与那国フィールドノート -536ページ目

巣作りに励む女王

オキナワチビアシナガバチに刺された経験のある人は、与那国島に限らず沖縄ではかなり多いはず。

体長1㎝ほどの小さなアシナガバチの仲間(スズメバチ科)ですが、草地に巣を作るため畑作業や草刈りなどの時に巣を刺激して襲撃に遭うというわけ。


オキナワチビアシナガバチ
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春先に一頭~数頭の女王バチで巣を作り始め、夏を迎える頃にはたくさんの働きバチが生まれてきます。

刺されても一時的な痛みだけなのですが、これからの季節、草むらに踏み込む前にはご用心。


オキナワチビアシナガバチ 巣
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巣は多くの場合、一年限りのものです。写真は放棄された昨年の巣。

トンボの食事

与那国は一気に春を飛び越したような天気になりました。


ハラボソトンボ
お昼の探索中、足元から大きな獲物を抱えたハラボソトンボが飛び立ちました。

食べているのはショウジョウトンボのようです。大きさは自分の体と同じくらいあります。

トンボは昆虫の中でも親しみ深いものですが、こんな凶暴な?一面もあるのです。


ついでに先日観察したリュウキュウベニイトトンボも一枚。

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食べているのは、キリギリスの仲間の幼虫です。

イトトンボの仲間は好んでクモを食べるようです。そして、この日は初めてクモを捕らえる瞬間を見ることができました。

クモの巣に対して一定の距離を保ってホバリングしていたリュウキュウベニイトトンボが、さっと脚を伸ばし巣からクモをさらったのです。少しでも手元が狂えば、自分が餌になってしまうかも知れない危険な技!クモの味はよっぽど魅力的なのでしょう。


最初の食べ物

ヨナグニサンの幼虫のふ化が始まっていました。

1齢幼虫

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1齢幼虫は体長5mm程度、まずは自分が出てきた卵の殻を食べてから、食樹の葉を食べ出します。

でも、中には幼虫が抜け出した跡の卵殻がそのまま残っている場合もあります。

必ずしも食べるというわけではないのでしょうか。