与那国フィールドノート -514ページ目

ヨナグニサン速報

昨日の夕方、アカギの植林地で羽化したばかりのヨナグニサンの雄を見つけました。

そして今朝はアヤミハビル館で飼育中している個体も雌が一頭羽化しました。


ヨナグニサンは成虫は羽化はいっせいに始まるので、アカギの植林地では今日も羽化したばかりの個体が観察できるはずです。


午後になって出かけてみると、交尾中の成虫が見つかりました。

雌の翅が少し破れている上に、周囲に抜け出した繭も見あたりません。

雌は羽化しても繭から離れず先に羽化した雄の飛来を待っていることが多いのですが、この雌は待ちきれなかったようです。せっかちな個体もいるということかな。

コハンミョウ

沖縄地方が梅雨明けしました。

クマゼミの声も日に日に大きくなってきています。


これから夏本番を迎えるわけですが、多くの昆虫を観察できるのは後2週間程です。

沖縄の夏は強烈な日差しと、台風がこない限りまとまった雨はほとんど期待できないので、森は乾ききってしまい、昆虫が活動するには厳しい条件となるのです。

昆虫愛好家はこの状態を“夏枯れ”という言葉でよく表現します。


ハンミョウは暑さに強い昆虫です。


日陰など全くない海辺近くの裸地でコハンミョウがたくさんいるのを見つけました。

素早く走り回ったり飛び回ったりと忙しそうですが、落ち着くと前脚と中脚を精いっぱい突っ張ったポーズで休憩します。

地熱からなるべく体を遠ざけることで暑さ対策をしているのでしょうか。







アカギカメムシ 続報

経過を観察しているアカギカメムシです。


成虫になった直後から葉上で交尾中のペアがたくさん見られました。(写真は6/12)


しかし、今日一週間ぶりにアカメガシワの木を訪れてみると・・・

一頭のアカギカメムシも見つけることができません。


たくさんの個体が集まって汁を吸っていた果実もカラカラに乾き、種子ができ上がっています。

10日前はこんなにいたのに。

繁殖はどこか別のアカメガシワを見つけて行うのでしょうか。

近親交配を避けるためなら、羽化直後に分散した方がいいだろうに、どういう仕組みなのでしょう。