マレット奏者のデヴィッド・フリードマンと 女流ソプラノ奏者のジェーン・アイラ・ブルーム | 愛しのジャンポール

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友だちはスズメとカエルさんだけ


元BASSIST、現在ALTO SAX吹いてます♪

ヘンな音楽とかフツーの音楽とか、楽器、サクラ大戦、スズメ、カエルさんとか… 
ドーデモイイ日記ですがよろしくよろよろですのだ (・o・)

 
10月31日(金)くもり雨



みなさま
ごまークマ


先日バンドの練習でソプラノを倒してしまいネック部分を凹ませてしまいました。
スタジオが狭くて、アルトを吹いてる時にソプラノを置くスペースが無くていつも床に立ててて…

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物凄くショックで気分が優れずなんだか具合が悪くなってきました。



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けど、いちご牛乳を飲んだら具合悪いのがだんだんましになってきました。


すぐにでも修理に出したいけどお金がないので、しばらくはこのままで吹き続けるしかありません。
あぁ、小金持ちになりたい…(大金持ちでなくてよい。)





今日は給料日(安い)でした。

お金が入ると早速無駄遣いです。
誕生月ということで某店の割引クーポンが今日までなので、買い物してきました。


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また鉄道模型かいな! このオタクめっ!


マイクロエースの南海7100系です。
本当は誕生日に買いたかったけど高くて買えませんでした。



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またまた携帯(ガラケー)のカメラによる低画質写真ですみません。


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モーター車の屋根の上のパンタグラフ付近の作り込みも良い感じです◎






そして、難波のTでCDを購入↓


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CDデヴィッド・フリードマン 『オブ・ザ・ウィンズ・アイ』


enjaの廉価盤「エンヤ・ジャズ・マスターワークス」の第三期の1枚です。ジャズの廉価盤リリースの快進撃は色んなレーベルに及んできています。欲しいものが次々とリリースされ、1080円なのでついつい買ってしまうので困ります。

マリンバ、ヴィブラフォン、パーカッションを操るマレット奏者、デヴィッド・フリードマンの1981年録音作品です。女流ソプラノ奏者のジェーン・アイラ・ブルームが参加してるので購入。あとハービー・シュワルツ(b)、ダニエル・ユメール(ds)とのカルテット編成です。

デヴィッド・フリードマンは1944年ニューヨーク生まれ。18歳で名門ジュリアード音楽院に入学しパーカッションを専攻。卒業後はニューヨーク・フィルやメトロポリタン歌劇場オペラのオーケストラに所属、クラシックの演奏家としてエリートコースを歩み始めました。

ところが1965年頃、たまたまスタン・ゲッツの演奏を観たフリードマンは、当時そこに在籍していたゲイリー・バートンの4本のマレットを使った枹(ばち)さばきの巧みさに衝撃を受け、早速バートンに弟子入り。クラシックのエリートからジャズのヴァイブ奏者に転向することとなりました。

本作に参加のドラマー、ダニエル・ユメールといえば、エリック・ドルフィーとの共演やフィル・ウッズのヨーロピアン・リズム・マシーンのメンバーとしてもお馴染みの、欧州を代表するドラマーです。本作以前にユメールのアルバム『トリプル・ヒップ・トリップ』(1979)でフリードマンとベースのハービー・シュワルツとの3人は共演しており、本作の4曲目「ア・スイス・セレブレーション」はそのアルバムからの曲の再演です。

アコースティック楽器のみによるカルテットでありながら、バップ臭が皆無のためかフュージョン的なサウンドです。フリードマンのヴァイブが時折ローズ系のエレピのように響き、ジェーン・アイラ・ブルームのソプラノと相まって初期ウェザー・リポートの雰囲気すら漂わせています。うねるシュワルツのウッドベースも最高。ファンキーな2曲目「フォンク」でのベース・ソロは絶品!




ソプラノのジェーン・アイラ・ブルームについて、もう少し詳しく紹介します。
同じく「エンヤ・ジャズ・マスターワークス」の第三期で発売されました↓


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CDジェーン・アイラ・ブルーム 『マイティ・ライツ』


1982年録音、彼女の代表作です。パーソネルはジェーン(ss)にチャーリー・ヘイデン(b)、エド・ブラックウェル(ds)、フレッド・ハーシュ(p)。オーネット・コールマンのリズム・セクションですね。そしてフレッド・ハーシュはビル・エヴァンス直系ピアニストとして今や絶大な人気ですが、当時はまだ駆け出しの新人でした。

アルトやテナーの持ち替えでソプラノを吹く人は多いですが、ソプラノ専門となるとその数は非常に限られてしまいます。ソプラノ・オンリーといえば真っ先に故スティーヴ・レイシーを思い浮かべますが、他に誰かいましたっけ?ソプラノの先駆者シドニー・ベシェはクラリネットとの二刀流でしたし… ジェーンはソプラノ専門、しかも女性という大変珍しい存在です。

彼女は1955年のボストン生まれ。最初はピアノとドラムを習い、その後アルトサックスを始めています。ニューヨークのイェール大学の音楽科に進学、その頃には既にソプラノ一本で活動していたそうです。ジョージ・コールマンからもサックスのレッスンを受けたとのこと。


Jane Ira Bloom - The Man With Glasses




彼女の特徴はバップらしさが希薄なこと。そして伝統的なジャズに留まらず、2本のマイクを使ってステレオ効果を狙ったり、リズムマシーンやアルペジエイターの使用、サックスにエフェクトを掛けたりなど、かなり先鋭的な演奏でも知られています。


ニューヨーク前衛シーンの鬼才、エリオット・シャープとの共演です↓

ISIM 2013 @ Roulette, Brooklyn (Featuring Elliot Sharp, Shin Hyun-Sik, Jane Ira Bloom, Gamin)



※エリオット・シャープについては過去に記事にしています↓

【ジムコ名盤①】 エリオット・シャープ 『警鐘』&『証拠湮滅』 2012-01-23
 http://ameblo.jp/avant-sax/entry-11143832008.html



ジェーンはNASAアートプログラムに音楽家として初めて契約したアーティストという栄誉ある経歴を持っています。そして現在は演奏活動の他、ニューヨークのニュースクール大学で講師として後進の育成にも当たっています。因みにニュースクール大学の講師陣にはジュニア・マンス、レジー・ワークマン、チコ・ハミルトン(去年11月他界)etc.と、錚々たる顔ぶれです。


NEW SCHOOL MINUTE: Jane Ira Bloom, "Deep Edges; Improvising Slow Songs" | The New School





YouTubeばかり貼ってすみません。
最後にもう1つ、美しい映像なので↓

Jane Ira Bloom "Sixteen Sunsets"

公園のベンチでケースから楽器を出す場面がカッコいいですね。

因みに3:15あたり、ケースの蓋を開けるとお札が入ってます。
これは恐らくクリーニングペーパー(タンポの水分を取るための紙)として使っているのだと思います。

マウスピースはセルマーのソロイストですね。
またマウスピースの話をしてすみません。


まー。






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