与那国フィールドノート -512ページ目

死んでいる繭

次々と羽化しているヨナグニサンですが、残された繭の中には死んでいるものも多いようです。

健康な繭は手にとって揺すると、中の蛹がカサカサと乾いた感じで揺れるのですが、死んでいるものは腐敗し揺れることがなく、重いのです。

中でウジがわいているのが分かる繭です。

寄生性のヤドリバエではなく、ニクバエの幼虫だと思われます。

今日のヨナグニサン

午後12時半から1時半まで、昼休みの散歩に出かけました。

林縁の木陰を見ていくと、ヨナグニサンの成虫がポツポツと見つかります。
1時間程で見つけたのは、単独の♂が5頭、交尾中のペアが1組。

♂が多いので羽化のピークはこれからだと思います。


場所は数年前にできた遊歩道沿いで、“謎の人面岩”へと通じています。

途中、観光客のグループとすれ違いましたが、まさかこんなに身近にヨナグニサンがいるとは思ってもいないでしょう。



クマゼミ

うるさいですねークマゼミ。

早朝から異常な大音量なので、一度目覚めると“もう一眠り”は不可能です。


与那国島のクマゼミには腹部の白色部が発達する特徴があります。

かつてはこれを理由に亜種ヨナクニクマゼミに分類されていましたが、他の地域にも与那国島産のような個体が現れることがあることや、他はまったく差がないことから、今では単に「型」として扱われるようになっています。


ただし、出現期には差があり、与那国島では8月になるとほとんど声が聞こえなくなってしまいますが、お隣の西表島や石垣島ではまだまだ聞こえてきます。