月末はなるべく指導はおやすみに
なるよう調整しています。
なぜかというと
来月の指導の準備です
誰にも見せていませんが
大きな意図を満遍なく組み込んだ
年間計画表なるものがあります
思考力メインとか
聞く力メインとか
リズムメイン
とかとかとかとか。
月によって大きく決めてあるんです。
好きにやってそうですが
そこは案外計画的です
それプラス、
前月の課題から、
「概念」が抜けてると感じるところ。
保護者さんからの相談で取り入れるところ。
全部ひっくるめて、
どこをやるか最終決定しています。
それから課題教材作りへ。
私は教材作りが比較的好きです。
案がぽんぽんうまれる
今月、6月は
めずらしく、
LST(ライフスキルトレーニング)で
お金の課題をしました
「お買い物すごろく」で、
全員分の買い物を全部お支払いする支払い係。
大変だった子どもたち
変てこなルールもたくさんあったのですが
でもなんだかすごく楽しそう
見ている親御さんも(指導見学制です。)
お子さんの発見多かったそうです
習得レベルによって個々の課題内容は
違うものの
今回、引っ掛かりが多かったのが・・・
「おつりの概念」
ぴったりは出せる。
けれど、
おつり=引き算の概念が難しい。
それは、
「それ以外」がわかっているかも
重要
110円のアイス。
ピッタリは払えるけれど、
150円で買えるかどうかはわからなかったり、
買えるとわかっていても、
おつりになると「???」
150円ー110円=40円
おつりは40円。
これって難しいんです
紙上より、実際やるともっと難しい。
引き算の計算自体うんぬんではなく
概念の問題が多く見られました
おつりの計算。
そこ自体に固執してもあまり意味がない。
方法は詰め込めるかもしれませんが、
概念はわからなければ
発展はないので
別アングルで概念の理解を
なにごともコツコツです。
スモールステップ
好きなものを買うことができるのも
生活のモチベーションになりますし、
電子マネーなどで支払う方法はわかっても
実際どれくらいのお金が必要か
って本当に大事です。
見えることでわかるイメージも大切です。
今月、お買い物すごろくをしようと
思ったのは、
湿気も多いし、
暑くもなり始めて
身体しんどい人もいる。
4月5月と新学期を乗り越えて
そろそろくたびれもでるかなぁと
いうことで、
『息抜きでたまにはあそぼうか』と思った
お買い物すごろく。
そこからこんな
来月課題を作るまでに
深掘りするとは前月のわたくし、
予想していませんでした
だからおもしろい
さて、おつりの概念にお困りの子どもたちが
たくさん。
そんな中、たまたまフィードバック時に
保護者さんから
「算数の角度が全然わかんないみたいで
困っている。どうしたらいいか。」
とのご相談がありました。
たとえば
角度は35度。
それ以外の角度は何度でしょう?
となるわけですが、
あぁ、これっておつりと似てるなぁ。
おつりも概念理解難しそうだったもんなぁ
特性「あるものはわかる」
アイス110円 角度35度
ピッタリは出せる。
特性「ないものはわかりにくい」
おつり40円 角度325度
110円じゃ『ない』部分。
35度じゃ『ない』部分。
おつりは困難。
そう、原因のひとつは
シングルフォーカスでございます。
特性が絡まってるなぁということで
今回は、
「それ以外」の概念をやろうではないか
ということで
7月の自立課題で、
タイトルそのまま
「それ以外はどれでしょう?」に
決定しました。
ネーミングセンスが毎度皆無
指導記録のネーミングセンスのなさ。
保護者さんもきっと
麻痺しているのではなかろうか
指導自体を見てもらってるからセーフです。
伝わる。
こんな感じで、
毎月の課題ができてきます。
というか、もう、7月なんだ
いつの間に。おそろしい
そして、
全く別課題する人も、
もちろんいます
あしからず⭐️