与那国フィールドノート -296ページ目

石垣島の旅2

ハーリー疲れが抜けきらないようです。

歯を削られながらも居眠りし、森を歩くにも足取り重く、集中力が持続しません。


今日の写真は、それでも僕を楽しませてくれた石垣島の動植物たち。
与那国フィールドノート

カゴメラン。

与那国島でも探しているけれど、見つけられません。



与那国フィールドノート
コゲチャフタモンヒゲナガカミキリ。

石垣島、西表島の固有種。



与那国フィールドノート
サキシマキノボリトカゲ。

ヨナグニキノボリトカゲよりも、出会う頻度が高く感じられます。


与那国フィールドノート
サシガメの一種の幼虫。

まだ幼虫です。触覚が脚のようにもみえます。



与那国フィールドノート
イワサキキンスジカミキリ

2週間前にもいましたが、個体数がぐんと増えています。

敏感ですぐに飛んでしまいます。



与那国フィールドノート
ヤエヤママダラゴキブリ

とても大きなゴキブリ。人家に侵入することはないのでご安心を。幼虫は半水生で、沢の石の下などにいます。



与那国フィールドノート
コマダラゴキブリ。

こちらはちょいと小型。よく飛びます。


与那国フィールドノート
オオヒキガエル。

一時期より減ったといいますが、まだまだいますねぇ。

2週間前は見かけませんでした。

特定外来生物。



与那国フィールドノート
リュウキュウカジカガエル

沢でコオロギのような美しい声で鳴いています。


与那国フィールドノート
サキシマヌマガエル

石垣島には背中に白い線が入った個体が普通に見られます。

与那国島ではまだ見たことのない特徴です。

与那国島産のサキシマヌマガエルは大正期に石垣島より持ち込まれた。

・・・というのが定説になりつつありますが、事実だとすれば、持ち込まれたのは、白線がない個体だったのでしょうか。






石垣の旅1

今回の歯医者は、「八重山の産業まつり」に合わせて予約を取りました。

与那国から出店する業者のお手伝いも兼ねて・・・


与那国フィールドノート
とは言ったものの、ものすごい人だかり。

僕には耐えられるはずもなく、そそくさと懐深い石垣の山中へ逃亡したのでした。


ああ。

静かな誰もいない山の頂は、心の底から落ち着きます。

一帯に茂りざわめくリュウキュウチクの群落は県指定天然記念物、アサヒナキマダラセセリの発生地です。


与那国フィールドノート
そのアサヒナキマダラセセリは、すでに発生末期。

5月10~12日に訪れた時はかなりの個体数が観察できたのに、今回は僅かにメスを数個体観察したに過ぎません。


与那国フィールドノート
リュウキュウチクの葉上にとまって休む成虫の翅は、黒くすすけたように痛んでいます。


風が葉を揺らし、撮影するのはもちろんですが、アサヒナキマダラセセリ自身も産卵するのに手こずっていました。
与那国フィールドノート

与那国フィールドノート


おおよそどのような場所に産卵するのかが分かってくると、卵は次々と見つかるようになりました。

与那国フィールドノート
右下の卵は間もなく孵化しそうです。

卵のぬけがらも数個見つけましたが、幼虫を確認するには至りませんでした。

ハーリー3

昨夕、与那国島に戻ってきました。

今朝は今年初めてのクマゼミの鳴き声を聞きました。

留守中に鳴き始めているかもしれませんが、僕のフィールドノートには、『6月1日、クマゼミ初鳴き』と記しておこう。


さてさて、ハーリーの続きでした。

もう、ずいぶん昔のような気がしてきましたが・・・
与那国フィールドノート

転覆ハーリー。


漁港内を一往復し、戻ってくるときに船をケラし、(転覆させ、)また乗り込んでゴールを目指します。

2名を除き、あとの漕ぎ手はすべて数年来の経験者。

練習では一度も失敗したことがないのに、本番に限って大失敗。

乗り込む時に海水が大量に入り、船は沈没寸前です!


与那国フィールドノート

それでも中組は奇跡の勝利!

ケラす前に後続を大きく引き離す作戦が功を奏しました。


渾身の力を込めて漕ぎ、いつ振り下ろされるやも知れぬ審判員の旗の合図と同時に船をケラす。

右側にケラす船から、僕は左側前方の海中に飛び込みます。

失敗すれば負けが近づく。
カンベンしてほしい緊張感です。


与那国フィールドノート

転覆と上がりの間に行われた女性ハーリー。中組の勝利!


2種目を制し、これで中組の総合8連覇は確定です。

しかし中組の目標はもっと高いところにあります。

目下、完全8連覇中であり、最後の『上がり』を勝つまで気は抜けません。


与那国フィールドノート

南組応援団。


『上がりバーリー』は漁港外に出て、3船合意のもとでスタート地点を決め、船あげ場のゴールを目指します。

スタート地点は、遠ければティンダバナが見えるあたり、3年前には、バショウカジキが海面を何度も何度も跳ねるのを見ました。

ところが今年は前夜から強い北風が吹き始め、とても外海に船を出せる状況ではありません。

仕方なく、漁港内を三往復する変則的なコースとなりました。


前2種目のレース展開、ターンに自信を持つ中組とすれば、これはもう勝ったようなもの。


ところが・・・

どこか気の緩みがあったのか、過信があったのか。

終始、南組にリードを許し、そのまま逃げ切られてしまいました。
与那国フィールドノート
8年ぶりの勝利に沸く南組。


与那国フィールドノート
8年ぶりの負けにうなだれる中組。

乗組員11人中、初めて負けを味わう者、6人。


まぁ、まぁ、これもいい節目です。

すでに敗因は分析済み。

来年はまた3種目とります!


南組のみなさん、おめでとう!!


写真協力・田頭瑠都