていますか?

足背になっていませんか?

足背に重心があるということは、

前方に”乗っかかった”立ち方です。

(本来ならば、足首あたりに重心が来ます)

 

”乗っかかった”立ち方は、

「重力に逆らう力が足りない」から。

 

本当の立ち方は、

「自分の足裏の力で、地面を押し返して」

「重力に逆らって」

立つのです。

その力こそが、「姿勢保持筋」。

 

そして、この、

「地面をしっかり押し返す力」があると、

お腹の皮膚がしっかり伸びて、

お腹の谷折り線が消えるのです。

肋骨と肋骨の隙間も伸びるので、

呼吸もしやすくなるのです。

(呼吸は美肌の基本中の基本でしたね!)

 

アトピーの完治に向かう方は、

歩いているときにも、

地面を自分の力で押し返している感覚が

わかるようになると、おっしゃいます。

 

「あ!自分の足で大地に立つ、というのは、

こういう感覚だったのですね!」

 

この感覚こそが、

自分の人生を自分で切り開く感覚そのもの。

 

アトピー治療は、「生き方の勉強そのもの」

と私が何度も言っているのは、そういう理由なのです。

 

「中心軸」「自分軸」を持って、

自分の力で立つ、切り開く。

 

こんな生き方ができるようになる方で、

アトピーが改善しない訳がありません。

 

「立つ」「歩く」

毎日の当たり前の動作から、

あなたも見直してみませんか?