与那国フィールドノート -511ページ目

キオビエダシャク

キオビエダシャクの成虫がたくさん見られるようになっています。

昨日は朝8時半頃にホルトノキに群がっていました。

ノブオオオアオコメツキ、チャイロカナブン、カバイロハナムグリなど真夏の昆虫たちも蜜や花粉を求めて集まっていました。


午後、今度はカメラを持って訪れると、相変わらず多種多様な昆虫が宴会を繰り広げていたのですが、なぜかキオビエダシャクだけは一頭も見ることができません。


昼行性の蛾ですが、活動が活発なのは午前中の涼しい時間帯と言うことでしょうか。

夕刻には無数の成虫がイヌマキのある森の周囲を飛びまわっている光景もよく見られます。

ツマキモンシロモドキ

海岸林の中で見つけたツマキモンシロモドキです。

飛んでは止まり、飛んでは止まりを繰り返し、落ち着かない蛾です。

与那国島で見かけた記憶がないので、記録があるのかどうか、「琉球列島産昆虫目録」で調べてみました。


やはり、与那国島の分布記録は記載されていません。


最近は採集道具を持ってフィールドに出ることがほとんどなくなってしまいました。

2年前に覚えた生き物とのつきあい方、「写真撮影」に夢中だからです。


開発や外来生物・・・日々刻々と変化していく与那国島の自然。

当たり前の昆虫がいつの間にかいなくなってしまうとも限りません。

確かな記録として標本を作り蓄積していくのはとても大切なことなのです。


なかなか難しいけど「採集」と「撮影」両立目指して頑張ろう!

ケサヤバナ

ようやくケサヤバナを見つけました。

日本では与那国島だけに見られ、国外では台湾(蘭嶼、緑島)フィリピン、マレーシアに分布します。

固有種や北限種などは写真や記録にとどめておきたいと思っているのですが、ケサヤバナはなかなか見つかりませんでした。

手がかりが少なすぎるのです。

図示された図鑑などはほとんどありませんし、頼りの「与那国島の植物」には花の写真が載っているものの、撮影日の記載がなく

開花時期の見当がつきません。

沖縄県のレッドデータブック(絶滅危惧ⅠA類)には、「自生地の2カ所は観光地であり、公園の草刈りなどで刈り取られる恐れがある。」の記述があり、サンニヌ台や東崎などを重点的に探しましたが見つかりません。


今回見つけたのは北東部の海岸で、ごく狭い範囲で石灰岩の隙間から生えていました。
高さ30~50㎝で、少し盛りを過ぎているようですが、紅紫色の小さな花がたくさん穂状についています。


ようやく自分の目で確かめることができたケサヤバナ。

次の休日には改めて海岸線をじっくり歩いてみようと思います。

日差し対策を万全にして。