【英国王室】フィリップ殿下 誕生日おめでとうは禁句? 過去を語らぬ強さ。 | Time Tested Beauty Tips * Audrey Hepburn Forever *

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私の大好きな 美しいもの、綺麗なもの、かわいいもの。 そして 美しい人、綺麗な人、可愛い人をご紹介したいです。
麗しい、美しい、 愛しいものを......
オードリーをはじめとするハリウッドセレブからダイアナ妃やグレース・ケリーなどの各国 王室・王族も。

2013年6月のガーデンパーティーでは殿下に誕生日の祝いのメッセージを送るのは禁止されました。それでもプレゼントを渡そうとした方に対しては‘Can you hand that to someone as I don’t want to lug it round the garden!’『庭のまわりでそれを引きずりたくないのでほかの誰かにに渡してくれるかな!』とキレッキレ。


フィリップ殿下 
The Duke of Edinburgh with a cup presented to him as captain of the winning team of a polo match at Amberly, 2nd June 1952.
フィリップ殿下 
Philip & Elizabeth in Canada, 1957.

実はお優しいけれど、関節痛に20年悩まされ、また長生きのことを言われると皮肉で返す癖のある殿下。(90年以上生きると言われても嬉しくも楽しくないわ、返答するのも大変だしなって感じですかね。)


ギリシャ及びデンマーク王子ですが、親類のロシア皇帝一家同様、ギリシャ王家一家も処刑される寸前で、殿下は1921年台所で生まれるという食べるものにも困る極限状況で誕生。誕生後も処刑対象で英国国王の船で1歳で亡命、命拾いし、父の兄ゲオルギオス王子の妻であるマリー・ボナパルト(ピエール=ナポレオン・ボナパルトの孫)の所有するパリ郊外サン=クルーの別荘に滞在するも父は不在がちで愛人と、母はパリ郊外の借家に暮らしギリシャ難民のための店を手伝っていましたが統合失調症で1930年ごろドイツとスイスの精神病院へ、年の離れた姉らは1930年から1931年にかけてドイツに嫁ぎます。


フィリップ殿下は1928年にイギリスへ渡ることに。姉の援助を受けるもフランス、イギリス、ドイツと遊牧民のようにたらいまわしにされ...行く場所も落ち着くよりどころものなかったそんな孫を不憫に思った祖母英国王女ヴィクトリアが引き取って息子のジョージ・マウントバッテン (第2代ミルフォード=ヘイヴン侯爵) 、ルイス・マウントバッテン卿の保護のもと育つことになります。

ルイスとフィリップ殿下の母は20歳年が離れており、ルイスが結婚したのはフィリップが1歳ころでした。成長期は英国の寄宿舎校に入り全寮制で心配はありませんでしたが、マウントバッテン卿は当時インドに駐在していたため休みの間は行く所に困りまたさすらいの王子は不安定な少年時代を過ごしています。(叔父のジョージ・マウントバッテンは16歳の時に死去)

運命の扉が開いたのは戦争が始まる直前の1939年7月、ダートマス(Dartmouth)の王立海軍兵学校(Royal Naval College)に通っていた18歳、エリザベス13歳から一目ぼれをされたこと。マウントバッテン卿はエリザベス、フィリップふたりの叔父にあたるため二人の仲を取り持ちます。軍人となっても、休みの際居場所がなかったフィリップ(彼の叔父と叔母マウントバッテン夫妻が不在のとき)はエリザベス王女らとウィンザーで週末を過ごしたそう。そして戦争へ...

1947年月9日、イギリス国王ジョージ6世の第1王女エリザベスとの婚約が発表される。 29歳で祖母は死去。



エリザベス女王&フィリップ殿下

First encounter: Naval cadet Philip plays croquet with 13-year-old Princess Elizabeth at Dartmouth College in 1939


Queen Elizabeth in Ethiopia 1965

’Royal Wedding, King George VI with The Bride, Princess Elizabeth’ 1947, Photographed by Bert Hardy.



Queen Elizabeth in Ethiopia 1965
Queen Elizabeth in Ethiopia 1965



Queen Elizabeth dancing with Lord Louis Mountbat

Queen Elizabeth dancing with Lord Louis Mountbatten.



The Queen and Prince Philip

The Queen and Prince Philip in Tuktoyaktuk, Canada - 1970



【90歳を祝ってインタビュー BBCより】

Prince Philip being interviewed for his 90th birthday


追放されたギリシャの王室のメンバーとしてフランスに住んでいた少年時代のことを尋ねられて、「"Well I just lived my life - I haven't been trying to psychoanalyse myself all the time."私は私の人生を送っただけです-自分に対し精神分析することには努めていない。」

10位歳の時完全にすべての家族と引き離され、ひとり別の国に住むことに。彼は家族から分離されたことを、「特段大きな取引でない"no great deal". 」と語りました。

息子エドワード王子によると、フィリップ殿下は人生のすべての面について話すことに気乗りしないのは、実は謙虚さに起因していると分析しています。「"My father plain and simply is very modest about himself and doesn't believe in talking about himself. One of his best pieces of advice he gives to everybody is talk about everything else, don't talk about yourself - nobody's interested in you."

私の父は自身について話すことをしません。単に非常に謙虚で、彼の最もよいアドバイスの1つに、他の人がすべてのことを皆に話していても、自身は話すべきでない。実のところ誰もあなたに興味を持っていないのだから」というものがあります。



90となり変わったことは慈善団体との関係を「段階的に縮小している」ことだそう。約800もの組織・団体の後援者でもあり、自然保護から若者支援まで幅広い分野で活動しており国家元首の配偶者という自分の役回りについてなどを求められた暁には、すぐお馴染みの毒舌で「試行錯誤」したことを認めながらも、それが上手くいったかどうかと尋ねられ「そんなことはどうでもいい。そもそも、私が何を考えているのか、誰が気にするというのだ?と突き返しました。
「"I reckon I've done my bit so I want to enjoy myself a bit now, with less responsibility, less frantic rushing about, less preparation, less trying to think of something to say. On top of that your memory's going, I can't remember names and things," he admitted.

"It's better to get out before you reach the sell-by date."

私は為すべき事をしてきたと思っています。(今後は)より少ない責任によって自分自身のことについても楽しみたいと思っています。多忙な日程を改め、準備をせず、何を言おうか考えたりもしたくない。何よりも記憶が悪くなっていて、人の名前が覚えられない。人生の終わりに近づいているということです(賞味期限に達する前に、出ていくことはよりよいのです。)」と自身の老化を示唆しましたが、95歳の現在も孫より働いている殿下。



Prince Philip

(インタビューなんて受けたくありませんな!)


Prince Philip

インタビュアー:お受けになるのは嫌ですの?


Prince Philip

(ええ!)

Prince Philip
(さあお聞きなさい)



偏屈なんだから♡

オードリー・ヘップバーン 男爵(貴族)の母からの教えは「『時間を守りなさい』『どんなときも、自分よりも周囲を優先すること』『自分のことばかり話してはいけません。あなたはけっしておもしろい話題ではありませんからね。大切なのは、周りの人たちです』」少し通じるものがありますね



フィリップ殿下
Prince Philip clasped his hands pair


フィリップ殿下

母が家におらず寂しかった子供時代を過ごしたというチャールズ皇太子に大変厳しかったというフィリップ殿下(恵まれた息子に嫉妬していたという報道も)。


戦争について1995年 50th anniversary of VJ Dayテレビドキュメンタリーでストレスカウンセリングについて聞かれた際に、

We didn't have counsellors rushing around every time somebody let off a gun, asking 'Are you all right -- are you sure you don't have a ghastly problem?' You just got on with it!"
我々には誰かが銃を発射するたび、走り回っているカウンセラーはいなかった。『あなたは大丈夫ですか-あなたはひどい問題がないと確信しますか?』というね。あなたはちょうど取りかかったんだね」

と語ったこともあります。


恐らく殿下にとってはだれにも頼らず自分に厳しく生きることは当たり前のことだったのでしょうね。そう思うと国王になる恵まれた環境の息子がスポーツが苦手で内気で(母を恋しがったりナヨナヨしているのは)理解が難しかったのかも。快活な「アンが男だったらよかった」と発言していますし根っからの軍人さんのかもしれません。

結婚を機に軍を退役したことについて、殿下はITVテレビに「残念だった。しかし女王と結婚した身としては、私の第一の務めはできる限り最善の方法で彼女に仕えることだった」と回想。クイーン・エリザベス号(豪華客船であり、戦争中のシェルターにも活用できる)の部屋もフィリップ殿下は他の豪華絢爛なインテリアとは違い、自らの部屋を男らしいシンプルなものにアレンジ、ベッドカバーも枕を何個もならべず色も簡素にするなどこだわりを見せていたとか。



フィリップ殿下

The Duke of Edinburgh (left), welcomed by Capt F.H.E. Hopkins.




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フィリップ殿下 




偏屈と思われますが、2002年6月のゴールデンジュビリーで観衆に手を振ろうとするも車のスピードが速すぎて(女王がプチ切れで車をたたき)ドライバーに指示を与えようとなんどか叩くと、(すぐに不機嫌に気づき)代わって指示を与えようとしたり気配りのできるお優しい方なのですよ!


フィリップ殿下

(どうしたんだい?ああ、私がするからあなたは手を振ってなさい)
※女王と殿下の車をたたく動作の差がイメージと逆ですよね。
フィリップ殿下
(Borrowing GIF from the Web )


Elizabeth and Philip telling a driver to slow down during her Golden Jubilee celebrations in London, June 2002.




難しいところもあるけどお優しい方なの
フィリップ殿下


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