与那国フィールドノート -299ページ目

青い宝石

梅雨時に青い宝石は現れる。

自在に林縁を飛び回る。


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その正体はなんとゴキブリです。

ルリゴキブリといいます。


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翅に赤さび色の紋があるのが与那国島産の特徴です。

この紋が石垣島や西表島に分布するものにはありません。

翅の下の腹部にはありますが。


未だ与那国島ではメスが見つかっていません。

メスは不活発で、石垣島などでの例から、朽木の中や落ち葉の間に潜んでいるものと思われます。


5月19日撮影。


ノボタン

雨上がりの朝。

雲間から太陽が顔を出し、蒸し暑いかぎりです。


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長らくの日照りにうなだれていた植物たちも、恵みの雨を受けてしゃんと背を伸ばし始めました。


GW前から始まったノボタン(島名:ハンキマタ)の花期は終盤を迎えています。

石垣島の旅

与那国に長らく住んでいることで、僕にとっての石垣島はただ買い物をしたり、病院にいったりと、与那国島にはない生活の糧を得るだけの便利な場所になり下がっていました。

しかし今回、所用の合間を縫って久しぶりに石垣島の野山を歩き、その魅力を再認識した次第。

次の歯医者が楽しみだねぇ。



夜はカエルたちが迎えてくれた沢は、昼はトンボたちが迎えてくれます。与那国では乏しい役者たちも、石垣島では豊富。


チビカワトンボ
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石垣島と西表島の固有亜種。成熟したオスは体に白い粉をふき、縄張りを作ります。


トゲオトンボ

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県内では石垣島と西表島に分布。


クロイワカワトンボ

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石垣島と西表島の固有亜種。


ヒメホソサナエ?
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ヒメホソサナエ(石垣島と西表島の固有種)かな。

さんざん採集してから写真を始めた与那国ならまだしも、慣れない場所での昆虫を写真だけ撮って、後から同定するのは難しい。迷ったヤエヤマサナエのことも知らないし。


マサキルリモントンボ
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石垣島と西表島の固有亜種。場所の問題なのか、今回はあまり見かけませんでした。


ヤツボシハンミョウ
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渓流沿いを歩くと、足元から無数に飛び立ちます。


ヤエヤマウラナミジャノメ

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マサキウラナミジャノメ
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マサキウラナミジャノメとともに石垣島、西表島の固有種。

こちらの方が後翅の白帯がくっきりしています。

リュウキュウアカショウビン
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鳴き声を聞くだけでなく、かなり頻繁に姿も見ます。

与那国では声はすれどもほとんど姿は見えずの鳥なのに・・・


ズグロミゾゴイ
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こちらも石垣や西表では割と見かけますが、与那国島では稀。


サキシマスジオ
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ヨナグニシュウダを押しのけて日本最大のヘビと称されることが多いサキシマスジオ。実際はどっこいどっこいですが。

この個体はやせ気味でしたが、身長171㎝の僕が腕をいっぱいに伸ばして地上に尾の先端が触れました。

イシガキトカゲ
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尾の青い若い個体が多く見られました。与那国で見るよく似たトカゲはキシノウエトカゲの若い個体。石垣島には

どちらも分布しています。


サキシマキノボリトカゲ
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与那国のキノボリトカゲももともとはサキシマキノボリトカゲに含まれていましたが、2003年に亜種ヨナグにキノボリトカゲとして分類されました。


コノハチョウ
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渓流沿いの樹冠で、縄張り争いをするのを何度か観察しました。


ヤエヤママルヤスデ
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日本最大の極太ヤスデ。10㎝はあります。

ふいに見つけるとギョッとするかもね。


ヨツメオサゾウムシ
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アオノクマタケランの葉を食べています。

いてもよさそうなのに、なぜか与那国島にはいません。


オオイクビカマキリモドキ
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珍奇な姿の昆虫。前脚はカマキリのようで一見ハチのよう。

灯火に飛来する個体を見たことがありますが、日中の森で会うのは初めてです。