与那国フィールドノート -297ページ目

ハーリー 2

午前7時、船屋で必勝祈願のあと、船屋から久部良漁港へ出発。
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中組は船を漕ぎ手が担いで向かうのが伝統。


最初の種目、御願(ウガン)バーリーでは最前席に『鉦打ち』の子供を載せます。

条件は幼稚園以下の男の子。
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練習の時から乗せていますが、中には本番になるとグズったり泣いたりする子もいるので、(逆に寝る子もいたり・・・)声をかけて気持ちを落ち着かせます。


まずは船の調子を見るため、ひと漕ぎ。

わずか数日のうちに船の調子は変わります。
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今日の船の調子はどうだ。

陸で見守る先輩海人の反応を見る漕ぎ手。



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開会式、パレードののち、


午前9時、御願バーリーのスタート!

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往復800mのコースを2往復、1600mのレースです。

いちばん勝ちにこだわるレース。

御願をとれば、後の転覆、上がりのレースは強気で臨めます。


熱のこもった応援。
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2往復の間、頭の中が真っ白になりながらも、漕ぎ手は遠のいては近づく歓声や鐘の音をしっかり聞いています。


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3度目のターン。

2番エークが大きく身を乗り出す方式は独特のもの。

長らく3番に乗って、見よう見まねで覚えました。

そろそろ板についてきたかな?


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北、南を大きく引き離して中組圧勝!

なるか完全8連覇!!


(続く)

写真・田頭瑠都

ハーリー1

超多忙な数日間が終わりました。

そしてまた今日から石垣行きです。

例の歯医者の続きです。

ブログの更新もできないから、この数日間の出来事を書いて出かけることにします。


忙しかったのは27日にハーリがあったからです。

旧暦5月4日、ドゥガヌヒ(4日の日)、久部良が一年で最も熱くなる日。

公民館役員兼選手は、怒涛の如く忙しい。


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26日、ハーリー前日のわが中組の船屋。

2日前に練習を終え、陸に上げたサバニは乾かし、〇〇したり、○〇したりして、最終調整します。

何せ完全7連覇、21連勝中の爬龍船です。

〇○はヒミツ。


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雨上がりの午後6時、ウガン(拝所)に、北、中、南の女性陣がダマハタを手に集結。


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明日に向けて、みな気持ちが高ぶってきます。



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北、中組が帰った後も興奮冷めやらぬ南組シンカ(組員)


やがて
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再び静寂を取り戻したウガン。


粛々と祈願の準備が進む。
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午後8時からウガンにて前夜祭。

各組長、選手監督、舵取り、町長、議会議長、各公民館長・・・らが続々と訪れます。
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豪雨となっても誰も席を立たず・・・

すでに午後10時を過ぎています。

漕ぎ手としては、そろそろ帰って休みたいところですが致し方ありません

僕はハーリー歴12年目、3年目の2番エーク。

明日は御願、転覆、上がりに出場なのだ!


(続く)

クロマダラソテツシジミ急増!

最近になって、クロマダラソテツシジミが急増!激増!!です。


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食樹であるソテツが見られない山地部でも、観察できるシジミチョウ類のなかでは圧倒的な個体数になっています。


写真は5月19日に久部良岳山頂で撮ったもの。

翅を痛めることもなく、海岸部から飛来するのです。

海を越え、島伝いに分布拡大を図る個体もいることでしょう。

卵から成虫になるサイクルも短く、1~2週間と聞きました。

恐るべし、クロマダラソテツシジミ!