与那国フィールドノート -524ページ目

イリオモテトラカミキリ

倒木の上をせわしなく動き回っているのはイリオモテトラカミキリです。


黄色と黒のツートンカラーはハチへの擬態です。

どうやら産卵場所を探していた♀のようです。

樹皮のめくれた部分に卵を産み付けていました。


よく似た種類にヨツスジトラカミキリがいて、個体数はこちらの方がずっと多いです。
ヨツスジトラカミキリ2006.5


見分けるポイントは前胸背の黒帯がとぎれないで一文字になっているのがヨツスジトラ。

とぎれて3つの紋になっているのが、イリオモテトラです。

両種ともこれから数が増えてきて、各種の花や枯れ木などの上で見ることができます。


イワサキヒメハルゼミ

今日は梅雨も一休み。

朝から厚い雲が空を覆っていますが、雨は落ちてきません。


イワサキヒメハルゼミは八重山諸島固有のセミです。

グウェーン、グウェーン・、グウェーン・・・・

午後3時を過ぎた辺りから合唱を始めます。

樹木の割と高い場所にいることが多く、声はすれども姿を見るのは難しい種類です。



今日は珍しくススキの茎に止まっている♀を見つけました。

樹幹の色によく似ている体も、緑色の場所に止まっては見つかりやすくなります。

イワサキクサゼミよりは大型ですが、掴まっているのがススキの茎ですから、いかに小さなセミであるかお分かりいただけるかと思います。

コウトウシュウカイドウ



しとしと朝から降り続く雨。ようやくやってきた梅雨らしい日です。

春先から咲き始めたコウトウシュウカイドウも、気が付けば果実を付けはじめていました。

薄暗く湿った森の中で、石灰岩の壁面に群落をつくります。

与那国島ではパァパ、パッパなどと呼び、葉柄を煮物などにつかったそうです。