2013年に買ったもので紹介できなかったもの | 愛しのジャンポール

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友だちはスズメとカエルさんだけ


元BASSIST、現在ALTO SAX吹いてます♪

ヘンな音楽とかフツーの音楽とか、楽器、サクラ大戦、スズメ、カエルさんとか… 
ドーデモイイ日記ですがよろしくよろよろですのだ (・o・)

 
12月31日(火)晴れくもり



みなさま
ごまークマ



今年も終わりなので、今年買ったCD(DVD)で紹介出来なかったものを中心に羅列します。
私は困ったことに今の音楽をほとんど聴かないので、今年発売されたものとは限りません。

思い付くままに選んだら、かなりの量になってしまいました。
ジャケットをスキャナーで取り込むので相当な時間が掛かったので、もう文章はやっつけです。

では、長いのでテキトーに飛ばしてくださいガーン





【1月】  ←これは買った月です。 気にしないで下さい。


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CDブラック・サバス 『ブラック・サバス・4』


1年の最初の買い物は、ブリティッシュ・ロックか様式美メタルにしたいものです。去年の初CDはブラック・サバス『ヘヴン&ヘル <デラックス・エディション>』とシン・リジィ『西洋無頼 <デラックス・エディション>』でした。そして今年の最初はこれでした。さて来年は何にしようかな…






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CDTANGERINE DREAM 『35th phaedra anniversary concert』(DVD)


パーカッションとサックスに金髪の女性メンバーが加わっていて、いつの間にかセクシー路線に変更(?)しているジャーマン・ロックの老舗バンド、タンジェリン・ドリームの2005年のライブDVD。近年のタンジェリンはほとんどイージー・リスニングでずっとノーチェックでしたが、数年前にたまたまYouTubeで見たのが意外と良くて…。サックスのお姉さんがいい演奏してたので、サックス目当てでこれ買ったら、ほとんど出番がありませんでした。う~。






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CDインペリテリ 『グリン・アンド・ベアー・イット』


リリース当時、職場(CD店)でサンプル盤を聴いて失望したのも今や昔。グラハム・ボネットと組んだファースト・フル・アルバム『スタンド・イン・ライン』は、レインボー~アルカトラスを踏襲したネオクラシカル/様式美メタルの名盤で、まさに私の大好物でした。しかし本作ではネオクラシカルな要素は皆無、アメリカのマーケットを意識したサウンドで、以来私は20年間もインペリテリを聴かなくなりました。

一昨年暮れ頃、ふとしたきっかけで急にインペリテリの諸作を揃えようと思い、少しずつ買い揃えてきました。他のアルバムは基本的にネオクラシカル路線のギター・プレイで良かったです。そして最後に一応本作も買いましたが… 20年ぶりに聴きましたが、やっぱりつまらないです。私はアメリカナイズされたサウンドが大の苦手です。






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CDTOKI・CLUB 『TWEENER』


今や「土岐麻子のお父さん」と言った方が分かってもらい易い?ジャズ・サックス奏者の土岐英史(as,ss)。カシオペアの2人、向谷実(key)、野呂一生(g)らと組んだトキ・クラブの1989年リリースの唯一作。いやー懐かしいCDです。因みにベースはボビー・ワトソン。当時の私は、土岐さんの音色は好みでしたが、20年振りぐらいに聴いたら… うーん、好みというのは随分と変わるものですね。

YouTubeに懐かしい映像がありました↓




昔、テレビで放映されたTOKI・CLUBのライブから、「LOVE IS A SMILE」です。(家のビデオテープを探せばまだあるはずですが…)1989年だから私が大学2年の時。なつかしすぎてなみだちょちょぎれます。曲の最後の土岐さんのカデンツァが見事です。

ボビー・ワトソンのベース・ソロも絶品!タメの効いた決して弾きまくらない味わい深いソロです。ZONのグラファイト・ネックのベースは癖のある音色なので好みが分かれますが、私は好きです。お金があれば今一番欲しいベースです。





【2月】

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CDJOHN LENNON&YOKO ONO 『LIVE IN NEW YORK CITY』(DVD)


1972年のライブ。高1の時(1986年2月)にレコードとビデオで突如リリースされたライブ盤。レコードをレンタル屋で借りてダビングしたものを愛聴してました。私はこのライブ盤が大好きです。バックのエレファンツ・メモリーの演奏が下手だとよく酷評されてますが、私は好きです。といっても、どこからどこまでがプラスティック・オノ・バンドでエレファンツ・メモリーなのか、私には分かりませんが。サックス、かっこいいですよね。実は私、洋楽を聴くようになって30年ぐらいになりますが、ジョン・レノンのアルバムは今までにこれしか聴いたことがありません。う~。


JOHN LENNON LIVE IN NEW YORK CITY - WOMAN IS THE NIGGER OF THE WORLD








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CDEKSEPTION 『3 ORIGINALS』


EKSEPTIONは、オランダのキース・エマーソンとも言われるリック・ヴァンダー・リンデンが、トレース以前に在籍していたバンドです。キーボード・トリオにサックスとトランペットが加わった編成。そして本CDは、ジャケットからも分かるようにファーストからサード・アルバムまでの3作を2枚のCDに収めたものです。と思ったら、なんと4作目のアルバムまで収録されてました!

リック・ヴァンダー・リンデンはクラシックの素養のあるテクニカルなキーボード奏者で、このEKSEPTIONというバンドは彼の独壇場となっています。クラシカルなプログレが好きな人、とりわけバッハ好きの人は必聴です。


Ekseption - Toccata Live (1973)



Ekseption & J.S.Bach - Air



レパートリーはバッハばかりではなく、ベートーヴェンの「運命」やハチャトゥリアン「剣の舞」、ガーシュイン「ラプソディー・イン・ブルー」他、クラシック以外にもボビー・ティモンズ「ジス・ヒア」、そしてジェスロ・タルのカヴァーまで幅広く取り上げており、勿論オリジナルもやってます。

1st.と2nd.はプログレと呼ぶにはアレンジ的にも安直で、サウンドも古臭いですね。まぁ時代が時代ですので… プログレというよりも、クラシックをモチーフにしたブラスロックといった方が相応しいです。しかし3rd.以降になるとアレンジもグンと進歩し、プログレらしくなってきて聴きごたえも増します。






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CDSTILL LIFE 『STILL LIFE』


謎の作品が多いヴァーティゴ・レーベルの中でも、特に謎の超B級バンド“スティル・ライフ”。しかし超B級ながらも今やブリティッシュ・ロック・ファン、プログレ・ファンで知らない人はいないほど有名な作品です。その音楽はいかにもブリティッシュ然としたオルガン・ロック。私がもっとも好むサウンドです。


Still Life - People In Black



Wジャケットになっていて、表は美しい花びらですが、その下には不気味な髑髏が。見開いた状態の写真を載せたいのですが、シュリンクを残しておきたいので…すみません。





【3月】

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CDデヴィッド・ボウイ 『ザ・ネクスト・デイ』


私の永遠のヒーローであるボウイ様の、今年春に突如としてリリースされた10年振りの新譜。どこでも大絶賛されていますが… 「悪いはずがないっ!」「巷では大好評だし良いに決まっているっ!」と自分に言い聞かせつつ何度も聴いてみたのですが…

やっぱり面白くないです。私にとってのボウイは『トゥナイト』(1984)までです。





【4月】

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CDMILES DAVIS SEPTET 『Live in Stockholm 1973』(DVD)


こんな凄い映像があったとは!!サックスにデイヴ・リーブマン、ギターにピート・コージーとレジー・ルーカス。マイルスのキャリア中でも最も変態度を極めた時期です。エレクトリック期マイルスの中でも、この73年から一時引退する直前の「アガルタ」「パンゲア」の75年までの期間が、ロック・ファンにとっては一番面白いのではないでしょうか。因みに私が一番好きなマイルスのアルバムは『ダーク・メイガス』です。ジャズ・ファンが最も敬遠するアルバムです。

本DVDは正直、画質も音質もかなり酷いです。けど私たちにはそのようなことは問題ではありません。ピート・コージーのイッてしまってるグニョグニョ・ギター、デイブ・リーブマンの炸裂するソプラノとテナー(電気サックスも…)が、動いてる所を見られるというだけで十分に有り難いのです。


MILES DAVIS Sweden Stockholm 1973

DVDよりこちらの動画の方が画像も音質も奇麗です。
このぐらい奇麗なものでDVD出して欲しいです。出してくれたらまた買いますガーン






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CDウェスト、ブルース&レイング 『ライヴ・ン・キッキン』

マウンテンの2人とクリームのジャック・ブルースによるトリオで、第2のクリームと期待されたバンドでした。そんな彼ららしいライブ盤で、収録曲はたった4曲。1曲当たりが長尺で白熱のインタープレイが聴ける盤となっています。クリーム好きの私としては、名曲「政治家」が嬉しい!けど、この曲だけが5分台と短くて残念。


West,Bruce & Laing - Politician



スーパーグループの宿命と言うべきか、短命に終わり活動期間はたったの1年ほどでした。2枚のスタジオ・アルバムを残し、ジャック・ブルースの脱退によりこのグループ名は消滅。解散後にリリースされたのがこのライブ盤でした。






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CDDAVID BOWIE 『JOHN I'M ONLY DANCING - 40th ANNIVERSARY』(EP)


ピクチャーディスクの写真を載せたかったので選びましたガーン







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CDローランド・カーク 『ナチュラル・ブラック・インヴェンションズ:ルート・ストラタ』


2~3本の楽器をくわえて同時に吹くことで有名なローランド・カークの1971年作品。パーカッション奏者が参加してますが、基本的にはオーバーダブなしのカークの無伴奏ソロとのこと。2010年にT限定販売で再発。無くなる前に買わないと、と焦って買ったのですが…来年2月にワーナーから発売されるみたいですね。しかも1000円でっ。う~。






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CD松下誠 『クワイエット・スカイズ』


これもT限定販売の再発盤。1983年リリースの松下誠の3枚目のソロ・アルバムです。1stはジャパニーズAORで一般的人気も高いですが、本作は松下のプログレ指向全開のマニアックな作品になってます。のちにそのまま本作参加メンバーでパラダイム・シフト結成へ移行しました。富倉安生のベース、特に彼のフレットレスが好きです。パラダイム・シフトも物凄く聴きたいのですが、長年廃盤状態で聴けません。乞うCD化!





【5月】

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CDサヴォイ・ブラウン 『ルッキング・イン』


サヴォイ・ブラウン『ルッキング・イン』の、なんと国内盤オビ付きをブックオフで発見&喜んで購入。1992年の国内初CD化以来、国内再発は一度もされておらず、現在ネットでもほとんど出回ってません。それが1250円でした!
ありがとうございます。(←ブックオフにではなく前の持ち主に対して…)

サヴォイ・ブラウンは、フリートウッド・マック、チキン・シャックと並ぶ3大ブリティッシュ・ブルース・バンドの1つ。私はこの時代(60年代後半)のブリティッシュ・ブルース、ホワイト・ボーイ・ブルースが大好きです。

サヴォイ・ブラウンはキム・シモンズ(g)を中心に1965年に結成。初アルバムのリリースは1967年でした。以降、何度もメンバーチェンジを重ね、本アルバムは1970年リリースの6枚目のアルバムとなります。因みに2ndから参加した初期の重要メンバーだったヴォーカルのクリス・ユールデンは、前作で脱退しています。

60年代後半に台頭した英国ブルース・バンドの多くは、この頃になるとブルースに留まらず多様化していきます。サヴォイ・ブラウンの場合、本作でハード・ロック寄りのサウンドを提示しました。しかし、あくまでブルースを固守しようとするキム・シモンズと、多様化を目指す残りのメンバーとで対立。本アルバムのリリース後、キム以外のメンバー全員が脱退し新たにバンドを結成。それがフォガットでした。結果的にはフォガットの方が、商業的には成功しましたけどね。


Savoy Brown - Poor Girl 1970








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CDMARION MEADOWS 『WHISPERS』


私は所謂スムーズ・ジャズはあまり好きではありませんが、CD店で見掛けてジャケ買いしました。というのも、マウスピースがヤナギサワのメタルだからです。去年暮れにソプラノ・サックスを買って、しばらくはヴァンドレンV5(改造)やセルマーのスーパーセッションを使ってました。しかし、どうしてもメタルにしたくてヤナギサワのメタルで最も開きの大きい9番を購入。マリオンが何番の開きのものを使ってるかは知りませんが、とにかく音色のイメージ作りのために買って聴きまくりました。恐らく今年一番よく聴いたCD。


Marion Meadows - Whisper (2013) Official Video



一応、過去記事↓
【ソプラノのマッピ“ヤナギサワのメタル”購入(MARION MEADOWS “WHISPER”)】
 2013-05-31






【6月】


CDマジック・スリム&ジミー・ジョンソン 『シカゴ・ブルース・ギター・ヒーローズ』


今年2月に75歳で他界したマジック・スリム。1980年録音のアルバム『RAW MAGIC』の国内盤です。ヘッドの塗装が焼けてるジャズマスターを構えるジャケットがカッコイイです。20数年前に彼の名を知って、レコード屋でこのジャケットを見掛け、買おうと思ったけど結局買わなかったアルバムです。20数年越しに(CDではあるけど)やっと買いました。

もちろん内容も最高です。キーボードや管楽器、ハープ等は加えず、スリムの他にはサイド・ギターと、ドラムス、ベースといった編成。スリムのギターをたっぷり聴くことが出来、その荒くて小手先に捉われないタフなプレイが堪りません。これこそブルース・ギターの醍醐味です。


Magic Slim You can´t loose what you ain´t never had



因みに本CDはジミー・ジョンソン『BAR ROOM PREACHER』との2in1のカップリングになっていますが、収録時間の関係上、生憎それぞれ1曲ずつがカットされてます。





【7月】

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CDDIMENSION 『DIMENSION LIVE 2005 IMPRESSIONS TOUR in STB』(DVD)


DIMENSIONの音楽には興味ありませんが、勝田一樹さんは私と同じARBメタルのマウスピースを使っているので、イメージ作りのために購入。勝田さんはARBメタルの8番にヴァンドレン青箱3番のリード(現在はウッドストーン?)を使ってたようですが、かなり吹くのがしんどいセッティングですね。ちょっと音色が硬すぎて実はあまり好きではないのですけど。因みに私も開きは8番ですが、リードは緑JAVAの3番です。(←ドーデモイイっ)






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CDスプリング 『スプリング』


1971年リリースのスプリングの唯一のアルバムです。プログレオタクが大喜びするメロトロンが大活躍の作品です。有名なキーフのトリプルジャケットを紙ジャケで完全再現。ほとんどジャケットが目当てで購入しました。


 BELLE132095_ed.jpg←クリックサーチ







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CDLYNX 『FUGA ~バッハ フーガの技法~』


女性フルート・アンサンブル、リンクスの最新作は、なんと!バッハ「フーガの技法」。フルートのみによるカルテット編成で、まるでパイプオルガンのような響きを奏でます。フルートもパイプですから何となく合点がいきます。サクソフォン・カルテットならポピュラーですが、フルート・カルテットというのは彼女たち以外ではあまり聞きませんね。とても可能性を秘めた形態だと思います。私はサックス・カルテットより、フルート・カルテットの響きの方が好きです。



YouTubeに本アルバムからのものが無かったので、ファースト・アルバムからのビデオクリップを貼っておきます。





【8月】

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CDシルヴァー・マウンテン 『ローゼズ&シャンペイン』


スウェーデン出身のメタル・バンド、シルヴァー・マウンテンの、1989年リリースのラスト・アルバムとなった3作目。因みにファーストでは、イングヴェイでお馴染みのヤンス&アンダース・ヨハンソン兄弟が在籍してました。本CDは1994年にCD化再発された時の国内盤です。クラシカルな様式美メタルだったのが、このサードでは随分ポップになってしまい、リリース当時は買う気が起こりませんでした。

けど、今の耳で聴くとそんなに悪くはありません。ポップではあるけど、紛れもなく北欧メタルと言えるサウンドです。前作からヴォーカルが交代して随分マイルドで甘い声になったので、余計にポップに感じるのでしょう。


Silver Mountain - "Romeo & Juliet"







【9月】

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CDU2 『FRISCO OUT OF CONTROL』(DVD)


1981年サンフランシスコのライブですが、セカンド・アルバム『アイリッシュ・オクトーバー』からの曲は入ってないようです。こういった非オフィシャルな作品で最も気になるのが、音質と画質なのですが… 私も買う前にネットで調べましたが、レビューが一切見つかりませんでした。だから書きます。正直、音質も画質も良くないです。しかし内容は激シブ!貴重な初期U2のライブ映像ですので、ファンなら買いでしょう。






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CD渡辺美里 『Live Love Life 2013 at日比谷野音~美里祭り 春のハッピーアワー~』


今年夏は突然、渡辺美里がマイブームになりました。それで7月に発売された最新ライブ盤のDVD付きの方を買おうと思ったら、時既に遅し。アマゾンでもプレミア付きの価格でしか入手できない状態。焦ってCD店を探し回って、1軒だけ1枚在庫を発見&喜んで購入。限定盤や廃盤を見つけた時、私は大きな幸せを感じます。そう、私の趣味はCDを「買う」ことなのです。





【10月】

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CDイングヴェイ・マルムスティーン 『トライアル・バイ・ファイアー:ライヴ・イン・レニングラード』


実は1989年の本作リリース当時、CDではなくレコードで買ったんです。時代はレコードからCDに切り替わる頃でした。アメリカ市場を意識したポップな曲「ヘヴン・トゥナイト」に失望し、前作のスタジオ盤『オデッセイ』は買わなかったのですが、このライブ盤は恐らくレコードでのリリースでは最後だろうと思って買いました。そんなことを思い出しました。






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CDMILES DAVIS 『NORTH SEA JAZZ LEGENDARY CONCERTS』(CD+DVD)


エレクトリックのマイルスのライブDVDは、とりあえず買ってしまいます。1985年、ジョン・スコフィールド、ダリル・ジョーンズ、ボブ・バーグの頃です。同時期のモントリオールのライブよりこちらの方が生々しくて私は好きです。けど白状すれば、ダリルの白ジャズベ(スティング・バンドでも使ってた66年製)を見たいがために買いました。





【12月】

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CDJEFF BECK GROUP 『GOT THE FEELING』(DVD)


第2期ジェフ・ベック・グループの、1972年ドイツのテレビ番組「ビートクラブ」出演時のライブ映像です(ジャケットは第1期のもので出鱈目)。ジェフ・ベック(g)、マックス・ミドルトン(key)、コージー・パウエル(ds)、クライヴ・チェアマン(b)、そしてボブ・テンチ(vo)というラインナップ。ハードロックな第1期からメンバー総入れ替えして、黒っぽいサウンドを提示した第2期。ベックはこの時既に現在にも通ずるテクニックとセンスを確立しています。チェアマンのファンキーなベースも絶品!


Jeff Beck Group - Got The Feeling








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CDクラウス・オガーマン・オーケストラ 『夢の窓辺に』


ワーナーの1000円ジャズCDも今秋に第10弾が発売されて遂に完結。第9~10弾辺りになると80年代フュージョンもラインナップに顔を出し、幾らでも欲しいものが増えるばかり。第10弾ではビル・エヴァンス(sax)やジョナス・エルボーグ(b)が参加した新生マハヴィシュヌや、ジャコの『ツインズI』と『同II』、ジェフ・バーリン大先生参加のドン・プーレン『モントルー・コンサート』…etc.欲しいものは枚挙にいとまがありません。

本作はサンボーン師匠が参加した、C・オガーマン・オーケストラの1976年作品。数年前に再発された国内盤を買い逃したので今回喜んで購入。映画音楽のような正直ちょっと退屈な音楽ですが、サンボーンが2曲で絶品ソロを吹いてます。マイケル・ブレッカーも1曲、これまた極上のソロを披露。他にもジョージ・ベンソン、ジョー・サンプルがソロイストとして参加。なかなか贅沢な作品です。






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CDテンプテーションズ 『オール・ディレクションズ』


1000円廉価盤の進撃はジャズに留まらず、遂にソウルの名門「モータウン」にまで及びました。あまり得意でないソウル/R&Bは、買ってもせいぜいアーティストのベスト盤1枚で済ませてしまうものですが、1000円ならばアルバム単位で聴いてみようと思ってしまいます。リック・ジェームス『ストリート・ソングス』に続いて買ったのが本作。

テンプテーションズといえば、「マイ・ガール」や「ゲット・レディ」でお馴染みのソウル・コーラス・グループですが、本作では当時のサイケ/フラワー・ムーヴメントという時代の波に乗ったサウンドを提示。その最大の成果といえるのが、全米No.1ヒットとなったサイケ・ファンクの名曲「パパ・ウォズ・ア・ローリング・ストーン」です。

Papa was a Rolling Stone- The Temptations (Full Version)


サイケと聞いて期待して買いましたが、そんなにサイケでもありませんでした。けど長尺なインスト・パート、トランペットにかけられた深いディレイなどは、まさにトリップ・ミュージック!






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CD『ジェイソン・ベッカー・トリビュート Vol.2』


ちょっとソウル/R&Bの買い物が続いただけで、だんだんしんどくなってきました。ブリティッシュ・ロックor様式美メタルを激しく欲してきました。やっぱり私も基本はロックなのだな、と再認識。ウィッシュボーン・アッシュのセカンド、そして本CDを購入。今年最後のCDは、やっぱりHR/HMで閉めたかったので…

筋萎縮性側索硬化症でギタリスト生命を絶たれた不世出の天才、ジェイソン・ベッカー。ラーズ・エリック・マットソン(ラーズにつては過去記事参照)主催によるジェイソンのトリビュートの第2弾。2003年リリース。先月に第1弾を買ったら良かったので、本作の新品を運良くネットで見つけ購入。前作以上に無名なセミプロ・レベル(?)の参加が目に付くものの、ジェイソンへの敬愛に満ちた素晴らしいアルバムです。

第1弾の方がジェイソン作品のカヴァー中心の選曲で、本作はオリジナル曲での参加が多いです。カコフォニー、及びファースト・ソロ『パーペチュアル・バーン』でネオクラシカルの印象が強いジェイソンですが、第1弾を聴いて意外とフュージョンチックな曲も多いことに改めて気付きました。もし病魔に侵されなければ、今頃はどんな音楽をやっているのか、なかなか想像が付きません。ジェイソンについては過去に書きましたので、宜しければそちらもご覧下さい。

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以上です。

また画像を貼り過ぎました。すみません。
最後までお読み頂いた方、ガラケーで最後まで辿り着けた方、有難うございます。


ではでは、今年1年、本当に有難うございました。まー。



ジャンポール(仮)クマ


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