ジール再生計画第3部.今回はヘッドライトです.
ヘッドライトをLED化しました.
ジールは20年以上前のバイクなので,灯火類は電球です.ヘッドライトはノーマルのハロゲン球なので,黄色っぽく暗く感じます.色温度でいうと,4000K(ケルビン)です.明るさのLM(ルーメン)数はわかりません.
最近の車両,とくに自転車のLED化が進み,ハロゲン球の黄色っぽい車両に乗っていることが恥ずかしくなるくらいLEDであふれています.
また,ウィンカーを点けるとヘッドライトが点滅に合わせて暗くなります.ヘッドライトは60/55Wなので,消費電力を下げる目的でもあります.
ちなみに暖機運転中にハザードを点けると,エンジンが止まってしまいます.それだけバッテリーが弱い(容量が小さい)証拠です.新品なんですけどね.
今回購入したものはこれ.なんか先っちょが尖っていてかっこいいです.
色温度 6000K
明るさ 8000LM
消費電力 30W
形状 H4
お値段 2080円(Y!ショッピング)でした.
また,冷却ファンが内蔵されているため,根元が太くなっています.
8000LMは眉唾ものですが,2000円なら失敗してもあきらめがつくので,これにしました.
交換作業に入ります.
作業は簡単です.レンズ部分をはずし,ライトケースを開ければランプが出てきます.
ポン付けと謳(うた)っていたので,
次回はETCです.
・・・で終わりませんでした.径が大きくて入りません.
レンズ部分の穴が冷却フィンの径と同じ大きさで,それより出っ張っている部分が邪魔してしまいます.写真の赤丸より外側が邪魔してしまいます.
さて,どうしましょう?
ヤスリで出っ張りを削りました.フィンまで削る必要はありませんでしたが,5ミリ以上は削ったと思います.
削ること30分.何とか取り付けることができました.
キーを回すと,真っ白なまぶしい光が,真っ暗な車庫を照らしてくれました.日中でも白さが目立ちます.
明るさ,明瞭さはどうでしょう.
何ヶ所かでハロゲン球との比較をしてみました.
第一印象として,明るさはハロゲン球と劇的に変わることはありませんでした.数百円の1000LM以下のものでしたら暗く感じたと思いますが,8000LMと謳っているだけあって,まあ想像していた明るさでした.
明瞭度は白い分,物がはっきりと見えるようになりました.ぼんやり見えていたものがはっきりと見えます.それはハイビームで顕著でした.
減点するところといえば,写真ではわかりずらいですが,進行方向にスリットが入ったように明暗がありました.レンズの構造上の問題だと思いますが,明るさでカバーされているので,あまり気になりません.
ウィンカーを点けるとまだヘッドライトが暗くなります.LEDに交換してもバッテリーの弱さはカバーできていないようです.ウィンカー,メーター,インジゲーターランプもLED化,そして,バッテリー容量の大きいものに交換したいと思います.