与那国フィールドノート -526ページ目

エサキドウガネ

キールンカンコノキでヨナグニサンの幼虫を観察していると、葉上でエサキドウガネの姿がポツリポツリと見られるようになってきました。



この虫が現れると、もう夏といってもよいでしょう。

与那国島ではアンシャメと呼ばれていて、灯火に多数飛来し、臭くて黒い液状の糞をするので嫌われています。また、幼虫はサトウキビの根を食べる害虫でもあります。

よく似たヨナグニアオドウガネとは、腹面や脚が赤銅色であることや、上翅の質感がエナメルチックで鮮やかな緑色をしていることで区別できます。生息地も海岸近くよりも山地に多い傾向があります。

オキナワオオカマキリ


オキナワオオカマキリは春先に孵化し、成虫は7月から9月にかけて見られます。

今は体長3センチ程の幼虫であるのが普通なのですが、先日(5/8)、羽化したばかりと思われるメスの成虫を見つけました。

思いがけない時期に成虫に出会ったことはこれまでにも何度かあり、通常の発生パターンとズレのある個体群もいるようです。

成虫♀5/8

ドナンヒメツユムシ


林縁のオオバイヌビワの葉裏に虫影が・・・!



体長1センチ程の小さなキリギリスの仲間、ドナンヒメツユムシです。(クサキリモドキ科)

樹上高くにいることが多く、体色も保護色になっているのでなかなか見つけることができません。

とても高い声、超音波で鳴いていおり、その声は人間の耳では聞き取ることができません。

バッドデイテクターというコウモリ調査用の道具を使うと、50キロヘルツ付近で鳴いているのが確かめられます。

ちなみに人間が聞き取ることができるのは18キロヘルツ付近までです。