ジール再生計画第3部.今回は灯火類のLED化です.
常時点灯しているヘッドライトのLED化によって消費電力を抑えましたが,まだ足りませんでした.ウィンカーの点滅に合わせてヘッドライトが暗くなってしまいます.
それならばと,次は他の灯火類をLEDすることにしました.
灯火類は,
テール/ストップ ×1
ウィンカー ×4
メーター ×3
インジゲーター ×5
と多岐にわたります.
テール,メーターは常時点灯していますし,ウィンカーは頻繁に点滅しています.これらの灯火類をLED化すれば,消費電力を抑えることができますし,バッテリーの負担は軽くなると思います.
交換するLEDはこちら.
Y!ショッピング内の孫市屋というお店で揃えました.割引も入って9,000円ちょっとでした.
LED化に伴い,フラッシャリレー(ウィンカーリレー)も交換します.
KOSO(KN企画)で他メーカーの半分以下の1,000円ちょっとでした.バイク用として出しているものは高いんです.
数百円のものがたくさんありましたが,ジールは110型の3ピンなので変換のコネクタが必要になります.しかもそのコネクタは1,500円以上するので,コネクタが付属しているKOSOより高くなってしまいます.
パーツが揃ったところで作業に入ります.
まずは,ウィンカーリレー.
右側のリアカバーを外すと出てきます.ETCのコネクタ部分と同じ位置でした.特に加工もなく,置き換えるするのみです.その際,端子名(B,L,E)に注意します.
リレーを交換したら,ランプを交換する前に点灯の確認をします.LED,電球,混合にも対応しているので,問題はありませんでした.
次にランプをLEDに交換します.
メーター,インジゲーターランプはメーターブラケットを外して行います.ヘッドライトを外すとやりやすいのですが,ヘッドライトの角度調整のボルトを外さないといけません.調整したばかりなので,ヘッドライトは外さずに行いました.
メーター,インジゲーターとも,さらにブラケットから外さないと交換できない箇所があります.整備性は悪いです.無理に引っ張って壊したら元も子もないので,外して行いました.
LEDは極性があるので,ウェッジ球の場合は都度点灯を確認しながら差し込みます.点灯しなかったら向きを変えて差し替えます.ちなみにメーターは2分の1の確率ですべて逆向きに差しすという,引きの悪さでした(スロットなんてやめちまえ).
テール/ストップ,ウィンカーランプは極性が決まっているので,そのまま置き換えるだけです.
組み直す前にもう一度点灯確認をします.問題なければ組み直して作業完了です.
ウィンカーインジゲーターランプですが,ジールはリレーに並列に接続されている(ウィンカーとインジゲーターが交互に点滅する)ため,ダイオードを使ったハーネスは必要ありませんでした.
ちなみに,ウィンカーに並列に接続されている(ウィンカーとインジゲーターが同時に点滅する)ものはハーネスが必要のようです.詳細は諸先輩の記事に委ね,ここでは割愛します.
交換前後の比較がこちら.
メーターランプは黄色っぽかったものが白くなりました.明るさも十分です.しかし,ODランプはまぶしすぎます.想像はついていましたが,これほどまでとは思いませんでした.交換するのも面倒なので,スモークのシールでも貼ろうと思います.
インジゲーターは色がはっきりとしました.まぶしくはありません.
テール/ストップランプはレンズ全体に光が拡散されるようになりました.明るさは変わりませんでした.
ウィンカーの点滅は,電球の「もわぁ~もわぁ~」という優しい感じで好きでしたが,LEDは,
「シュパッ! シュパッ!」
という目が覚めるようなアピール感です.これも明るさは変わりませんでした.
問題のウィンカー点滅時にヘッドライトが暗くなることはなくなりました.
LEDに交換して,ヘッドライトを除いて明るさは電球とあまり変わりませんが,明瞭度は上がりました.インジゲーターのまぶしさを心配しましたが,カバー付きだったので功を奏したようです.
ODランプはメーターと同じ3連の拡散型を使ったので,1連の直進型を使った方が良かったのかもしれません.
消費電力を比較してみました.
- ヘッドライト 電球60/55W LED30W
- ストップ/テール 電球21/5W LED1.8/0.6W
- ウィンカー 電球21W LED2.2W ×4
- ニュートラル 電球3.4W LED0.2W
- ハイビーム 電球3.4W LED0.2W
- ウィンカー 電球3.4W LED0.2W
- 温度警告 電球3W LED0.2W
- メーター 電球1.7W LED0.1W ×3
- OD 電球1.7W LED0.1W